CFTC IMMポジション(6/25集計-6/28公表分)

 

先週はその前週にあったFOMCとバーナンキ会見から資産購入規模の縮小観測が高まりドルが一段高となり、98円前後からのスタートとなったものの週末の指標前の一旦調整からか火曜日(6/25)には96.958円と一時的に97円割れ、その後週末にかけて指標値も後押しして99.400円の週高値を付け99.176円と99円台での引けとなりましたが、今回のIMM集計は一旦調整が入り週安値となった火曜日NYクローズ時のものとなります。

6/25付IMM集計、対円では4週連続のロング増・ショートは3週連続減からの一転増と双方増となり、売り越しは微減・売買計は増加。 対ユーロは3週連続のロング増からの一転減・5週連続のショート減と双方減の結果、買い越しが若干縮小するものの転換2週目・売買計は微減。
なお、IMM全体においてのロング側へのシフト模様は今回のロング減少のため頭打ちのような状況にも見えます。

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IMM_20130625_P1

■資料PDF内容

・P1 対円投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)

・P2 対ユーロ投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)

・P3 CFTC IMMポジションに管掌される8通貨の投機筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数

・P4 対円投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)

・P5 対ユーロ投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)

IMM_20130625_P3

※CFTC IMMポジションとは米商品先物取引委員会(CFTC)に全米の各取引所から報告された、International Monetary Market 通貨先物取組を集計したもので、毎週火曜日のNYクローズ時点での集計が金曜日のNYクローズ後(日本時間では土曜日早朝)に公表されます。
データ参照先:CFTC Historical Compressed

※IMMポジションは市場全体の動きではなく、あくまでCFTCに報告された数字だけであり、投機筋/実需筋という分け方も便宜的なものです、また、あくまで過去指標として為替の価格変動を後追いするだけの物であり、将来の価格変動を予測出来る材料ではないと言うことは否めませんが、現状の貿易収支や政治経済情勢を勘案し、過去の動向などに照らし合わせることにより、相場のファンダメンタル=特に市場の方向性や過熱感、いわば潮目として認識したり、相場のダイナミズムを数字から可視化していくことで大局観・相場観を得る事には有効です。

CFTC IMMポジション(6/25集計-6/28公表分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20130625.pdf

 

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