CFTC IMMポジション(1/14付集計-1/17公開分)

 

先々週末 1/10(金)の全米雇用統計で1週間分の値幅を吐き出し、週明け直後はほぼ同じ値幅を続落、雇用統計直前から数えれば都合約2円50銭落ちから反発をしたものの105円台の復活はならず104円台前半で1週間を終えた先週ですが、今回の集計は週初の下落~V字反発しきった処=週初値=週終値というレート的には興味深いレベルでの集計となります。

1/14付IMM集計、対円では2週連続のロング減・3週連続のショート減の双方減となり、売り越しは11万枚台に後退・売買計も13万枚台と昨年11月レベルまで減少。 対ユーロは3週連続のロング減・4週連続のショート増となり、買い越しは1万枚割れ・売買計は微増。
なお、IMM全体においては、縮小からショート方向に向きかけている模様です。

CFTC IMMポジション(1/14付集計-1/17公開分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20140114.pdf

IMM_20140114_P1■資料PDF内容

・P1 対円投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)

・P2 対ユーロ投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)

・P3 CFTC IMMポジションに管掌される8通貨の投機筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数

・P4 対円投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)

・P5 対ユーロ投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)

IMM_20140114_P3※CFTC IMMポジションとは米商品先物取引委員会(CFTC)に全米の各取引所から報告された、International Monetary Market 通貨先物取組を集計したもので、毎週火曜日のNYクローズ時点での集計が金曜日のNYクローズ後(日本時間では土曜日早朝)に公表されます。
データ参照先:CFTC Historical Compressed

※IMMポジションは市場全体の動きではなく、あくまでCFTCに報告された数字だけであり、投機筋/実需筋という分け方も便宜的なものです、また、あくまで過去指標として為替の価格変動を後追いするだけの物であり、将来の価格変動を予測出来る材料ではないと言うことは否めませんが、現状の貿易収支や政治経済情勢を勘案し、過去の動向などに照らし合わせることにより、相場のファンダメンタル=特に市場の方向性や過熱感、いわば潮目として認識したり、相場のダイナミズムを数字から可視化していくことで大局観・相場観を得る事には有効です。

CFTC IMMポジション(1/14付集計-1/17公開分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20140114.pdf

 

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