11/02 NYクローズ時点集計の米商品先物取引委員会(CFTC) IMM通貨先物取組(IMMポジション)が公表されました。
「円」 は、ロングが前週比 2.9%の増加で 63061枚(前週:61305枚)、ショートは前週比 -8.6%の増加で 16606枚(前週:18176枚)、この結果、買い越しは前週比 7.7%の減少となり 46455枚(前週:43129枚)へと、3週連続のロング減から一転し、枚数増減から見ると前週分の増減がひっくり返されたような数字になっています。
怒濤の1週間となる様相だった先週を過ぎ、FOMC、雇用統計とも無難どころか反発材料にしたような雰囲気ですが、このロング増・ショート減はそれらを材料としたドル円下落を狙ったものではないでしょうか。
それであれば次週の数字は再度反転し、前週までのロング減・ショート増に戻るのかなと言う気もしますが、いかんせん、雇用統計時の「この数字でこの程度?」のドル円上昇では2桁増加・減少ではなく、1桁に収まってしまうような気もします。
先々週から先週は下値攻めの流れそのままに、先々週最終日に80.37円の15年来安値を記録した勢いそのまま11/1(月)には、80.22円と再更新しましたが、今週はこの上昇機運が継続なのか売り場作りなのか。要注視ですね。
続いて「ユーロ」は、ロングが前週比 0.1%の微増で 70185枚(前週:70109枚)、ショートは前週比 6.7%の増加で 31575枚(前週:29604枚)、この結果、買い越しは前週比 -4.7%の減少で 38610枚(前週:40505枚)となりました。
数字だけで見るとさほどではないように見えますが、11/4(木)BOE(英中銀)の金利据え置きを受けたポンド急進からドル急落の流れに乗りユーロも上昇。一時1.4281と年初当時の高値水準まで高騰し、若干下降しながらも最終日金曜の東京時間までは維持、ロンドン~NY時間にはドル上昇に押され1.4000台で引けた形ではありますが、実はこのラインが11/2、IMMポジションの集計時点のレートにほぼ並んでいます。
と言うことは、今回の数字で建てられている玉は損切りされたか、未消化のままと言うことになります。そして1.4200台まで上昇したことによる新たなショート増がどのくらい数字の上乗せとなるか興味津々ですね。
CFTCで扱われる通貨全体では、目立った増減はありませんが、ここ1ヶ月の間、緩やかにロング減となってきていた物が、AUDとCHFを除き一様にロング増となっています。
またBOEの金利据え置きを予想してなのかGBPの2桁増加・2桁減少が目立ちますね。
他にはAUDがショート増なのにNZDがショート減と言うところもなかなか興味深いものがあります。
■ 資料ダウンロード
『11/06公表のIMMポジション』
→ IMM_20101102.pdf をダウンロード
11月 7 2010
CFTC IMMポジション(11/06公表分)
11/02 NYクローズ時点集計の米商品先物取引委員会(CFTC) IMM通貨先物取組(IMMポジション)が公表されました。
「円」 は、ロングが前週比 2.9%の増加で 63061枚(前週:61305枚)、ショートは前週比 -8.6%の増加で 16606枚(前週:18176枚)、この結果、買い越しは前週比 7.7%の減少となり 46455枚(前週:43129枚)へと、3週連続のロング減から一転し、枚数増減から見ると前週分の増減がひっくり返されたような数字になっています。
怒濤の1週間となる様相だった先週を過ぎ、FOMC、雇用統計とも無難どころか反発材料にしたような雰囲気ですが、このロング増・ショート減はそれらを材料としたドル円下落を狙ったものではないでしょうか。
それであれば次週の数字は再度反転し、前週までのロング減・ショート増に戻るのかなと言う気もしますが、いかんせん、雇用統計時の「この数字でこの程度?」のドル円上昇では2桁増加・減少ではなく、1桁に収まってしまうような気もします。
先々週から先週は下値攻めの流れそのままに、先々週最終日に80.37円の15年来安値を記録した勢いそのまま11/1(月)には、80.22円と再更新しましたが、今週はこの上昇機運が継続なのか売り場作りなのか。要注視ですね。
続いて「ユーロ」は、ロングが前週比 0.1%の微増で 70185枚(前週:70109枚)、ショートは前週比 6.7%の増加で 31575枚(前週:29604枚)、この結果、買い越しは前週比 -4.7%の減少で 38610枚(前週:40505枚)となりました。
数字だけで見るとさほどではないように見えますが、11/4(木)BOE(英中銀)の金利据え置きを受けたポンド急進からドル急落の流れに乗りユーロも上昇。一時1.4281と年初当時の高値水準まで高騰し、若干下降しながらも最終日金曜の東京時間までは維持、ロンドン~NY時間にはドル上昇に押され1.4000台で引けた形ではありますが、実はこのラインが11/2、IMMポジションの集計時点のレートにほぼ並んでいます。
と言うことは、今回の数字で建てられている玉は損切りされたか、未消化のままと言うことになります。そして1.4200台まで上昇したことによる新たなショート増がどのくらい数字の上乗せとなるか興味津々ですね。
CFTCで扱われる通貨全体では、目立った増減はありませんが、ここ1ヶ月の間、緩やかにロング減となってきていた物が、AUDとCHFを除き一様にロング増となっています。
またBOEの金利据え置きを予想してなのかGBPの2桁増加・2桁減少が目立ちますね。
他にはAUDがショート増なのにNZDがショート減と言うところもなかなか興味深いものがあります。
■ 資料ダウンロード
『11/06公表のIMMポジション』
→ IMM_20101102.pdf をダウンロード
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By najirane • IMMポジション • Tags: 米商品先物取引委員会 通貨先物 取組 IMMポジション CFTC CME ドル 投機筋 仮需 実需 円 ユーロ 売り越し 買い越し 円高 円安 日銀 金利 FOMC ADP ISM 雇用統計 欧州 ギリシャ 総選挙 QE3 緩和 緊縮