9月 4 2010
CFTC IMMポジション(09/04公表分)
日本時間 9/4午前に、8/31 NYクローズ時点で集計のCFTC IMMポジションが公表されました。
「円」は、ロングが前週比 -3.0%の減少で 61219枚(前週:63086枚)、ショートは前週比 -5.8%の減少で 11315枚(前週:12017枚)、結果、売り越しは前週比 -2.3%の減少となり -49904枚(前週:-51069枚)へと、買い越し度合いが若干下がった形となりました。
ドル円レートから見ると、週初(8/30)にいきなり84円台前半まで落ち込みはしましたが、9/1(水)のロンドン時間に一時86.66円まで売り込まれたとは言え、前週に付けた83.59円の15年来安値を更新出来ず、かといって上値を追うこともなく低迷を続ける。と、ロングショート共に減少した事を如実に表すかのような値動きでした。
また、注目の雇用統計は、それまでに発表された住宅/雇用関連指標の好感を引き継ぐ形で大いに好感され、久々85円台を記録しましたが、直後のISM非製造業景況指数が悲観されると一気にトーンダウン。週間を通じての低迷ゾーンへと逆戻りして引けた形となりました。
続いて「ユーロ」は、ロングが前週比 -6.4%の減少で 51099枚(前週:54591枚)、ショートは前週比 0.6%の微増で 76668枚(前週:76194枚)、結果、売り越しは前週比 18.4%の増加で 21603枚から 25569枚へと、前週・前々週に引き続き更に売り越しを増加しました。
なお、今週も前週に同じくロング減による売り越し増となっています。
つまり、復調見通しはどうやらまだ早いのではないか?と思われてのロングポジション解消による売り越し増。と見ることが出来ます。
ただし、レー トから見た場合は週中盤からの米国指標が好感され景気回復過渡期にあるとの見方からリスク選好的な動きとなり、前週比では100ポイントほど上昇した形で引けています。
ポジションとしてはロングが減少しているのにレートとしては上昇していると言うことは、今回集計の8/31以降、ポジションに変化があることが推測されます。その反動が何時出てくるのか要注視(笑)ですね。
■ 資料ダウンロード
『9/4公表のIMMポジション』→ IMM_20100831.pdf をダウンロード
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9月 11 2010
CFTC IMMポジション(09/11公表分)
日本時間 9/11午前に、9/7 NYクローズ時点で集計のCFTC IMMポジションが公表されました。
「円」は、ロングが前週比
6.9%の増加で 65440枚(前週:61219枚)、ショートは前週比 17.2%の増加で
13257枚(前週:11315枚)、結果、買い越しは前週比 4.6%の増加となり 52183枚(前週:49904枚)へと、直近1年間ではドバイショック時の昨年12/1レベル(56907枚)に相当し、先月8/10(52478枚)に次ぐ年間第3位の買い越し枚数となりました。
ドル円レートから見ても、先週は9/8(水)に年初来安値を更に更新し、ついに83.32円と、15年ぶりに83.30円台を示現しました。
それ以外でも先週は週初月曜日以外はすべて最安値が84円未満と、円高局面も極まるところまで来た。と言う様相を呈しています。
政府・日銀も口先介入やオーバーナイト体制を確認する等パフォーマンスキャンペーンを張っていますが、口先介入発言中に「効果は限定的と思うが」等と漏らしたり、日銀総裁自ら「円高にもメリットはある」などと円高容認発言するようでは、投機筋や諸外国から見透かされても当然でしょう。何よりも、言葉とは裏腹に「断固」対応する意志が全く感じられません。ここまで無能極まり無い民主党政権の金融財務関係者では半島の某国でなら粛清(処刑)レベルの職務怠慢と思います。
続いて「ユーロ」は、ロングが前週比 4.0%の増加で 53156枚(前週:51099枚)、ショートは前週比 0.2%の微増で
76855枚(前週:76668枚)、結果、売り越しは前週比 -7.3%の減少で 25569枚から
23699枚へと、前週・前々週の売り越し増が若干トーンダウンとなりました。
これは多分にロング増による物と思われ、最近発表の米国指標、特に9/3発表の雇用統計等が好感され、リスクオンに傾いてきたように思われます。
先週、ポジションとしてはロングが減少しているのにレートとしては上昇していると言うことは、今回集計の8/31以降、ポジションに変化があることが推測されます。その反動が何時出てくるのか要注視(笑)ですね。
などと書きましたが、「案の定。」と言ったところでした。
腹立ち紛れにここでも書きますが、来るべきモノを想定し、それが来たら瞬時に対応するための行為が「注視」であるべきと思いますが、こと民主党政権にあっては何もしないことを注視と言い換えているか、さもなくば来るべきモノが何かも、取るべき行動が何かもまるで解ってないし知らない。と言うのが実情ではないでしょうか。
■ 資料ダウンロード
『9/11公表のIMMポジション』→
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By najirane • IMMポジション • Tags: CFTC, IMMポジション, ガイトナー, 中国, 介入, 利上げ, 売り越し, 実需筋, 投機筋, 日銀, 米証券先物取引委員会, 買い越し