先週(09/20~09/24)の為替動向

2010_0924_c 先週の各主要相場は下記のような流れでした。

■米国株式市場 = もみ合い~上昇
■原油先物市場 = もみ合い
■NY金先物市場 = 上昇
■ドル円    = 下落
■ユーロドル  = 上昇
■ユーロ円   = 上昇

85.73円で始まったドル円も週終値は84.18円と、介入が続くのか続かないのか解らないまま手探り相場の中じりじりと値を下げ、通貨全体では相変わらずのドル独歩安です。

介入警戒が続く中、最初の理由になったのは、FOMC声明文中で必要に応じた追加緩和の可能性が示唆されたことで米国債利回りが急落、これに追随しドル円は84.97円と瞬間85円を割り込みました。

明けて水曜日の東京は何とか85円弱を維持しましたが、欧州参入後、米債利回りが過去最低逝きに下落すると84.50円前後まで続落。
更にNY勢参入後、米追加金融緩和期待を背景にドル売りはストップ・ロスを巻き込み 84.26円まで下落。

Pivot_2010_0924 そして最終日13:15頃、突発的なドル買いが発生。ストップロスを巻き込んで85.39円まで急騰しました。
介入かどうかはコメントされていませんが、東京市場で出たかなりまとまった大口ドル買いを為替ディーラー諸氏が介入と勘違いし、我も我もと後追いしたのは良いけれどどうも続く様子が見られない。

と、今度は一斉にドル売り。欧州勢参入後には84.20円付近まで急反落。
その後指標好感やダウ上昇に右往左往しましたが結局、84.20円付近で引ける形となりました。

今週もこの介入警戒肝試し相場が続くと思われますが、日本では日銀短観、米国ではISM製造業指数等、雇用統計への先行指標群がそれぞれ発表されます。変動要因が多い中介入が実行されるか否かを重大な関心を持って注視ですね。

■週足デマーク指標/フィボナッチゾーン
(Demark Range Projection / Fibonacci Zone)

TD Range Projection
USD/JPY Upper: 85.01 / Lower: 83.26
EUR/JPY Upper:112.65 / Lower:109.84
EUR/USD Upper:1.3727 / Lower:1.3257
GBP/JPY Upper:133.80 / Lower:131.03
GBP/USD Upper:1.6002 / Lower:1.5660

Fibonacci Zone USD/JPY
R2 86.40 ~ 87.05 / R1 85.55 ~ 85.75
S1 83.63 ~ 83.84 / S2 82.33 ~ 82.98
Fibonacci Zone EUR/USD
R2 1.3806 ~ 1.3986 / R1 1.3571 ~ 1.3626
S1 1.3046 ~ 1.3101 / S2 1.2686 ~ 1.2866

■資料ダウンロード(以下がひとつのファイルにとりまとめてあります。)
『先週(09/20~09/24)の為替動向』 → 2010_0924.pdf をダウンロード
◎先週の主要8相場チャート
◎先週限のドル円/ユーロドル日足1年分
◎先週の4本値と今週のPivot
◎週間為替リポート保存版PDF

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