6月 5 2010
IMMポジション(06/04公表分)
「円」は、ロングは前週比
3.8%の微増、ショートは前週比
-6.0%の微減、結果売り越しは前週の 10238枚から 6484枚へと更にロング側に移動し、ほぼイーブン状態になってきました。
しかし、今回のIMMポジションが集計された6月1日の翌日、日本では鳩山総理が辞任、次いで小沢幹事長も辞任と言うニュースが流れると、政局不安からか次期首相と目される菅直人の円安選好からか円が売られ始め、金曜日雇用統計直前ではIMMデータ集計時比で、ドル円では1円80銭強まで売られ込みました。
その後雇用統計の失望売りでドル円は1円40銭程度まで下げましたが、6月1日付けデータよりは多少売りポジションが増えている可能性は考えた方が良いかも知れません。
続いて「ユーロ」はロングが -1.4%と微減、ショートも -9.2%減と先週に引き続き共に減少し、売り越し枚数も前週の 106736枚から 93325枚へと微減の状態です。
先週同様、「とりあえず売っておけ」でしょうか。
ただ為替的には金曜日の雇用統計による(経済全体安の)連れ安と、雇用統計発表直前にハンガリーの前政権による粉飾財政が発覚し、第二のギリシャか?との不安要因からユーロの下値攻めが再燃し、一時1.1954と、2006年2月以来の1.2000割れまで下落しました。
この水準まで下落したことで多少のショートポジション消化があったとも、更なるショート積み増しがあるとも言えますが、多少なりとも次週のポジション構成には変化が見られそうです。
IMM
ポジション資料PDF→
IMM_20100601.pdfをダウンロード
6月 13 2010
IMMポジション(06/11公表分)
「円」は、ロングは前週比
-14.1%の減、ショートは前週比
3.4%の微増、結果売り越しは前週の 6484枚から 12547枚へと4週連続して減少してきた売り越しがここに来て反転増加しています。
前週の雇用統計を嫌気している動きが継続しているなら、変わらず売り越し減(=ドル買い減)になるはずが反転していると言うことは、雇用統計の数字はあくまで一過性のもの、基調はリスク回避からリスク選好へ転じつつあり、それは日本時間6月10日未明に発表されたベージブックで各地区連銀すべてが「経済活動は緩やかながら引き続き改善」としていることが裏付けているのではないでしょうか。
続いて「ユーロ」はロングが 2.1%と微増、ショートは 14.1増、売り越し枚数は前週の 93325枚から
111945枚へと、こちらもポジションに反転が見られますが、集計時点では収まりきっていなかったハンガリー問題のことを考えれば過剰な売りではないと思います。
言い換えれば、リスク選好への転換を予感しての「ここが最後の売り時」といった売りオーダーなのかも知れません。
何度も試した1.200の攻防も現在は1.2110ほどまで反発しているのを見ても、底堅さが確認出来、この先数回は下値攻めがあるかも知れませんが、結局割ることなく現在の水準以上はキープするのではないでしょうか。
IMM
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By najirane • IMMポジション • Tags: CFTC, IMMポジション, ガイトナー, 中国, 介入, 利上げ, 売り越し, 実需筋, 投機筋, 日銀, 米証券先物取引委員会, 買い越し