先週(2/21~2/25)の為替動向

2011_0225_c 先週の各主要相場は下記のような流れでした。

■米国株式市場 = 下落
■原油先物市場 = 上昇
■NY金先物市場 = 上昇
■ドル円    = 下落
■ユーロドル  = 上昇
■ユーロ円   = 下落

リビア及び関係諸国の情勢緊迫化、NZでは大地震、原油は2008/9月来2年半ぶりの100$超え、金は年始に次ぐ1400$超え、反面、ダウは12000$割れ、ドル円は82円割れを示現。と波乱に満ちた展開で、明確な株安/金・原油・円高・ユーロ高となりました。

【週前半】週明けスタートは83.10円付近。
NY市場休場ということもあり熱心な売買は見られない。火曜日朝、NZ地震を背景にクロス円全面安、と同時に日本国債の格下げを発表すると円売りドル買い、更に中東情勢混乱を嫌気したユーロ売りドル買いと三つ巴から市場は混乱、レート的にも諸処にスパイク発生。

【週中盤】レンジは82円台後半に一段階下落。
中東情勢緊迫化に加え米債利回り下落からドル円も82円台前半まで下落。一時的に反発するもじり安継続。

Pivot_2011_0225 【週後半】レンジは82円台ミドル。じり安止まらずN225の下落と共に午後に82円を割り込む。米債利回り下落は止まらず81.50円目前まで下落。
金曜朝、ゴトー日の仲値高値に助けられ、一時的に82円台復帰を果たすが、既に82円はレジスタンス化。欧州時間以降も米国債利回りの低下は止まらずGDP確報値は下方修正、ミシガン確報値は上方修正と、結局なんだか解らない事が嫌気され、週末調整を経て81.60円台で一週間を終わる。

■先週のポイント
・中東情勢・NZ地震等・格付報道等々によるリスクオフ
・逃避先として、スイスフラン・日本円は最適

■今週のポイント
・中東情勢
・雇用統計はじめ重要指標ウィーク

■週足デマーク指標/フィボナッチゾーン
(Demark Range Projection / Fibonacci Zone)

TD Range Projection
USD/JPY Lower: 80.69 / Upper: 82.59
EUR/JPY Lower:110.00 / Upper:112.88
EUR/USD Lower:1.3637 / Upper:1.3950
GBP/JPY Lower:129.14 / Upper:133.52
GBP/USD Lower:1.5952 / Upper:1.6193

Fibonacci Zone USD/JPY
R2 84.16 ~ 84.88 / R1 83.21 ~ 83.43
S1 81.08 ~ 81.31 / S2 79.63 ~ 80.36
Fibonacci Zone EUR/USD
R2 1.4017 ~ 1.4136 / R1 1.3860 ~ 1.3897
S1 1.3510 ~ 1.3547 / S2 1.3271 ~ 1.3391

■資料ダウンロード(以下がひとつのファイルにとりまとめてあります。)
『先週(02/21~02/25)の為替動向』
2011_0225.pdf をダウンロード
◎先週の主要8相場チャート
◎先週限のドル円/ユーロドル日足1年分
◎先週の4本値と今週のPivot
◎週間為替リポート保存版PDF

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