先週(10/04~10/08)の為替動向

2010_1008_c 先週の各主要相場は下記のような流れでした。

■米国株式市場 = 上昇
■原油先物市場 = 上昇
■NY金先物市場 = 上昇
■ドル円    = 下落
■ユーロドル  = 上昇
■ユーロ円   = もみ合い

もう今週に入ってしまいましたが、今朝 6:56頃 NZ/AU市場にて、ついに81.37円を示現してしまいました。
1995/04/26の81.15円に次ぐ、歴代6位の円高です。

先週は、米追加金融緩和期待に後押しされ、政府・日銀による介入への挑戦相場のように小刻みに、指標時などは大胆に、円買い進行しました。

週初こそ日銀の追加緩和への期待感から、日経平均上昇に歩調を合わせ円売り優勢となり、一時 83.86円まで上昇しましたが、長続きせず、欧州株安や米2年債利回り低下から83.18円まで下落。

Pivot_2010_1008 明けて火曜日、日銀が「利下げ」・「ゼロ金利時間軸強化」・「量的緩和」・「信用緩和」等々からなる「包括緩和策」を発表すると、これがサプライズとなり一時83.99円まで急騰。
しかし、ドル売り・ユーロ買いの流れは変わらず、ISM非製造業景況指数を好感してダウが上昇すると、リスク・オンのドル売りから瞬間的に82.95円の安値を記録。

そうこうして最終日、10/8(金)に発表された米9月雇用統計の非農業部門雇用者数の予想以上の減少から、82円を割り込み81.90円台まで急落。
さらに米2年債利回りが過去最低水準まで低下した事で81.77円の15年ぶり安値を更新。何とか82円台に復帰して終わることとなりました。

そして冒頭に書いたように週明けは円高攻撃から開始。「介入はない。」「ドル安は既定路線。」そんな意気揚々とした円高推進派に対抗する策は政府・日銀に存在するのでしょうか?注視の継続?否。継続の要があるのは断固とした介入です。

■週足デマーク指標/フィボナッチゾーン
(Demark Range Projection / Fibonacci Zone)

TD Range Projection
USD/JPY Upper: 82.94 / Lower: 80.67
EUR/JPY Upper:117.50 / Lower:110.45
EUR/USD Upper:1.4181 / Lower:1.3788
GBP/JPY Upper:131.88 / Lower:128.83
GBP/USD Upper:1.6125 / Lower:1.5856

Fibonacci Zone USD/JPY
R2 84.80 ~ 85.67 / R1 83.67 ~ 83.93
S1 81.13 ~ 81.40 / S2 79.39 ~ 80.26
Fibonacci Zone EUR/USD
R2 1.4261 ~ 1.4411 / R1 1.4064 ~ 1.4111
S1 1.3625 ~ 1.3671 / S2 1.3325 ~ 1.3475

■資料ダウンロード(以下がひとつのファイルにとりまとめてあります。)
『先週(10/04~10/08)の為替動向』
2010_1008をダウンロード
◎先週の主要8相場チャート
◎先週限のドル円/ユーロドル日足1年分
◎先週の4本値と今週のPivot
◎週間為替リポート保存版PDF

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