CFTC IMMポジション(4/8付集計-4/11公開分)

 

先週のドル円は前週最終日の雇用統計絡みで下落したまま始まり、火曜日のBOJ及び続く黒田日銀総裁の発言からも追加緩和期待が喪失し102円割れの一段安へ急落、そのまま浮上することなく101円中盤で終わった1週間でしたが、今回のIMM集計はBOJ後の一段安がもっとも突っ込んだ頃のものとなります。

4/8付IMM集計、対円では反転のロング減・反転のショート減の双方減から、売り越しは8万枚代後半で微減・売買計は11万枚台へ減。 対ユーロは3週連続のロング減・3週連続のショート増から、買い越し・売買計とも減少。
なお、IMM全体においてはロング方向へシフトにブレーキが掛かり、前々週とほぼ同値のイーブンに近い形へと戻りました。

CFTC IMMポジション(4/8付集計-4/11公開分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20140408.pdf

IMM_20140408_P1■資料PDF内容

・P1 対円投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)

・P2 対ユーロ投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)

・P3 CFTC IMMポジションに管掌される8通貨の投機筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数

・P4 対円投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)

・P5 対ユーロ投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)

IMM_20140408_P3※CFTC IMMポジションとは米商品先物取引委員会(CFTC)に全米の各取引所から報告された、International Monetary Market 通貨先物取組を集計したもので、毎週火曜日のNYクローズ時点での集計が金曜日のNYクローズ後(日本時間では土曜日早朝)に公表されます。
データ参照先:CFTC Historical Compressed

※IMMポジションは市場全体の動きではなく、あくまでCFTCに報告された数字だけであり、投機筋/実需筋という分け方も便宜的なものです、また、あくまで過去指標として為替の価格変動を後追いするだけの物であり、将来の価格変動を予測出来る材料ではないと言うことは否めませんが、現状の貿易収支や政治経済情勢を勘案し、過去の動向などに照らし合わせることにより、相場のファンダメンタル=特に市場の方向性や過熱感、いわば潮目として認識したり、相場のダイナミズムを数字から可視化していくことで大局観・相場観を得る事には有効です。

CFTC IMMポジション(4/8付集計-4/11公開分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20140408.pdf

 

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