【対円】非商業ポジション(投機筋)
ロングは前週比 543枚(1.0%)の増加で 52691枚(前週:52148枚)、ショートは前週比 2436枚(8.8%)の増加で 30106枚(前週:27672枚)。双方増の結果、売買比は買越しを継続ながらさらに減少。買越し枚数は前週比 -1891枚(-7.7%)の減少で 22585枚(前週:24476枚)と5週連続コンスタントな減少。売買計は前週比 2977枚(3.7%)の増加で 82797枚(前週:79820枚)となりました。
全体売買枚数構成比(MXN除く)では、ロングはIMM全ロング枚数の 23.7%(前週:23.9%)で -0.2%の減少、ショートはIMM全ショート枚数の 8.5%(前週:8.2%)で 0.3%の増加となりました。
【対円】商業ポジション(実需筋)
ロ ングは前週比 1985枚の増加で 64648枚(前週:62663枚)、ショートは前週比 -3162枚の減少で 76831枚(前週:79993枚)。前週共に大量減少だった後の今回は調整の範囲か微増微減、この結果、売買比は売越しを継続ながら減少が進み、売越し枚数は前週比 -5147枚の減少で 12183枚(前週:17330枚)。売買計は前週比 -1177枚の減少で 141479枚(前週:142656枚)となりました。
非商業ポジション+商業ポジションの合計では 10402枚の買越し、売買計224276枚という事になりますが、今回の数字では調整の範囲と思われる微増微減ながら年末最終日(12/30)引け間際までかけての大量の円買いが次回の数字にどのような影響を与えるか気になるところです。またこの円買いに関しては去る27日に米財務省から出された為替報告書の中で、日本の円売り介入を「米国は支持しなかった」と明記していたところに、30日に財務省が公表した11月29日~12月28日分の為替平衡操作実施状況に介入実績がなかったことが『介入不安無し』の裏付けとなり、買い仕掛けをし易かった状況になったのでは?と想像されますが、そのような辻褄の合う説明が付くからこその『仕掛け』と考えた方が良さそうですね。つまり理由の如何や真偽ではなく、納得してしまう状況にあるかどうかと言う考え方です。
レート変化では、前火曜→前金曜終値で77.82円→78.07円と円安、前火曜→今火曜終値では77.82円→77.87円と円安、今火曜→今金曜では 77.87円→76.90円と円高、2週通算の前火曜→今金曜では77.82円→76.90円で円高。と、前週78円台で引けたのもつかの間、6週ぶりに再び76円台での引けに逆行となりました。
【対ユーロ】非商業ポジション
ロングは前週比 -4374枚(-8.8%)の減少で 45183枚(前週:49557枚)、ショートは前週比 9808枚(6.0%)の増加で 173062枚(前週:163254枚)。この結果、売買比は売り越しを継続。売り越し枚数は前週比 14182枚(12.5%)の増加で 127879枚(前週:113697枚)と、売越し記録は過去最高を更新。また売買計は 5434枚(2.6%)の増加で 218245枚(前週:212811枚)となり、こちらも過去最高記録を更新と、あまり賞賛出来ないアベック記録達成となりました。
全体売買枚数構成比(MXN除く)では、ロングはIMM全ロング枚数の20.3%(前週:22.7%)、ショートはIMM全ショート枚数の48.7%(前週:45.8%)で 0.2%の増加となりました。
レート変化では、前火曜→前金曜終値で 1.3082→1.3043とユーロ安、前火曜→今火曜終値で1.3082→1.3068とユーロ安、今火曜→今金曜では 1.3068→1.2960とユーロ安、2週通算の前火曜→今金曜では 1.3082→1.2960とユーロ安と言う状況です。
先週も偏りすぎている数字から大きな巻き戻しが起きる可能性を書きましたが、既に誰がいつケツをまくってもぶん投げても不思議ではない欧州状況の中で、来年初頭からの1Qではイタリア国債の大量償還が続き、また1/30にはEU首脳会議が予定されています。最大限ここまで待って結局何も無かったときがその時かも知れませんね。
【全体概況】非商業ポジション
CFTCで扱われる通貨全体(MXN除く)では、ロングが前週比 4308枚(2.0%)の減少で 222173枚(前週:217865枚)、ショートは前週比 18532枚(5.5%)の増加で 355207枚(前週:336675枚)、この結果、売買比は売り越し継続。売り越し枚数は前週比 14224枚(12.0%)の増加で 133034枚(前週:118810枚)。売買計では前週比 22840枚(4.0%)の増加で 577380枚(前週:554540枚)となりました。
中2回を置いて再び売り越しが13万枚超えとなりましたが、今回の要因はユーロというわけではなく、スイスフランのロング大量減・ショート増、対円ショート増、ユーロ・ポンドのロング減・ショート増と言った複合要因のように見えますが、ショート優勢の中では加ドルや豪ドルのロング増も陰を失うと言ったところでしょうか。
しかし、ユーロのIMM全体から見たショート占有率48.7%は過半数達成も
12月 31 2011
CFTC IMMポジション(12/27集計-12/30公表分)
【対円】非商業ポジション(投機筋)
ロングは前週比 543枚(1.0%)の増加で 52691枚(前週:52148枚)、ショートは前週比 2436枚(8.8%)の増加で 30106枚(前週:27672枚)。双方増の結果、売買比は買越しを継続ながらさらに減少。買越し枚数は前週比 -1891枚(-7.7%)の減少で 22585枚(前週:24476枚)と5週連続コンスタントな減少。売買計は前週比 2977枚(3.7%)の増加で 82797枚(前週:79820枚)となりました。
全体売買枚数構成比(MXN除く)では、ロングはIMM全ロング枚数の 23.7%(前週:23.9%)で -0.2%の減少、ショートはIMM全ショート枚数の 8.5%(前週:8.2%)で 0.3%の増加となりました。
【対円】商業ポジション(実需筋)
ロ ングは前週比 1985枚の増加で 64648枚(前週:62663枚)、ショートは前週比 -3162枚の減少で 76831枚(前週:79993枚)。前週共に大量減少だった後の今回は調整の範囲か微増微減、この結果、売買比は売越しを継続ながら減少が進み、売越し枚数は前週比 -5147枚の減少で 12183枚(前週:17330枚)。売買計は前週比 -1177枚の減少で 141479枚(前週:142656枚)となりました。
非商業ポジション+商業ポジションの合計では 10402枚の買越し、売買計224276枚という事になりますが、今回の数字では調整の範囲と思われる微増微減ながら年末最終日(12/30)引け間際までかけての大量の円買いが次回の数字にどのような影響を与えるか気になるところです。またこの円買いに関しては去る27日に米財務省から出された為替報告書の中で、日本の円売り介入を「米国は支持しなかった」と明記していたところに、30日に財務省が公表した11月29日~12月28日分の為替平衡操作実施状況に介入実績がなかったことが『介入不安無し』の裏付けとなり、買い仕掛けをし易かった状況になったのでは?と想像されますが、そのような辻褄の合う説明が付くからこその『仕掛け』と考えた方が良さそうですね。つまり理由の如何や真偽ではなく、納得してしまう状況にあるかどうかと言う考え方です。
レート変化では、前火曜→前金曜終値で77.82円→78.07円と円安、前火曜→今火曜終値では77.82円→77.87円と円安、今火曜→今金曜では 77.87円→76.90円と円高、2週通算の前火曜→今金曜では77.82円→76.90円で円高。と、前週78円台で引けたのもつかの間、6週ぶりに再び76円台での引けに逆行となりました。
【対ユーロ】非商業ポジション
ロングは前週比 -4374枚(-8.8%)の減少で 45183枚(前週:49557枚)、ショートは前週比 9808枚(6.0%)の増加で 173062枚(前週:163254枚)。この結果、売買比は売り越しを継続。売り越し枚数は前週比 14182枚(12.5%)の増加で 127879枚(前週:113697枚)と、売越し記録は過去最高を更新。また売買計は 5434枚(2.6%)の増加で 218245枚(前週:212811枚)となり、こちらも過去最高記録を更新と、あまり賞賛出来ないアベック記録達成となりました。
全体売買枚数構成比(MXN除く)では、ロングはIMM全ロング枚数の20.3%(前週:22.7%)、ショートはIMM全ショート枚数の48.7%(前週:45.8%)で 0.2%の増加となりました。
レート変化では、前火曜→前金曜終値で 1.3082→1.3043とユーロ安、前火曜→今火曜終値で1.3082→1.3068とユーロ安、今火曜→今金曜では 1.3068→1.2960とユーロ安、2週通算の前火曜→今金曜では 1.3082→1.2960とユーロ安と言う状況です。
先週も偏りすぎている数字から大きな巻き戻しが起きる可能性を書きましたが、既に誰がいつケツをまくってもぶん投げても不思議ではない欧州状況の中で、来年初頭からの1Qではイタリア国債の大量償還が続き、また1/30にはEU首脳会議が予定されています。最大限ここまで待って結局何も無かったときがその時かも知れませんね。
【全体概況】非商業ポジション
CFTCで扱われる通貨全体(MXN除く)では、ロングが前週比 4308枚(2.0%)の減少で 222173枚(前週:217865枚)、ショートは前週比 18532枚(5.5%)の増加で 355207枚(前週:336675枚)、この結果、売買比は売り越し継続。売り越し枚数は前週比 14224枚(12.0%)の増加で 133034枚(前週:118810枚)。売買計では前週比 22840枚(4.0%)の増加で 577380枚(前週:554540枚)となりました。
中2回を置いて再び売り越しが13万枚超えとなりましたが、今回の要因はユーロというわけではなく、スイスフランのロング大量減・ショート増、対円ショート増、ユーロ・ポンドのロング減・ショート増と言った複合要因のように見えますが、ショート優勢の中では加ドルや豪ドルのロング増も陰を失うと言ったところでしょうか。
しかし、ユーロのIMM全体から見たショート占有率48.7%は過半数達成も
にほんブログ村
為替・FXランキング
By najirane • IMMポジション • Tags: 米商品先物取引委員会 通貨先物 取組 IMMポジション CFTC CME ドル 投機筋 仮需 実需 円 ユーロ 売り越し 買い越し 円高 円安 日銀 金利 FOMC ADP ISM 雇用統計 欧州 ギリシャ 総選挙 QE3 緩和 緊縮