CFTC IMMポジション(7/31集計-8/3公表分)

資料ダウンロード 『7/31集計-8/3公表のIMMポジション』 → IMM_20120731.pdf (計5p)をダウンロード

IMM_20120731_ページ_1【対円】非商業ポジション(投機筋)
ロングは前週比 3349枚(6.4%)の増加で 55373枚(前週:52024枚)、ショートは前週比 -3844枚(-14.3%)の減少で 23119枚(前週:26963枚)。前週まで2週連続双方増を受け、ロング増は継続したもののショートは一転しての減少の結果、売買比は買越しを拡大。買越し枚数は前週比 7193枚(28.7%)の増加で 32254枚(前週:25061枚)。売買計は前週比 -495枚(-0.6%)の減少で 78492枚(前週:78987枚)となりました。
売買枚数占有率(MXN除く)では、ロングはIMM全ロング枚数の 21.5%(前週:22.2%)で -0.7%の減少、ショートはIMM全ショート枚数の 7.1%(前週:7.5%)で -0.4%の減少となりました。
ドル換算では89億ドルのロング、37億ドルのショートにより、52億ドルの買越し、126億ドルの売買高という事になりました。

【対円】商業ポジション(実需筋)
ロ ングは前週比 -1213枚の減少で 64503枚(前週:65716枚)、ショートは前週比 7569枚の増加で 87144枚(前週:79575枚)。この結果、売買比は前々回売越しに転じたものを拡大、売越し枚数は前週比 8782枚の増加で 22641枚(前週:13859枚)。売買計は前週比 6356枚の増加で 151647枚(前週:145291枚)となりました。

投機筋+実需筋の合計では 119876枚のロング、110263枚のショートにより 9613枚の買越し。総売買枚数は 230139枚と言うことになりました。

レート変化では、前火曜→前金曜終値で78.16円→78.41円と円安、前火曜→今火曜終値では78.16円→78.10円と円高、今火曜→今金曜では 78.10円→78.45円と円安、2週通算の前火曜→今金曜では78.16円→78.45円と円安。遠くて近い79円と言う状態です。

IMM_20120731_ページ_2【対ユーロ】非商業ポジション(投機筋)
ロングは前週比 1826枚(4.6%)の増加で 41327枚(前週:39501枚)、ショートは前週比 -14246枚(-7.3%)の減少で 180321枚(前週:194567枚)。2週連続のロング増ショート減の結果、売買比は売り越しをさらに縮小。売り越し枚数は 前週比 -16072毎(-10.4%)の減少で 138994枚(前週:155066枚)となりました。売買計は -12420枚(-5.3%)の減少で 221648枚(前週:234068枚)となりました。
売買枚数占有率(MXN除く)では、ロングはIMM全ロング枚数の16.0%(前週:16.9%)、ショートはIMM全ショート枚数の55.5%(前週:53.9%)と、売越し減少ながらも売買占有率では過半数越え継続となりました。
金額換算では64億ドルのロング、277億ドルのショートにより、214億ドルの売り越し、売買計は341億ドルという事になります。

【対ユーロ】商業ポジション(実需筋)
ロングは前週比 -14563枚の減少で 234082枚(前週:248645枚)、ショートは前週比 4505枚の増加で 61370枚(前週:56865枚)。この結果、売買比は買越し継続。買越し枚数は 前週比 -19068枚の減少で 172712枚(前週:191780枚)となりました。売買計は -10058枚の減少で 295452枚(前週:305510枚)となりました。
投機筋+実需筋の合計では 275409枚のロング、241691枚のショートにより 33718枚の買越し。総売買枚数は 517100枚と言うことになりました。

レート変化では、前火曜→前金曜終値で 1.2060→1.2318とユーロ高、前火曜→今火曜終値で1.2060→1.2298とユーロ高、今火曜→今金曜では 1.2298→1.2383とユーロ高、2週通算の前火曜→今金曜では 1.2060→1.2383と、先々週のあわや1.20割れからの反騰模様となっております。

IMM_20120731_ページ_3【全体概況】非商業ポジション(投機筋)
CFTCで扱われる通貨全体(MXN除く)では、ロングが前週比 23522枚(10.0%)の増加で 257619枚(前週:234097枚)、ショートは前週比 -36245枚(-1.0%)の減少で 324946枚(前週:361191枚)。この結果、売り越し枚数は前週比 -59767枚(-47.0%)の減少で 67327枚(前週:127094枚)と半減。売買計は前週比 -12723枚(-2.2%)の減少で 582565枚(前週:595288枚)となりました。

ドル換算では、315.1億ドルのロング、443.2億ドルのショートにより、128.1億ドルの売り越し(MXN除く7通貨計)という事になります。

対円・対ユーロ・対豪ドル・対NZドルらは先回の踏襲売買でしたが、対ポンド・対フラン・が先回とは反転売買となり、結果的にショート減傾向が強くなったことから今回の売越し減少に結びついた。と言うところが概況ですが、対加ドルでショート大量減は特に注目されるところでこれにより対加ドルは買い越しに転じております。

全体売買枚数構成比から言ったロングベスト3は 豪ドル・円・ユーロ。ショートベスト3はユーロ・豪ドル・ポンドとなっており、変わらず豪ドル取引が盛んな模様です。

データ参照先:CFTC Historical Compressed

資料ダウンロード 『7/31集計-8/3公表のIMMポジション』 → IMM_20120731.pdf (計5p)をダウンロード

・P1:対円投機筋ポジションデータと推移グラフ
・P2:対ユーロ投機筋ポジションデータと推移グラフ
・P3:IMM取り扱い通貨ポジションデータと推移グラフ
・P4:対円投機筋+実需筋ポジションデータと推移グラフ
・P5:対ユーロ投機筋+実需筋ポジションデータと推移グラフ

なお、多くのIMM解説サイトでは火曜集計データであるIMM売買動向に対し、週末金曜締めの為替レートのみ参考掲載としてますが、締め日を合わせてこその統計であり対比ではないか?と、IMM集計時点(=火曜締め)と週末金曜締めを双方共グラフ表示しているのは数多の公開サイトの中でも希有な特長と自負しております。

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