先週(05/17~05/21)の為替動向

2010_0521_c 先週の各主要相場は下記のような流れでした。

■米国株式市場 = 下落
■原油先物市場 = もみあい
■NY金先物市場 = 下落 
■ドル円    = 下落(ドル安)
■ユーロドル  = 上昇(ドル安)
■ユーロ円   = もみあい

先週は総じて急落急騰を繰り返す乱暴な相場でした。火を付けたのは火曜日の原油とユーロの暴落です。この火種となったのはシュタルクECB理事が、ドイツ紙FAZに「ECBの最近のユーロ安定化措置は単なる時間稼ぎだった」と語ったことにあります。

そして 5月18日のNY時間昼頃(日本時間深夜)、独当局が「空売りの一時的禁止措置」を発表。この「空売り禁止」にオーストリアは賛同、イギリスは支持、フランスは導入の意志無し。と、様々な反応を表明しましたが、種々の金融資産の流動性低下を危惧した
Pivot_2010_0521 投資家は一斉に手放し、我も我もとそれに続きました。

しかし水曜日。状況は一変しました。ユーロスイスに絡みスイス中銀が介入しました。

これ以外にもユーロの行きすぎた下落に対し各国が協調介入するのではと言う憶測が飛び、主にドル売りからユーロ・ポンドは急反発。

明けて木曜日、米国の金利低下とオーストラリアを始めとした資源国通貨の下落から今度はダウ及びクロス円が急落。

先週もそれ以前からも、ただでさえ手探りに加え不安情報には敏感に反応するので注意。と言うことを書いてきましたが、先週はそれを如実に示すような週となりました。

さて、今週以降の相場ですが、台風の眼は変わらずギリシャ問題です。そして急浮上は米金融規制法案。
その本質と注意すべき点はメルマガ版の方に書きますが、これに起因する動静には要注意です。

■各為替の週足デマーク指標値
 (Demark Range Projection / Demark Pivot Points)

ドル円    
  予想高値   91.48  (DRP) / 91.48  (DPP)
  予想安値   87.50  (DRP) / 87.50  (DPP)
ユーロ円    
  予想高値   119.29  (DRP) / 119.29  (DPP)
  予想安値   106.97  (DRP) / 104.28  (DPP)
ユーロドル    
  予想高値   1.2886  (DRP) / 1.2886  (DPP)
  予想安値   1.2356  (DRP) / 1.2356  (DPP)
ポンド円    
  予想高値   132.50  (DRP) / 132.50  (DPP)
  予想安値   124.40  (DRP) / 124.40  (DPP)
ポンドドル    
  予想高値   1.4506  (DRP) / 1.4506  (DPP)
  予想安値   1.4190  (DRP) / 1.4190  (DPP)

■ 資料ダウンロード:『先週(05/17~05/21)の為替動向』

2010_0521.PDFをダウンロード
◎P1-週間為替リポート保存版PDF
◎P2-先週の主要8相場チャート
◎P3-先週限のドル円、ユーロドル日足6ヶ月分
◎P4-主要通貨のIMMポジション(試作版)
◎P5-先週の4本値と今週のPivot が同梱されています。

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