先週(5/9~5/13)の為替動向

2011_0513_c 先週の各主要相場は下記のような流れでした。

■米国株式市場 = もみ合い
■原油先物市場 = もみ合い
■NY金先物市場 = もみ合い
■ドル円    = もみ合い(上昇基調)
■ユーロドル  = 下落(ドル高)
■ユーロ円   = もみ合い(下落基調)

【5/9:月】週明けスタートは80.60円台。東京・欧州とも方向感のない20銭程度のレンジが続くが、NY時間に入りS&Pがギリシャ国債を格下げに反応し米債利回りが低下すると小幅に連れ安するもすぐ戻す。その後ムーディーズがギリシャ国債を格下げ方向で見直すとの報道から今度は大きく80.10円台まで下落。

【5/10:火】東京開始直後は下値模索が継続。底堅さを確認すると欧州時間から上進開始。ギリシャ債務問題懸念も手伝いドル買いが強まると80.80円台まで上昇。NY勢参入後ショートカバーなのか欧州時間の上昇を半値戻し。しかしここでも底堅く徐々に反発。ショートカバー分を全戻し。

Pivot_2011_0513 【5/11:水】NY市場でのドル高を引き継ぎ上昇スタート。仲値後には81円台に復帰。が滞空時間は短く81.80円台で欧州にバトンタッチ。HF勢による大量のユーロ売りの噂からユーロ円下落、ドル円も80.60円台まで連れ安するが、英中銀の四半期報告からポンド円が急騰、ドル円も連れ高し本日2度目の81円超え、瞬間的に81.30円を示現。NY午後に米債利回りが急低下すると80.70円まで急落。しかしここでも底値は硬く徐々に持ち直し81円前後を維持。

【5/12:木】本邦4月貿易収支状況の悪化などから円売り。正午過ぎには81.33円まで上昇、今週の最高値となる。午後から欧州時間にかけてはじり安で81円割れ。NY時間に入り同時に発表された複数米国経済指標は好悪混じり乱高下した後、80.70円台でしばし膠着。その後米債入札不調による米債利回り上昇から徐々に買い戻され81円目前で東京に交代。

【5/13:金】序盤に一時81円超えをするも動意無くじり安。午後に入り東電賠償問題やタリバンの報復テロなどから日本株下落・円買い優勢となり、80.50円割れまで下落。欧州時間以降一旦持ち直すが再度80.33円まで下落。ただしそれ以上の追撃はなく徐々に持ち直す。NY時間に入り米4月CPIがほぼ予想通りとなり81円目前まで上昇するが直後に折り返し。週最後の指標、ミシガン速報値が予想越えとなるとその後はごく僅かなじり高推移にて1週間を終了。

■今週のポイント
5/16:バーナンキFRB議長講演
5/17:米4月住宅着工/建設許可件数
5/18:FOMC議事録公表(4/26-27開催分)
5/19:米新規失業保険新規申請件数
 /々:5月フィラデルフィア連銀景況指数

【週足デマーク指標/フィボナッチゾーン】

TD Range Projection
USD/JPY High: 81.62 / Low : 80.44
EUR/JPY High:123.71 / Low :118.36
EUR/USD High:1.4280 / Low :1.3905
GBP/JPY High:132.35 / Low :128.62
GBP/USD High:1.6354 / Low :1.5984

Fibonacci Zone USD/JPY
R2 81.92 ~ 82.37 / R1 81.33 ~ 81.47
S1 80.15 ~ 80.01 / S2 79.56 ~ 79.11
Fibonacci Zone EUR/USD
R2 1.4583 ~ 1.4727 / R1 1.4396 ~ 1.4440
S1 1.4021 ~ 1.3977 / S2 1.3833 ~ 1.3690

■資料ダウンロード(以下がひとつのファイルにとりまとめてあります。)
『先週(05/09~05/13)の為替動向』
2011_0513.pdf をダウンロード
◎先週の主要8相場チャート
◎先週限のドル円/ユーロドル日足1年分
◎先週の4本値と今週のPivot
◎週間為替リポート保存版PDF

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