先週(1/24~1/28)の為替動向

2011_0128_c 先週の各主要相場は下記のような流れでした。

■米国株式市場 = もみ合い(上昇基調)
■原油先物市場 = 下落(週末急騰)
■NY金先物市場 = もみ合い
■ドル円    = もみ合い(下落基調)
■ユーロドル  = 上昇(週末急落)
■ユーロ円   = 上昇(週末流落)

先々週は週中盤まではFOMC睨みのレンジでしたが、週後半にS&Pによる日本国債の格付け引き下げ、エジプト政情不和によるデモと近隣への飛び火警戒から急騰と急落が交錯する波乱相場となりました。

【週前半】ロシアの自爆テロに伴う米債逃避買いから利回り低下に連れて82.30円台まで反落するも、その後は売買材料が見当たらず、小幅もみ合い。

【週中盤】FOMCでは全会一致で現状維持を採択。失望売りとも言えるドル売りから82.10円台まで急落するが、同時に材料出尽くしから米長期金利が急反発。バンジージャンプのごとく瞬時に82.60円台まで急反発。米長期金利の上昇が一服すると再びドル売り優勢模様へ。

Pivot_2011_0128 【週後半】膠着状態とも言える小動きが続いていたが木曜日16:50過ぎにS&Pが日本の長期国債格付けをAAからAA-に引下げた報道が伝わると円全面安となり、一時83.20円台まで急騰。クロス円も軒並み連れ高。
金曜日ロンドン時間午後頃からエジプトのデモ激化の状況が伝わるとリスク回避の円買いムードが強まり弱めな米国GDPの指標発表が追い打ち、82円まで若干の余地を残して1週間の取引を終える。

■先週の材料(キーワード)
・米国の景気回復期待/・米国の経済指標・決算結果
・エジプトの政情不和~中東諸国への飛び火警戒

■今週の材料(キーワード)
・米国重要指標ウィーク
2/1(火) ISM製造業景況指数
2/2(水) ADP全米雇用報告
2/3(木) 失業保険新規請求件数/ISM非製造業
2/4(金) 雇用統計(非農業部門雇用者数/失業率)

■週足デマーク指標/フィボナッチゾーン
(Demark Range Projection / Fibonacci Zone)

TD Range Projection
USD/JPY Lower: 81.41 / Upper: 82.65
EUR/JPY Lower:109.32 / Upper:113.43
EUR/USD Lower:1.3463 / Upper:1.3686
GBP/JPY Lower:128.22 / Upper:131.43
GBP/USD Lower:1.5672 / Upper:1.5939

Fibonacci Zone USD/JPY
R2 83.66 ~ 84.13 / R1 83.04 ~ 83.19
S1 81.65 ~ 81.80 / S2 80.71 ~ 81.18
Fibonacci Zone EUR/USD
R2 1.3859 ~ 1.3944 / R1 1.3748 ~ 1.3774
S1 1.3498 ~ 1.3525 / S2 1.3328 ~ 1.3413

■資料ダウンロード(以下がひとつのファイルにとりまとめてあります。)
『先週(1/24~1/28)の為替動向』
2011_0128.pdf をダウンロード
◎先週の主要8相場チャート
◎先週限のドル円/ユーロドル日足1年分
◎先週の4本値と今週のPivot
◎週間為替リポート保存版PDF

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