アメリカ株高⇒原油高⇒ユーロ高 その2

昨晩の米国消費者信頼感指数は[49.3]となり前月から下落。
前月に比べ下落したのは09年2月以来。と言う結果になりましたが、
米国指標が悪い結果であれば本来はドルが下落するのに
ユーロ/ドルでは久々に80超えpip落ちと、反対に動きました。
これは何故かと、チャートを睨みながら考えたのですが、
これもまた「アメリカ株高⇒(原油高⇒)ユーロ高」であり、
今日のことで言えば「アメリカ株安⇒(原油安⇒)ユーロ安」と言うことになります。

20090630_eurusd_djia 左のチャートは上段にEUR/USD
下段にDJIA(ダウ工業株平均)を
時間軸をあわせて
平均足(1分足)で書いた物です。

日本時間 23:00の消費者信頼感指数発表直後
まず、ダウが落ち始め、つられてEUR/USDも落ち
それをフィードバックしたかのように
ダウはさらに落ち、
そしてまたEUR/USDも行動を共にした。
と言う感じですね。

米国消費者信頼感指数の位置付けですが
米国の個人消費はGDPの約70%を占めるため、
消費者マインドを示す経済指標は景況感判断の際に重視されます。

消費者信頼感指数は、消費者のナマの声をベースにしているので、
個人消費との連動性が高く、GDPの消費部門を予測する際に有用とされています。
つまり、消費者関連の指標で強めの数値が出ると個人消費の回復の兆しが
弱めの数値が出ると個人消費は低迷する判断される訳で、
これを株に絡めて考えてみると、先行き不安から株のような投資から為替へと
資金移動が起こることになります。

つまり、株が売られ(株安)⇒為替に移動(ドルに化ける)⇒ドルストレートは相対的に軟化
と言う構図になると言うことでしょうか。

くそっ!今度はやられまいぞ!
(と言うことはやられたのね。σ(^^; (笑))