CFTC IMMポジション(3/6集計-3/9公表分)

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IMM_20120306_ページ_1【対円】非商業ポジション(投機筋)
ロングは前週比 -18277枚(-35.4%)の減少で 33281枚(前週:51558枚)、ショートは前週比 -122枚(-0.2%)の減少で 52639枚(前週:52761枚)。ロング大量減・ショート減の結果、売買比は売り越しを継続。売越し枚数は前週比 18155枚(1509.1%)の増加で 19358枚(前週:1203枚)。売買計は前週比 -18399枚(-17.6%)の減少で 85920枚(前週:104319枚)と、5週続いた10万枚超えレベルから一気に8万枚台へ減少しました。
売買枚数占有率(MXN除く)では、ロングはIMM全ロング枚数の 11.9%(前週:16.9%)で -5.0%の減少、ショートはIMM全ショート枚数の 14.3%(前週:15.7%)で -1.4%の減少となりました。

【対円】商業ポジション(実需筋)
ロングは前週比 17826枚の増加で 101188枚(前週:83362枚)、ショートは前週比 -2264枚の減少で 50071枚(前週:52335枚)。ロング増・ショート減の結果、買越しを拡大。買越し枚数は前週比 20090枚の増加で 51117枚(前週:31027枚)。売買計は前週比 15562枚の増加で 151259枚(前週:135697枚)となりました。

投機筋+実需筋の合計では 134469枚のロング、102710枚のショートにより 31759枚の買越し。総売買枚数は237179枚と言うことになりました。

レート変化では、前火曜→前金曜終値で80.49円 →81.80円と円安、前火曜→今火曜終値では80.49円→80.74円と円安、今火曜→今金曜では 80.74円→82.48円と円安、2週通算の前火曜→今金曜では80.49円→82.48円と円安。と、昨年4月初頭以来久々の82円台での週引けなりました。

ここ最近同じ見通しを書いてますが、ギリシャ債務問題の一応の収束で、ギリシャ他ユーロ圏のソブリンリスクから円に逃避していた資金の回収が本格化しているように思えます。このまま円売りが続くのかと言えば、QE3またはそれに類する緩和策が見え隠れしている以上、ドルには先安感もあり、どこかで頭打ちと言うことになるとは思いますが、それをまた見越しての我先な円売りが一時的に増えることも十分あり得る話と思います。 それが一気に2円も嵩上げを果たした今なのか今後も続く話なのかは、8週続いたショート増がマイナスに転じたことや日本国内の年末相場においてそれぞれの思惑衝突や仕掛けがどのような形で出てくるのか注意深く見守りたい。 と言うところです

IMM_20120306_ページ_2【対ユーロ】非商業ポジション(投機筋)
ロングは前週比 4215枚(11.8%)の増加で 39943枚(前週:35728枚)、ショートは前週比 11014枚(7.6%)の増加で 156416枚(前週:145402枚)。この結果、売買比は売り越しを再拡大。売り越し枚数は前週比 6799枚(6.2%)の増加で 116473枚(前週:109674枚)。売買計は 15229枚(8.4%)の増加で 196359枚(前週:181130枚)となりました。

全体売買枚数構成比(MXN除く)では、ロングはIMM全ロング枚数の14.3%(前週:11.7%)、ショートはIMM全ショート枚数の42.6%(前週:43.3%)で、以前から比べれば相当に沈静化してきたとは言え、ここ5週連続の売買数減少が再び増加に転じたことには注意が必要かも知れません。

レート変化では、前火曜→前金曜終値で 1.3459→1.3201とユーロ安、前火曜→今火曜終値で1.3459→1.3115とユーロ安、今火曜→今金曜では 1.3115→1.3122とユーロ高、2週通算の前火曜→今金曜では 1.3459→1.3122とユーロ安と、2/29に1.3485の戻り高値を付けた後の下落は1.31で堪えていると言う状況です。

ユーロ債務問題が一応の決着を見せたことからこれまでの一方的なユーロ売りは減速しましたが、ドルの堅調から下落傾向は多少の変化を見せながらも継続模様と言ったところですが、先週のショート増が新たな売り仕掛けとなるのか決着安堵相場の調整の範囲なのかはこれからも注意深く見ていきたいです。

IMM_20120306_ページ_3【全体概況】非商業ポジション(投機筋)
CFTCで扱われる通貨全体(MXN除く)では、ロングが前週比 -26010枚(-8.5%)の減少で 279416枚(前週:305426枚)、ショートは前週比 31150枚(9.3%)の増加で 367284枚(前週:336134枚)、ロング減ショート増の結果、売買比は売り越しを再拡大。売り越し枚数は前週比 31150枚(186.1%)の増加で 87868枚(前週:30708枚)と倍増。売買計では前週比 5140枚(0.8%)の増加で 646700枚(前週:641560枚)となりました。

これを金額に置き換える と、326.5億ドルのロング、505.6億ドルのショートにより、179.1億ドルの売り越し(MXN除く7通貨計)という事になります。

個別に見た場合、対円を筆頭にユーロ・ポンド以外全てロング減、豪ドルを筆頭に円・フラン以外全てがショート増と言うところから今回の売り越し拡大と言う事につながったかと思われます。また、ユーロ・加ドルの
売買とも増、円・フランの売買とも減と言うところも特徴的なところかと思います。

全体売買枚数構成比から言ったロングベスト3は 豪ドル・加ドル・ユーロ。ショートベスト3はユーロ・ポンド・円と、ロングでユーロが円と交代しております。

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