先週(12/27~12/31)の為替動向

2010_1231_c 先週の各主要相場は下記のような流れでした。

■米国株式市場 = 上昇後もみ合い
■原油先物市場 = もみ合い後下落即復帰
■NY金先物市場 = 上昇
■ドル円    = 下落
■ユーロドル  = 上昇
■ユーロ円   = もみ合い

年末週となった先週はドル独歩安となり、ドル円で見た場合、日足・週足・月足・年足いずれもが全て陰線で引けるという完全無欠のドル安となりました。

特に最終日のLDN-Fix時には一時80.93円まで急落、(その後週明け取引直後にも同値まで急落)と、一時取り沙汰された80円割れが、大きな可能性として再燃し、その動向が注目されています。

Pivot_2010_1231 【週前半】前週末に発表の中国利上げ影響は軽微ながら、本邦輸出企業の年末ドル売りやアジア株の下落により、ジリ安基調の中、ドルスイスの史上最安値更新をきっかけに対欧州通貨でのドル売りが強まり1ヶ月ぶりに82円台割れ。

【週中盤】82円前後の水準を上下する中、米7年債入札の好調を受け債券利回り下落に伴い、81.60円台まで下落。翌日の東京時間は日本株の低調を嫌気し更に下落。年末最後の指標コンボ、失業保険、シカゴ、中古住宅販売保留はいずれも好感され、81円台後半まで戻す。

【最終日】欧州早起き組はドル売りで参入、81.28円と前日安値と同値まで下落、対スイスフランや対豪ドルで米ドルが史上最安値を記録すると、ドル円は一時80.93円と、約7週間ぶりのに81円割れ。瞬時に戻しが入るも81円前半で2010年を終了。

■今週の材料(キーワード)
・日足Wトップの完成?・年始の反転相場(アノマリー)
・米国月初の指標群
1/3(月):ISM製造業景況指数
1/4(火):製造業受注、FOMC議事録
1/5(水):ADP全国雇用報告、ISM非製造業景況指数
1/6(木):新規失業保険請求件数
1/7(金):雇用統計、バーナンキ議長証言

■週足デマーク指標/フィボナッチゾーン
(Demark Range Projection / Fibonacci Zone)

TD Range Projection
USD/JPY Lower: 80.01 / Upper: 82.06
EUR/JPY Lower:106.79 / Upper:110.41
EUR/USD Lower:1.3224 / Upper:1.3578
GBP/JPY Lower:124.76 / Upper:127.35
GBP/USD Lower:1.5472 / Upper:1.5792

Fibonacci Zone USD/JPY
R2 83.73 ~ 84.51 / R1 82.71 ~ 82.95
S1 80.41 ~ 80.66 / S2 78.85 ~ 79.63
Fibonacci Zone EUR/USD
R2 1.3644 ~ 1.3780 / R1 1.3467 ~ 1.3509
S1 1.3072 ~ 1.3113 / S2 1.2801 ~ 1.2936

■資料ダウンロード(以下がひとつのファイルにとりまとめてあります。)
『先週(12/27~12/31)の為替動向』
2010_1231.pdf をダウンロード
◎先週の主要8相場チャート
◎先週限のドル円/ユーロドル日足1年分
◎先週の4本値と今週のPivot
◎週間為替リポート保存版PDF

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