CFTC IMMポジション(9/30付集計-10/3公開分)

 

先週のドル円は、月末~月初をまたぎ月度変わりのポジション調整や雇用統計を始めとする月初の重要指標が居並ぶ週でしたが、月末をじり上げ月が変わった10月1日(水)には2008年8月以来となる110円を達成、しかしその後雇用統計前にあわや108円割れまで押される展開を迎え、雇用統計でのサプライズに押され分を全戻しと、非常に大きな値動きとなった週となりました。今週のIMM集計は110円達成直前という時分のものとなります。

9/30付IMM集計、対円では反転のロング増・3週連続のショート増から、売り越しは本年1月以来となる12万枚台乗せの120878枚・売買計も昨年3月以来となる18万枚台乗せの180698枚へと増化。 対ユーロは双反転のロング増・ショート増から、売り越しは137525枚へ反転減・売買計は271585枚へと若干増。IMM全体では、売り越しは273890枚・売買計は772850枚へと双方増となり、全体としてショート方向へ転向なのか拡大なのかはっきりしない模様となっております。

CFTC IMMポジション(9/30付集計-10/3公開分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20140930.pdf

 

IMM_20140930_P1■資料PDF内容

・P1 対円投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)

・P2 対ユーロ投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)

・P3 CFTC IMMポジションに管掌される8通貨の投機筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数

・P4 対円投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)

・P5 対ユーロ投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)

IMM_20140930_P3※CFTC IMMポジションとは米商品先物取引委員会(CFTC)に全米の各取引所から報告された、International Monetary Market 通貨先物取組を集計したもので、毎週火曜日のNYクローズ時点での集計が金曜日のNYクローズ後(日本時間では土曜日早朝)に公表されます。
データ参照先:CFTC Historical Compressed

※IMMポジションは市場全体の動きではなく、あくまでCFTCに報告された数字だけであり、投機筋/実需筋という分け方も便宜的なものです、また、あくまで過去指標として為替の価格変動を後追いするだけの物であり、将来の価格変動を予測出来る材料ではないと言うことは否めませんが、現状の貿易収支や政治経済情勢を勘案し、過去の動向などに照らし合わせることにより、相場のファンダメンタル=特に市場の方向性や過熱感、いわば潮目として認識したり、相場のダイナミズムを数字から可視化していくことで大局観・相場観を得る事には有効です。

CFTC IMMポジション(9/30付集計-10/3公開分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20140930.pdf

 

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