【先週(8/1-5)のドル円を中心とした相場の流れ】
【8/1:月】米国債務上限引き上げ/財政削減問題から前週末は76.85円で引けたが、土日の進展状況報道から早朝は30銭ほど窓明けし、77.60円台まで上昇するも利食いも早く、77.15円付近まで戻して東京スタート。
東京始動はオバマ大統領の両党合意会見とも重なり再度78.01円まで急騰、しかし最終結果を待ちたいのかここで頭打ちとなり、昼頃には77.40円台まで調整売り。
欧州序盤に77.65円付近まで戻すも以後は欧州株の伸び悩みからリスクオフとなり、フラン買い加熱からドルスイスは史上最安値更新、クロス円軟化傾向にドル円も連れ安し、東京高値から1円を超える下落。
NY時間に発表のISM製造業が予想割れとなり76.26円まで続落したが、日本政府の緊急対策準備の日経報道から介入警戒が想起され反発。
米議会での財政問題進展を様子見する形で反発は続き、77.20円付近でNYを終了。
【8/2:火】前夜に報道された緊急対策準備を材料に東京は77.50円付近を推移する展開となったが与謝野経財相の「為替介入など聞いていない」発言から77.20円付近まで急落。しかし介入は野田財務省の専断事項である事から与謝野発言は単にトンデモと理解され77.40円付近を推移するレベルに反発。
欧州からNYにかけてはじり安推移となり、NY時間後は個人消費や米株軟調から金利低下から76.90円台まで下押しされるも介入警戒から77.00円前後を底堅く推移。
【8/3:水】米国債務上限・財政削減の妥協的決着から米国景気後退懸念から下押し圧力となるも、介入懸念が底支えし、77.10円付近を上下する小動きに終始。
NY時間に発表のADP雇用統計の好結果となったがその後に発表のISM非製造業が振るわなかったため76.80円台まで下押しとなるが介入警戒から底堅く推移。ダウ復調からドル円も77円台に復帰してNYを終了。
【8/4:木】仲値通過後の10:00。日銀介入発動。約15分で78.40円まで上昇し止まったかに見えたが11:10に第2弾発動で12:20頃には79.12円まで続騰。
12:50頃には78.78円まで戻されたが、ここで第3弾発動。東京終了頃には79.40円付近で頭打ちのように見えたが16:20に第4弾が発動し17:20には79.98円まで続伸。
この後17:55には79.20円まで大きく下押しされたがここで第5弾が発動され最終的に19:10には80.21円。介入開始から3円を超える上げ幅となった。
しかしトヨタ他一部輸出企業の内部レート水準である80円に達したことから以後は戻り基調となり、加えてトリシェECB総裁が欧州経済に対して慎重論を唱えるとクロス円軟化につれてドル円も78.65付近まで連れ安。NY午後からは介入警戒からか79円付近まで反発。
【8/5:金】日本株寄り付き前には79.30円付近まで反発を進めたが、野田財務省の介入慎重発言やNY時間の雇用統計弱含み予想が下押し材料となり昼頃には78.40円まで続落した13時過ぎに1円近い正体不明の急騰があったがほぼ瞬時に行って来い。当局は介入を否定したため未だその正体は不明。
米雇用統計は予想に反した好結果となったが、79円までの瞬間急騰に止まり、急速に値を戻す。78.40円前後で動意無く1週間を終わる。
【8/6:土】日本時間午前9時過ぎ(NY時間午後8時頃)、S&Pが米国債の格付けをAAAからAA+にダウングレード。週明けの波乱相場が予感されることに。
■■■【週足デマーク指標/フィボナッチゾーン】■■■
TD Range Projection
USD/JPY High: 81.28 / Low: 77.34
EUR/JPY High:115.15 / Low:111.17
EUR/USD High:1.4366 / Low:1.3968
GBP/JPY High:132.98 / Low:126.34
GBP/USD High:1.6432 / Low:1.6183
Fibonacci Zone USD/JPY
R2 82.24 ~ 83.75 / R1 80.27 ~ 80.74
S1 76.33 ~ 75.87 / S2 74.36 ~ 72.86
Fibonacci Zone EUR/USD
R2 1.4660 ~ 1.4812 / R1 1.4461 ~ 1.4508
S1 1.4063 ~ 1.4016 / S2 1.3864 ~ 1.3712
■資料ダウンロード(以下がひとつのファイルにとりまとめてあります。)
『先週(08/01~08/05)の為替動向』
→ 2011_0805.pdf をダウンロード
◎先週の主要8相場チャート
◎先週限のドル円/ユーロドル日足1年分+時間足3週間分
◎先週の4本値と今週のPivot
◎週間為替リポート保存版PDF
8月 7 2011
先週(8/1~8/5)の為替動向
【先週(8/1-5)のドル円を中心とした相場の流れ】
【8/1:月】米国債務上限引き上げ/財政削減問題から前週末は76.85円で引けたが、土日の進展状況報道から早朝は30銭ほど窓明けし、77.60円台まで上昇するも利食いも早く、77.15円付近まで戻して東京スタート。
東京始動はオバマ大統領の両党合意会見とも重なり再度78.01円まで急騰、しかし最終結果を待ちたいのかここで頭打ちとなり、昼頃には77.40円台まで調整売り。
欧州序盤に77.65円付近まで戻すも以後は欧州株の伸び悩みからリスクオフとなり、フラン買い加熱からドルスイスは史上最安値更新、クロス円軟化傾向にドル円も連れ安し、東京高値から1円を超える下落。
NY時間に発表のISM製造業が予想割れとなり76.26円まで続落したが、日本政府の緊急対策準備の日経報道から介入警戒が想起され反発。
米議会での財政問題進展を様子見する形で反発は続き、77.20円付近でNYを終了。
【8/2:火】前夜に報道された緊急対策準備を材料に東京は77.50円付近を推移する展開となったが与謝野経財相の「為替介入など聞いていない」発言から77.20円付近まで急落。しかし介入は野田財務省の専断事項である事から与謝野発言は単にトンデモと理解され77.40円付近を推移するレベルに反発。
欧州からNYにかけてはじり安推移となり、NY時間後は個人消費や米株軟調から金利低下から76.90円台まで下押しされるも介入警戒から77.00円前後を底堅く推移。
【8/3:水】米国債務上限・財政削減の妥協的決着から米国景気後退懸念から下押し圧力となるも、介入懸念が底支えし、77.10円付近を上下する小動きに終始。
NY時間に発表のADP雇用統計の好結果となったがその後に発表のISM非製造業が振るわなかったため76.80円台まで下押しとなるが介入警戒から底堅く推移。ダウ復調からドル円も77円台に復帰してNYを終了。
【8/4:木】仲値通過後の10:00。日銀介入発動。約15分で78.40円まで上昇し止まったかに見えたが11:10に第2弾発動で12:20頃には79.12円まで続騰。
12:50頃には78.78円まで戻されたが、ここで第3弾発動。東京終了頃には79.40円付近で頭打ちのように見えたが16:20に第4弾が発動し17:20には79.98円まで続伸。
この後17:55には79.20円まで大きく下押しされたがここで第5弾が発動され最終的に19:10には80.21円。介入開始から3円を超える上げ幅となった。
しかしトヨタ他一部輸出企業の内部レート水準である80円に達したことから以後は戻り基調となり、加えてトリシェECB総裁が欧州経済に対して慎重論を唱えるとクロス円軟化につれてドル円も78.65付近まで連れ安。NY午後からは介入警戒からか79円付近まで反発。
【8/5:金】日本株寄り付き前には79.30円付近まで反発を進めたが、野田財務省の介入慎重発言やNY時間の雇用統計弱含み予想が下押し材料となり昼頃には78.40円まで続落した13時過ぎに1円近い正体不明の急騰があったがほぼ瞬時に行って来い。当局は介入を否定したため未だその正体は不明。
米雇用統計は予想に反した好結果となったが、79円までの瞬間急騰に止まり、急速に値を戻す。78.40円前後で動意無く1週間を終わる。
【8/6:土】日本時間午前9時過ぎ(NY時間午後8時頃)、S&Pが米国債の格付けをAAAからAA+にダウングレード。週明けの波乱相場が予感されることに。
■■■【週足デマーク指標/フィボナッチゾーン】■■■
TD Range Projection
USD/JPY High: 81.28 / Low: 77.34
EUR/JPY High:115.15 / Low:111.17
EUR/USD High:1.4366 / Low:1.3968
GBP/JPY High:132.98 / Low:126.34
GBP/USD High:1.6432 / Low:1.6183
Fibonacci Zone USD/JPY
R2 82.24 ~ 83.75 / R1 80.27 ~ 80.74
S1 76.33 ~ 75.87 / S2 74.36 ~ 72.86
Fibonacci Zone EUR/USD
R2 1.4660 ~ 1.4812 / R1 1.4461 ~ 1.4508
S1 1.4063 ~ 1.4016 / S2 1.3864 ~ 1.3712
■資料ダウンロード(以下がひとつのファイルにとりまとめてあります。)
『先週(08/01~08/05)の為替動向』
→ 2011_0805.pdf をダウンロード
◎先週の主要8相場チャート
◎先週限のドル円/ユーロドル日足1年分+時間足3週間分
◎先週の4本値と今週のPivot
◎週間為替リポート保存版PDF
にほんブログ村
為替・FXランキング
By najirane • 為替動向と予想 • Tags: デマーク指標 Demark Range Projection Fibonacci Zone ユーロドル ドル円 クロス円 原油 為替 株式 米国 指標 ダウ 介入 日銀 金融緩和 FRB ECB QE2 QE3 FOMC バーナンキ 出口戦略 ギリシャ イタリア スペイン 緊縮財政 雇用統計