先週(11/01~11/05)の為替動向

2010_1105_c 先週の各主要相場は下記のような流れでした。

■米国株式市場 = 上昇
■原油先物市場 = 上昇
■NY金先物市場 = 上昇
■ドル円    = もみ合い・上昇基調
■ユーロドル  = もみ合い・上昇基調
■ユーロ円   = 上昇

波乱が予想された怒濤の1週間は各種不安の軽減から無難にやり過ごせたように思えます。

前週末からのドル安を引き継ぎ、早朝オセアニア市場から、15年来安値を更新する80.22円でスタート。波乱を予感。
そして、東京寄り付き直後に原因不明の高騰が発生。
市場は介入を疑いましたが、二の矢がなかったため、一時81.60円近くまで上伸するもすぐに80.70円前後へと1円近い急上昇急降下。

その後ぱっとしない低空飛行が続くが、23:00発表のISM製造業景況指数が好感されると、ダウ・長期金利が上昇、ドル円も追随反発。明けて火曜水曜も無難に通過。FOMC待ち様相。

Pivot_2010_1105 悲劇の急落か、怒濤の反発か市場の注目を集めたFOMCの前に発表されたADP全米雇用報告、ISM非製造業景況指数は共に予想を上回り、ドル買い・円売りが一気に開花するも、擬介入時の高値を越せず81.50円止まり。

木曜日未明にFOMC声明文でQE2規模が公表されると、発表直後には、80.80円~81.60円の交錯乱高下状態。その後は徐々に利食い売り優勢となりじり安。
翌日はBOEの金利据置きでのポンド上伸を受け下降継続

最終日のイベント、雇用統計は非農業部門雇用者数が、+15.1万人と市場予想の+6.0万人を大きく上回り、一時81.47円まで急騰。しかしまた今回もこのレベル止まり。

このように擬介入含め3度に渡り81.50円を明確に超えることが出来ないと言うことは、まだ、売りが厚い=目線はドル安。と確認出来ます。
週足では久々に太陽線を出現させ、11月進行から利益確定のポジション調整に伴い大反転の予想も出来ますが、それは月後半からのような気もします。今週1週間はまだまだ予断せず様子見。と言うところが正解ではないでしょうか。

■週足デマーク指標/フィボナッチゾーン
(Demark Range Projection / Fibonacci Zone)

TD Range Projection
USD/JPY Upper: 82.08 / Lower: 80.74
EUR/JPY Upper:114.53 / Lower:113.39
EUR/USD Upper:1.4367 / Lower:1.3946
GBP/JPY Upper:133.36 / Lower:130.09
GBP/USD Upper:1.6408 / Lower:1.6069

Fibonacci Zone USD/JPY
R2 82.35 ~ 82.86 / R1 81.68 ~ 81.84
S1 80.18 ~ 80.34 / S2 79.16 ~ 79.67
Fibonacci Zone EUR/USD
R2 1.4478 ~ 1.4639 / R1 1.4268 ~ 1.4318
S1 1.3797 ~ 1.3847 / S2 1.3476 ~ 1.3636

■資料ダウンロード(以下がひとつのファイルにとりまとめてあります。)
『先週(11/01~11/05)の為替動向』
2010_1105.pdf をダウンロード
◎先週の主要8相場チャート
◎先週限のドル円/ユーロドル日足1年分
◎先週の4本値と今週のPivot
◎週間為替リポート保存版PDF

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