先週の各主要相場は下記のような流れでした。
■米国株式市場 = もみ合い
■原油先物市場 = もみ合い
■NY金先物市場 = もみ合い
■ドル円 = 介入反発あれど下落基調
■ユーロドル = 上昇
■ユーロ円 = 介入反発あれど下落基調
3/17早朝、ドル円はついに76.49円の史上最安値。翌日G7共同で10年ぶりとなる協調介入をするも、実体は日銀単独介入と大差なく市場は失望売り。と、壮絶な結果的には行って来いとなりました。
【週前半】週明けスタートは81.70円台。地震災害により本邦金融機関等の円転警戒から思惑先行で80.60円近くまで円高ドル安傾向となるが、政府筋から介入も辞さない姿勢の示唆や日銀の即日オペによる資金供給策が発表され、82.40円台まで反発するも上値重く、ジリ安。
地震・津波に続き原発が取り沙汰されるようになると日本株が大幅、クロス円を巻き込みドル円は81.20円台。レイトチェックの噂等で急反発する場面もあったが、じり安傾向が継続、NY時間に発表のFOMC声明文では景気判断が上方修正されたものの米国債購入計画と超低金利政策の継続は据え置き。市場は反応に躊躇し、もみ合い~じり安。
【週中盤】水準は80.70円前後。介入警戒感や日本株反発好感し81.20円近くまで反発、しかし、原発状況が重くのしかかり再び81円割れ。NY時間に発表の住宅指標が嫌気されると80.50円をも割り、下落止まるところを知らず、NYクローズ後の木曜早朝には過去最安値だった79.75円を下抜く76.49円と最安値更新。
【週後半】木曜日朝に急遽G7電話会議の招集が決定。介入警戒から79円前後まで反発するが、じり安継続。NY時間に入り失業保険新規請求件数が好感されると78.90円前後まで。その後は78.50円付近で小動き。
金曜日、G7電話会議への期待感から79円台回復。同会議で協調介入が承認されるとの報道とほぼ同時に日銀は大規模ドル買い介入。81円中盤まで急騰。今回はG7が事前表明の協調介入であることから、急激な押し返しもなく、介入警戒相場が続く。
しかし、欧州時間、NY時間と経過するに連れ日本以外の介入が申し訳程度だったことから試し売りはやれやれ売りに転じNYクローズまで加速。80.50円付近で1週間を終わる。
■先週のポイント
・地震・津波・原発の3重難と政府等の対応の甘さ露呈
・ますます混迷のリビアを筆頭とした北アフリカ中東情勢
■今週のポイント
・東北沖地震の経過状況
・北アフリカ・中東情勢には引き続き注目
■週足デマーク指標/フィボナッチゾーン
Demark Range Projection / Fibonacci Zone
TD Range Projection |
USD/JPY |
High: |
75.57 |
|
Low : |
81.52 |
EUR/JPY |
High: |
111.35 |
|
Low : |
115.14 |
EUR/USD |
High: |
1.4018 |
|
Low : |
1.4347 |
GBP/JPY |
High: |
122.53 |
|
Low : |
131.69 |
GBP/USD |
High: |
1.6108 |
|
Low : |
1.6382 |
Fibonacci Zone USD/JPY |
|
R2 |
85.79 |
~ |
88.06 |
R1 |
82.82 |
~ |
83.52 |
S1 |
76.17 |
~ |
76.87 |
S2 |
71.63 |
~ |
73.90 |
|
|
|
|
Fibonacci Zone EUR/USD |
|
R2 |
1.4402 |
~ |
1.4527 |
R1 |
1.4238 |
~ |
1.4276 |
S1 |
1.3870 |
~ |
1.3909 |
S2 |
1.3619 |
~ |
1.374 |
■資料ダウンロード(以下がひとつのファイルにとりまとめてあります。)
『先週(03/14~03/18)の為替動向』
→ 2011_0318.pdf をダウンロード
◎先週の主要8相場チャート
◎先週限のドル円/ユーロドル日足1年分
◎先週の4本値と今週のPivot
◎週間為替リポート保存版PDF
3月 20 2011
先週(3/14~3/18)の為替動向
先週の各主要相場は下記のような流れでした。
■米国株式市場 = もみ合い
■原油先物市場 = もみ合い
■NY金先物市場 = もみ合い
■ドル円 = 介入反発あれど下落基調
■ユーロドル = 上昇
■ユーロ円 = 介入反発あれど下落基調
3/17早朝、ドル円はついに76.49円の史上最安値。翌日G7共同で10年ぶりとなる協調介入をするも、実体は日銀単独介入と大差なく市場は失望売り。と、壮絶な結果的には行って来いとなりました。
【週前半】週明けスタートは81.70円台。地震災害により本邦金融機関等の円転警戒から思惑先行で80.60円近くまで円高ドル安傾向となるが、政府筋から介入も辞さない姿勢の示唆や日銀の即日オペによる資金供給策が発表され、82.40円台まで反発するも上値重く、ジリ安。
地震・津波に続き原発が取り沙汰されるようになると日本株が大幅、クロス円を巻き込みドル円は81.20円台。レイトチェックの噂等で急反発する場面もあったが、じり安傾向が継続、NY時間に発表のFOMC声明文では景気判断が上方修正されたものの米国債購入計画と超低金利政策の継続は据え置き。市場は反応に躊躇し、もみ合い~じり安。
【週中盤】水準は80.70円前後。介入警戒感や日本株反発好感し81.20円近くまで反発、しかし、原発状況が重くのしかかり再び81円割れ。NY時間に発表の住宅指標が嫌気されると80.50円をも割り、下落止まるところを知らず、NYクローズ後の木曜早朝には過去最安値だった79.75円を下抜く76.49円と最安値更新。
【週後半】木曜日朝に急遽G7電話会議の招集が決定。介入警戒から79円前後まで反発するが、じり安継続。NY時間に入り失業保険新規請求件数が好感されると78.90円前後まで。その後は78.50円付近で小動き。
金曜日、G7電話会議への期待感から79円台回復。同会議で協調介入が承認されるとの報道とほぼ同時に日銀は大規模ドル買い介入。81円中盤まで急騰。今回はG7が事前表明の協調介入であることから、急激な押し返しもなく、介入警戒相場が続く。
しかし、欧州時間、NY時間と経過するに連れ日本以外の介入が申し訳程度だったことから試し売りはやれやれ売りに転じNYクローズまで加速。80.50円付近で1週間を終わる。
■先週のポイント
・地震・津波・原発の3重難と政府等の対応の甘さ露呈
・ますます混迷のリビアを筆頭とした北アフリカ中東情勢
■今週のポイント
・東北沖地震の経過状況
・北アフリカ・中東情勢には引き続き注目
■週足デマーク指標/フィボナッチゾーン
Demark Range Projection / Fibonacci Zone
■資料ダウンロード(以下がひとつのファイルにとりまとめてあります。)
『先週(03/14~03/18)の為替動向』
→ 2011_0318.pdf をダウンロード
◎先週の主要8相場チャート
◎先週限のドル円/ユーロドル日足1年分
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By najirane • 為替動向と予想 • Tags: デマーク指標 Demark Range Projection Fibonacci Zone ユーロドル ドル円 クロス円 原油 為替 株式 米国 指標 ダウ 介入 日銀 金融緩和 FRB ECB QE2 QE3 FOMC バーナンキ 出口戦略 ギリシャ イタリア スペイン 緊縮財政 雇用統計