読めないなぁ…。

今週日曜日、8月30日は衆院選挙です。
おそらくは民主党の大量得票により、自民党から民主党へ
政権交代されることになる思いますが、為替はどうなるか?

これがまったく読めません。

下記の一覧表は、先回自民党が政権を失った、
1993年 第40回衆院選挙時のドル円の変移ですが、
このとき生まれた政権は、政権交代と言うよりも
自民党が過半数を割った事による複数政党入り乱れての連立政権。
今回のように民主党が単独で過半数越えをして政権与党となったわけではありません。
(と既に過半数越えを確信しているあたりは…。)

また、首相指名されたのは肥後熊本藩藩主、細川家の当代当主、細川護煕ですが、
なんと、この衆院選で初当選という、薬なのか毒なのかも解らない存在。
おそらくは諸外国もなんとしてみようもない状況だったことでしょう

ドル円の変移を見ると、選挙前1週間で徐々に下げ、
自民党政権維持ならずを見た事により、さらにその下げ幅を拡大。
細川首相が決定されるとさらに下げる。
と下降の一途を辿りました。

対して今年、今週の推移を見ると、どうやら安値で様子見モード。までは解りますが、
この先が見えません。

周知の事実ですが、民主党が政権を取ると、これまで米国寄りだった姿勢が
中国や半島へと回れ右のように方向転換しますします。
米国にとっては好ましくないことですが、何故か民主党は最近になり
米国の反感を買わないように配慮した方針転換ではない譲歩発言をするようになりました。

また中国は民主党が政権を取ることを見越して、
国策としての経済介入を手控える方針を出してきたように見えます。

米国にとってはあまり好ましくない。
中国にとっては好ましい。政権交代。

これがどのくらいの得票差で実現されるかが変動幅と言うことになるのでしょうけど
それが全く見えないので、週末調整、またほ実質月末調整の今日の相場に
なかなか飛び込めないわけです。

直近は読めませんが、おそらく・・・これまで日本は「世界の中の日本」として
諸外国と対等外交してきましたが、中国は日本が中国よりになったことをいいことに
コバンザメと言うよりも、日本を踏み台にして更なる台頭や覇権を画策するのではないでしょうか?
益は我が手(中国)に、批判と損害は日本に持ってもらう。という感じで。
鳩山論文では夢のような大東亜共栄構想が描かれていますが、中国は覇権国家です。
日本を食い物にして中国がふくれる方法なら・・・
おそらくは経済発展から中国元の上昇に批判が来るだろう事を日本にすり替えて
日本円の高騰に持って行くのではないかなと思います。
例えば、1995年以来の円高再現とか・・・。

1993_2009