先週(12/1~12/5)の動向及び過去4週(11/10~12/5)の主要通貨4本値&チャート、及び次週(12/8~)用各種ピボットデータ・フィボナッチゾーン等
月初重要指標の集注する12月第1週のドル円は、前週の堅調地合いを引き継いでのスタートとなりましたが、ムーディーズが突然の日本国債格付けの引き下げを発表したことにより乱高下、しかし約1円のシフトダウンからの仕切り直しは堅調ぶりを引き継ぎ、最終金曜日での雇用統計においてサプライズな好結果からついに121円乗せを果たし、そのまま121円台を維持しての終了となりました。
ここ数週間ほど、直近数日の時間足ベースでは追いつかない情況に月足を用いて年内に意識されるレートをいくつか考えておりましたが、最後に考えられる「あわよくば122円」と言う目算すら達成しそうな勢いに、例年なら閑散となる師走相場もまだまだ活況を呈しそうですね。
(左図:1990年1月頃からの月足チャート)
初日12/1(月)東京は前週からの堅調地合いに日経の上昇も手伝い早朝から119円を上抜くが、その後一旦小休止したところにムーディーズが日本の政府債務格付をAa3からA1に引き下げを発表、直後円売りでの反応から一転して円買い反応に代わり、118.08円付近まで約1円の急落と乱高下、欧州時間に一旦は持ち直すがNY時間に入りダウの軟調から今度は118円割れ、しかしISMの数字が好感されドル円は118.30円付近まで反発。明けて12/2(火)日経が軟調推移する中、ドル円は下値の底堅さを固持すると徐々に反発を開始、欧州時間序盤には日経先物の堅調に後押しされ119円を回復、NY時間以降も米債利回りやダウの堅調、加えて住宅指標の数字も好感され119.30円近くまで上進し年初来高値を更新。明けて12/3(水)堅調維持のドル円は仲値に向けて買い優勢だったが、119.42円付近まで上昇後一服、しかしここでも底堅さが確認されると欧州時間から上昇を再開しNY時間前には東京で付けた年初来高値を再更新、NY時間に入り米債利回り上昇やISM等の指標好感から119.78円付近まで上値を拡大し、続くベージュブックにおいても勢いが止まらず119.80円水準を維持。明けて12/4(木)ドル円の買い意欲が続く中120円を目前に攻防が続いた1日、NY時間にドラギECB総裁が緩和に言及しなかったタイミングでユーロの反対売買で120円の大台を突破し一時120.24円まで急騰したが直後に119.33円付近まで急反落、しかしまたその直後には再び119.90円付近まで激しく乱高下。最終日12/5(金)雇用統計を控えたこの日も序盤から堅調な動きとなり午後には120円を回復、欧州時間には120円中盤となり上昇が続いたが、雇用統計発表の1分前に仕掛けと見られる大量の売りにドル円は120.10円付近まで急落、そして発表された雇用統計はサプライズな数字となり瞬時に121円を上抜くとそのまま上昇を続け121.68円を記録、NYも午後となると週末調整から熱も引いて来たが121.45円付近にて1週間を終了。
資料PDFダウンロード → Pivot_2014_1205.pdf
■PDF資料(計3p)の内容
●P1:ドル円/ユーロ円/ユーロドル/ポンド円/ポンドドルの過去5日分日足及び過去4週分(週足)の4本値と値幅、及びそこから算出されるWilderピボット/Demarkピボット/Demarkレンジ/フィボナッチゾーン
●P2:IMMで扱われる主要対ドル8通貨とダウ先/日経/金/オイルの過去5日分日足及び過去5週分週足の4本値
●P3:IMM取り扱いの対ドル主要8通貨の先週1週間チャート(1H足&週間Hi-Lo&SuperBollinger+スパンモデルもどき)
■次週(12/8~)用 主要通貨の週間Fibonacci Zone
Fibonacci Zone USD/JPY |
R2 |
124.13 |
~ |
125.59 |
R1 |
122.22 |
~ |
122.67 |
S1 |
118.40 |
~ |
117.95 |
S2 |
116.49 |
~ |
115.03 |
Fibonacci Zone EUR/USD |
R2 |
1.2589 |
~ |
1.2679 |
R1 |
1.2472 |
~ |
1.2499 |
S1 |
1.2237 |
~ |
1.2209 |
S2 |
1.2119 |
~ |
1.2029 |
■次週(12/8~)用 主要通貨の週間TD Range Projection
TD Range Projection |
USD/JPY |
High: |
123.45 |
Low: |
119.63 |
EUR/JPY |
High: |
147.47 |
Low: |
140.46 |
EUR/USD |
High: |
1.2396 |
Low: |
1.2161 |
GBP/JPY |
High: |
191.67 |
Low: |
187.02 |
GBP/USD |
High: |
1.5666 |
Low: |
1.5473 |
先週(12/1~12/5)の動向及び過去4週(11/10~12/5)の主要通貨4本値&チャート、及び次週(12/8~)用各種ピボットデータ・フィボナッチゾーン等
資料PDFダウンロード → Pivot_2014_1205.pdf
こちらも併せてご覧ください。『なじらね流 Pivot_Trade (連載4回)』
~pivotの多様な考え方とその応用~
第1回:PIVOTという概念
第2回:WilderのPivotとその概念図
第3回:Wilder “以外の” Pivot
第4回:BollingerBandとの関係
12月 7 2014
先週(~2014/12/5)の動向と主要通貨4本値及び今週のPivot
先週(12/1~12/5)の動向及び過去4週(11/10~12/5)の主要通貨4本値&チャート、及び次週(12/8~)用各種ピボットデータ・フィボナッチゾーン等
月初重要指標の集注する12月第1週のドル円は、前週の堅調地合いを引き継いでのスタートとなりましたが、ムーディーズが突然の日本国債格付けの引き下げを発表したことにより乱高下、しかし約1円のシフトダウンからの仕切り直しは堅調ぶりを引き継ぎ、最終金曜日での雇用統計においてサプライズな好結果からついに121円乗せを果たし、そのまま121円台を維持しての終了となりました。
ここ数週間ほど、直近数日の時間足ベースでは追いつかない情況に月足を用いて年内に意識されるレートをいくつか考えておりましたが、最後に考えられる「あわよくば122円」と言う目算すら達成しそうな勢いに、例年なら閑散となる師走相場もまだまだ活況を呈しそうですね。
(左図:1990年1月頃からの月足チャート)
初日12/1(月)東京は前週からの堅調地合いに日経の上昇も手伝い早朝から119円を上抜くが、その後一旦小休止したところにムーディーズが日本の政府債務格付をAa3からA1に引き下げを発表、直後円売りでの反応から一転して円買い反応に代わり、118.08円付近まで約1円の急落と乱高下、欧州時間に一旦は持ち直すがNY時間に入りダウの軟調から今度は118円割れ、しかしISMの数字が好感されドル円は118.30円付近まで反発。明けて12/2(火)日経が軟調推移する中、ドル円は下値の底堅さを固持すると徐々に反発を開始、欧州時間序盤には日経先物の堅調に後押しされ119円を回復、NY時間以降も米債利回りやダウの堅調、加えて住宅指標の数字も好感され119.30円近くまで上進し年初来高値を更新。明けて12/3(水)堅調維持のドル円は仲値に向けて買い優勢だったが、119.42円付近まで上昇後一服、しかしここでも底堅さが確認されると欧州時間から上昇を再開しNY時間前には東京で付けた年初来高値を再更新、NY時間に入り米債利回り上昇やISM等の指標好感から119.78円付近まで上値を拡大し、続くベージュブックにおいても勢いが止まらず119.80円水準を維持。明けて12/4(木)ドル円の買い意欲が続く中120円を目前に攻防が続いた1日、NY時間にドラギECB総裁が緩和に言及しなかったタイミングでユーロの反対売買で120円の大台を突破し一時120.24円まで急騰したが直後に119.33円付近まで急反落、しかしまたその直後には再び119.90円付近まで激しく乱高下。最終日12/5(金)雇用統計を控えたこの日も序盤から堅調な動きとなり午後には120円を回復、欧州時間には120円中盤となり上昇が続いたが、雇用統計発表の1分前に仕掛けと見られる大量の売りにドル円は120.10円付近まで急落、そして発表された雇用統計はサプライズな数字となり瞬時に121円を上抜くとそのまま上昇を続け121.68円を記録、NYも午後となると週末調整から熱も引いて来たが121.45円付近にて1週間を終了。
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■PDF資料(計3p)の内容
●P1:ドル円/ユーロ円/ユーロドル/ポンド円/ポンドドルの過去5日分日足及び過去4週分(週足)の4本値と値幅、及びそこから算出されるWilderピボット/Demarkピボット/Demarkレンジ/フィボナッチゾーン
●P2:IMMで扱われる主要対ドル8通貨とダウ先/日経/金/オイルの過去5日分日足及び過去5週分週足の4本値
●P3:IMM取り扱いの対ドル主要8通貨の先週1週間チャート(1H足&週間Hi-Lo&SuperBollinger+スパンモデルもどき)
■次週(12/8~)用 主要通貨の週間Fibonacci Zone
■次週(12/8~)用 主要通貨の週間TD Range Projection
先週(12/1~12/5)の動向及び過去4週(11/10~12/5)の主要通貨4本値&チャート、及び次週(12/8~)用各種ピボットデータ・フィボナッチゾーン等
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こちらも併せてご覧ください。『なじらね流 Pivot_Trade (連載4回)』
~pivotの多様な考え方とその応用~
第1回:PIVOTという概念
第2回:WilderのPivotとその概念図
第3回:Wilder “以外の” Pivot
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By najirane • 為替動向と予想 • Tags: 4本値, Demark, EUR, Fibonacci, JPY, N225, Pivot, USD, Wilder, フィボナッチゾーン, 日経