先週(1/31~2/4)の為替動向

2011_0204_c 先週の各主要相場は下記のような流れでした。

■米国株式市場 = 上昇
■原油先物市場 = もみ合い
■NY金先物市場 = もみ合い(週末一段高)
■ドル円    = もみ合い
■ユーロドル  = もみ合い(上昇後下落)
■ユーロ円   = もみ合い

【週前半】エジプト問題に起因するリスクオフの円買いドル売りが継続される形で、週明けスタートは82.00円前後。その後は資源国通貨や欧州通貨が堅調模様となると、ストレートドル市場でのドル売り進行に引きずられじり安。
火曜日に発表の豪RBA理事会声明文で、洪水被害を深刻視してないことが伝わるとドル売りが更に強まる展開。米1月ISM製造業指数の良好な結果を受け、82円間近まで戻すが、金利低下に引きずられドル売り再燃、81.30円台へ。

Pivot_2011_0204 【週中盤】日経平均が落ち着きを取戻し堅調模様となるとドル円もじり高展開に移行。米1月ADP全米雇用報告が市場予想より良かったことに反応して一時81.60円近くまで上昇したが、数字の信憑性からかすぐに反落、81.30円台。

【週後半】日本を除くアジア市場は旧正月で休場。欧州時間後、米債利回り上昇などから再び堅調模様。米1月ISM非製造業指数の良好な結果が伝えられると82円台に急騰するが、上値の重さに81.40円台まで急落。
最終日22:30に発表された米1月雇用統計では非農業部門雇用者数が市場予想を大きく下回るが失業率が9.0%へと低下したことが好感される股裂き状態。急落後即急騰の後はじり高推移し、82.50円近くまで上昇。週末の持ち高調整を経て、82.20円前後にて週を終える。

【先週のポイント】
・経済指数と株式と金利=米国景況感は一喜一憂
・雇用者数伸び悩みなのに失業率は改善?
=統計解釈難航はそのまま景況感判断の難航。

【今週のポイント】
・雇用統計発表明け=統計解釈がどう動くか
・2/9(水):ムーディーズによる国債格付説明会
・2/10(木):週間新規失業保険申請件数
・2/11(金):ミシガン大消費者信頼感指数(速報値)

■週足デマーク指標/フィボナッチゾーン
(Demark Range Projection / Fibonacci Zone)

TD Range Projection
USD/JPY Lower: 81.63 / Upper: 83.00
EUR/JPY Lower:106.31 / Upper:112.05
EUR/USD Lower:1.3403 / Upper:1.3723
GBP/JPY Lower:131.04 / Upper:134.17
GBP/USD Lower:1.5960 / Upper:1.6416

Fibonacci Zone USD/JPY
R2 83.28 ~ 83.80 / R1 82.59 ~ 82.75
S1 81.06 ~ 81.22 / S2 80.01 ~ 80.54
Fibonacci Zone EUR/USD
R2 1.3982 ~ 1.4105 / R1 1.3822 ~ 1.3860
S1 1.3465 ~ 1.3502 / S2 1.3220 ~ 1.3342

■資料ダウンロード(以下がひとつのファイルにとりまとめてあります。)
『先週(1/31~2/4)の為替動向』
2011_0204.pdf をダウンロード
◎先週の主要8相場チャート
◎先週限のドル円/ユーロドル日足1年分
◎先週の4本値と今週のPivot
◎週間為替リポート保存版PDF

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