先週(08/30~09/03)の為替動向

2010_0903_c 先週の各主要相場は下記のような流れでした。

■米国株式市場 = 週初下落~上昇
■原油先物市場 = もみあい
■NY金先物市場 = もみあい
■ドル円    = もみ合い
■ユーロドル  = 週初下落~上昇
■ユーロ円   = 週初下落~上昇

先々週は「政策催促相場」から「政策期待相場」へと好転が期待された週でしたが、明けて先週月曜日(8/30)、その試金石である日本政府・日銀の円高打開政策は予想に違わずサプライズにもインパクトにも欠け、午前中には期待を一身に集め一時85.91円まで上昇したにもかかわらず、
正午過ぎに事前予想通りの内容が発表されると失望売りで85.40円まで下落。
その後の日銀総裁記者会見さらに84.90円に続落。
首相と日銀総裁の会談後さらに加速して84.55円に続落。

何のための会合/会見/会談だったのか全くの肩すかしに終わってしまいました。
もっとも、この動きを見越して、噂買い/事実売りしてた方はそれなり美味しかったのではないでしょうか

Pivot_2010_0903 その後、8/31(火)のLDX-Fixにて83.90円台に急落。
さらにその後、FOMC議事録発表で再び83.80円台まで下落。
明けて 9/1(水) ADP全米雇用報告が弱い結果となり83.66円まで急落すれど、米国債利回りの反発から持ち直し、仕上げのISM製造業指数を好感し、84.65円まで急反発。

そして最終日 9/3全世界注目の雇用統計は予想を上回り、ドル円は一時85.23円まで急騰したものの、次いで発表のISM非製造業指数が予想を下回ったことに加え週末調整も手伝い、84.24円まで 1円近い急落。

と、先週のドル円動向はベンチャー政府とも希代の傀儡政権とも言われる菅直人率いる民主党日本政府によりおとしめられ、米国の自助努力によって持ち直し、希望を与えながら最後はまた疑問符で終わった。と、やはり米国経済が主役と改めて感じた週でした。

■各為替の週足デマーク指標/フィボナッチゾーン
(Demark Range Projection / Fibonacci Zone)

TD Range Projection
USD/JPY Upper: 85.11 / Lower: 82.86
EUR/JPY Upper:109.60 / Lower:107.77
EUR/USD Upper:1.3032 / Lower:1.2758
GBP/JPY Upper:131.93 / Lower:126.87
GBP/USD Upper:1.5513 / Lower:1.5258

Fibonacci Zone USD/JPY
R2 86.88 ~ 87.74 / R1 85.75 ~ 86.02
S1 83.24 ~ 83.50 / S2 81.52 ~ 82.38
Fibonacci Zone EUR/USD
R2 1.3078 ~ 1.3183 / R1 1.2941 ~ 1.2974
S1 1.2635 ~ 1.2667 / S2 1.2426 ~ 1.2530

■資料ダウンロード(以下がひとつのファイルにとりまとめてあります。)
『先週(08/30~09/03)の為替動向』
2010_0903.pdf をダウンロード
◎先週の主要8相場チャート
◎先週限のドル円/ユーロドル日足1年分
◎先週の4本値と今週のPivot
◎週間為替リポート保存版PDF

 

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