2/1 NYクローズ時点集計の米商品先物取引委員会(CFTC) IMM通貨先物取組(IMMポジション)が日本時間2/5朝、公表されました。
「円」 ロングは前週比 -3.4%の減少で 52648枚(前週:54495枚)、「円」ショートは前週比 -5.0%の減少で 21167枚(前週:22277枚)、共に減少した結果、売買比では買い越し継続。買い越し枚数は前週比 -2.3%の減少となり 31481枚(前週:32218枚)となりました。
レー ト変位では、前火曜→前金曜終値では82.20円→82.10円と円高、前金曜→今火曜終値では82.10円→81.31円と円高、今火曜→今金曜では 81.31円 →82.17円と円安、2週通算の前火曜→今金曜では82.20円→82.17円で円高と、今回のIMM集計後にドル買い戻しがありましたが、総じて円高方向といった様相です。
先々週来、しこっている(ドル円の)売りについて書いてますが、先週末の雇用統計時の戻しを割り引いて考えれば、先週来の淡々とした消化が継続しているかのようです。
月初の重要指標週間を終え今週からはより景況感が相場に反映されてくることになるかと思いますが、日本の国債格下げは一時的な物だったような観があるとはいえ、長期化が想定されるエジプト及び近隣諸国への飛び火懸念は根強くバイアスとなって残ると思います。はっきりとした景況感の具現が待たれますね。
「ユーロ」ロングは前週比 9.4%の増加で 80381枚(前週:73488枚)、「ユーロ」ショートは前週比 -20.0%の減少で 40447枚(前週:50587枚)、この結果、売買比は買い越し増加。買い越し枚数は前週比 74.4%の増加で 39934枚(前週:22901枚)と、昨年9月末の状況に酷似してきました。
レー ト変位では、前火曜→前金曜終値では1.3689→1.3613とユーロ安、前金曜→今火曜終値では1.3613→1.3833とユーロ高、今火曜→今金曜では 1.3833→1.3585とユーロ安、2週通算の前火曜→今金曜では 1.3689→1.3585とユーロ安となっており、集計時点での枚数では前項に書いたように先年9月末を踏襲捨ているようですが、集計後に大きく売られていることを考えると、振り出しに戻ったような形なのかな?とも思えます。
先週、ただ、先週1.3750台を付けた時点で頭打ちになったようにも見えますし、前段でも書いたエジプト状勢の悪化や米国指標によって、週末に作った約100ポイントの下落が再度の上昇を見せる押し目なのか反落の兆しなのかまったく予断を許さない状況と思います。などと書きましたが、一旦は押し目として機能をし、最後の一花で反落。という形に出た様相です。
レートの上昇下降と集計タイミングから勘案すると、どうやらほとんどが決済され、振り出しに戻っていると言うことが出来るかと思います。
CFTCで扱われる通貨全体(MXN除く)では、ロングが前週比 11.15%の増加で 348402枚(前週:313453枚)、ショートは前週比 -11.59%の減少で 139726枚(前週:158048枚)、この結果、売買比は買い越し継続。買い越し枚数は前週比 34.28%の増加で 208676枚(前週:155405枚)と、一層買い越し側にシフトしている様相如実です。
個別に見ると対ポンド・対豪ドル・対フランで買い増加、対フラン以外では軒並み売り減、また、対ユーロ・対ポンド・対豪ドル・対フランで買い越し幅増顕著と、円が蚊帳の外に置かれつつある状況は内心安心できるものがありますが、欧州通貨全般が買い越し増ということは、やはり今般チュニジアから飛び火したエジプト状勢が、他の周辺諸国にも再度飛び火しつつある状況を鑑み、産油国を筆頭とした外国からのリバトリや、自国債券売りの影響が出ているのかと言ったところです。
■ 資料ダウンロード
『2/1集計-2/5公表のIMMポジション』
→ IMM_20110201.pdf をダウンロード
2月 6 2011
CFTC IMMポジション(2/1集計-2/5公表分)
2/1 NYクローズ時点集計の米商品先物取引委員会(CFTC) IMM通貨先物取組(IMMポジション)が日本時間2/5朝、公表されました。
「円」 ロングは前週比 -3.4%の減少で 52648枚(前週:54495枚)、「円」ショートは前週比 -5.0%の減少で 21167枚(前週:22277枚)、共に減少した結果、売買比では買い越し継続。買い越し枚数は前週比 -2.3%の減少となり 31481枚(前週:32218枚)となりました。
レー ト変位では、前火曜→前金曜終値では82.20円→82.10円と円高、前金曜→今火曜終値では82.10円→81.31円と円高、今火曜→今金曜では 81.31円 →82.17円と円安、2週通算の前火曜→今金曜では82.20円→82.17円で円高と、今回のIMM集計後にドル買い戻しがありましたが、総じて円高方向といった様相です。
先々週来、しこっている(ドル円の)売りについて書いてますが、先週末の雇用統計時の戻しを割り引いて考えれば、先週来の淡々とした消化が継続しているかのようです。
月初の重要指標週間を終え今週からはより景況感が相場に反映されてくることになるかと思いますが、日本の国債格下げは一時的な物だったような観があるとはいえ、長期化が想定されるエジプト及び近隣諸国への飛び火懸念は根強くバイアスとなって残ると思います。はっきりとした景況感の具現が待たれますね。
「ユーロ」ロングは前週比 9.4%の増加で 80381枚(前週:73488枚)、「ユーロ」ショートは前週比 -20.0%の減少で 40447枚(前週:50587枚)、この結果、売買比は買い越し増加。買い越し枚数は前週比 74.4%の増加で 39934枚(前週:22901枚)と、昨年9月末の状況に酷似してきました。
レー ト変位では、前火曜→前金曜終値では1.3689→1.3613とユーロ安、前金曜→今火曜終値では1.3613→1.3833とユーロ高、今火曜→今金曜では 1.3833→1.3585とユーロ安、2週通算の前火曜→今金曜では 1.3689→1.3585とユーロ安となっており、集計時点での枚数では前項に書いたように先年9月末を踏襲捨ているようですが、集計後に大きく売られていることを考えると、振り出しに戻ったような形なのかな?とも思えます。
先週、ただ、先週1.3750台を付けた時点で頭打ちになったようにも見えますし、前段でも書いたエジプト状勢の悪化や米国指標によって、週末に作った約100ポイントの下落が再度の上昇を見せる押し目なのか反落の兆しなのかまったく予断を許さない状況と思います。などと書きましたが、一旦は押し目として機能をし、最後の一花で反落。という形に出た様相です。
レートの上昇下降と集計タイミングから勘案すると、どうやらほとんどが決済され、振り出しに戻っていると言うことが出来るかと思います。
CFTCで扱われる通貨全体(MXN除く)では、ロングが前週比 11.15%の増加で 348402枚(前週:313453枚)、ショートは前週比 -11.59%の減少で 139726枚(前週:158048枚)、この結果、売買比は買い越し継続。買い越し枚数は前週比 34.28%の増加で 208676枚(前週:155405枚)と、一層買い越し側にシフトしている様相如実です。
個別に見ると対ポンド・対豪ドル・対フランで買い増加、対フラン以外では軒並み売り減、また、対ユーロ・対ポンド・対豪ドル・対フランで買い越し幅増顕著と、円が蚊帳の外に置かれつつある状況は内心安心できるものがありますが、欧州通貨全般が買い越し増ということは、やはり今般チュニジアから飛び火したエジプト状勢が、他の周辺諸国にも再度飛び火しつつある状況を鑑み、産油国を筆頭とした外国からのリバトリや、自国債券売りの影響が出ているのかと言ったところです。
■ 資料ダウンロード
『2/1集計-2/5公表のIMMポジション』
→ IMM_20110201.pdf をダウンロード
にほんブログ村
為替・FXランキング
By najirane • IMMポジション • Tags: 米商品先物取引委員会 通貨先物 取組 IMMポジション CFTC CME ドル 投機筋 仮需 実需 円 ユーロ 売り越し 買い越し 円高 円安 日銀 金利 FOMC ADP ISM 雇用統計 欧州 ギリシャ 総選挙 QE3 緩和 緊縮