8月 16 2014
CFTC IMMポジション(8/12付集計-8/15公開分)
先週のドル円は、102円処からスタートし1週間をかけ淡々と上昇、102.65円どころで頭を押さえられながら次週に103円トライの足場を固めるか?と思われた最終日にウクライナの武力衝突の報道から1週間分の約半値戻しの憂き目に遭い102.30円処どころでの終了と言う形となりましたが、今週のIMM集計は順調に上昇途上のものとなります。
8/12付IMM集計、対円では2週連続のロング増・反転のショート減から、売り越しは81097枚・売買計は106133枚と共に減少。 対ユーロは4週連続のロング減・反転のショート減から、売り越しは126017枚・売買計は229209枚へと共に微減。IMM全体では、売り越しは144701枚・売買計は647433枚へと共に減少し、いずれにおいても夏枯れ相場と言った様相になっております。
CFTC IMMポジション(8/12付集計-8/15公開分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20140812.pdf
・P1 対円投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P2 対ユーロ投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P3 CFTC IMMポジションに管掌される8通貨の投機筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数
・P4 対円投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P5 対ユーロ投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
※CFTC IMMポジションとは米商品先物取引委員会(CFTC)に全米の各取引所から報告された、International Monetary Market 通貨先物取組を集計したもので、毎週火曜日のNYクローズ時点での集計が金曜日のNYクローズ後(日本時間では土曜日早朝)に公表されます。
データ参照先:CFTC Historical Compressed
※IMMポジションは市場全体の動きではなく、あくまでCFTCに報告された数字だけであり、投機筋/実需筋という分け方も便宜的なものです、また、あくまで過去指標として為替の価格変動を後追いするだけの物であり、将来の価格変動を予測出来る材料ではないと言うことは否めませんが、現状の貿易収支や政治経済情勢を勘案し、過去の動向などに照らし合わせることにより、相場のファンダメンタル=特に市場の方向性や過熱感、いわば潮目として認識したり、相場のダイナミズムを数字から可視化していくことで大局観・相場観を得る事には有効です。
CFTC IMMポジション(8/12付集計-8/15公開分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20140812.pdf
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8月 17 2014
先週(~2014/8/15)の動向と主要通貨4本値及び今週のPivot
先週(8/11~8/15)の動向及び過去4週(7/21~8/15)の主要通貨4本値&チャート、及び次週(8/18~)用各種ピボットデータ・フィボナッチゾーン等
先週のドル円は、その前週に下値を日足ディセンディング・トライアングル・パターン斜辺上端へと位置し103円を狙わんとした体制が出来つつも、週末にオバマ大統領のイラク支援姿勢が水を差し対た形となり、再び日足ディセンディング・トライアングル・パターン斜辺上端へと位置からやり直しといったスタートとなりましたが、またも最終日にウクライナでの武力衝突が水を差し、103円タッチかなわぬまま、今後反発して103円超えor更にリスクオフから101円台、どちらに転ぶか解らないような形での終了となりました。
(左図は年初来の日足チャート)
初日8/11(月)全般に前週末の流れを引き継ぎ堅調な動き、しかし積極的な上追いとはならず102.10円付近をもみ合い。明けて8/12(火)はウクライナ関連の地政学リスクも和らぎ、日経の堅調や米長期金利の上昇にも後押しされ102.35円付近まで上昇、ところがNY時間に入り米債利回りが鈍化すると利益確定かドル売り攻勢となり一時102.09円付近まで軟化、ダウの軟化も重しとなり102.20円付近でのもみ合いへと後退。明けて8/13(水)本邦GDPの予想越や日銀金融政策決定会合議事要旨の公表から堅調模様となり日経の上昇を後追いする形で102.30円台でのもみ合いへと僅かに上移行、欧州時間に入り英雇用統計の悪化からポンドが急落、反対売買のドル買いからドル円も102.50円付近まで上昇、しかしNY時間に入り米小売売上高の悪化からドル売りとなり、ドル円も102.23円付近まで急落、しかしまた、ダウの上昇など後押しされ102.53円付近まで反発。明けて8/14(木)日経や米10年債利回り上昇から仲値にかけドル円は102.65円付近まで上昇、しかし欧州時間になると翌日の米国債償還や利払いに絡んだ調整売りからか、ドル円は102.32円付近まで下落、NY時間に発表の週間新規失業保険の弱い数字から値が緩みかけたが米債利回りの上昇が材料となり102.52円付近まで反発上昇。最終日8/15(金)翌週のバカンス明け相場の希望的観測や欧州株の堅調などからドル円は103円を狙える位置に鋭意上昇、102.70円台まで登ったところに突然、ウクライナ軍による対ロシア武装車両攻撃の報が伝わり市場は円買いへ回れ右、102.115円と週のスタート時点まで急落の後、102.40円付近に反発収束し1週間を終了。
資料PDFダウンロード → Pivot_2014_0815.pdf
■PDF資料(計3p)の内容
●P1:ドル円/ユーロ円/ユーロドル/ポンド円/ポンドドルの過去5日分日足及び過去4週分(週足)の4本値と値幅、及びそこから算出されるWilderピボット/Demarkピボット/Demarkレンジ/フィボナッチゾーン
●P2:IMMで扱われる主要対ドル8通貨とダウ先/日経/金/オイルの過去5日分日足及び過去5週分週足の4本値
●P3:IMM取り扱いの対ドル主要8通貨の先週1週間チャート(1H足&週間Hi-Lo&SuperBollinger+スパンモデルもどき)
■次週(8/18~)用 主要通貨の週間Fibonacci Zone
■次週(8/18~)用 主要通貨のTD Range Projection
先週(8/11~8/15)の動向及び過去4週(7/21~8/15)の主要通貨4本値&チャート、及び次週(8/18~)用各種ピボットデータ・フィボナッチゾーン等
資料PDFダウンロード → Pivot_2014_0815.pdf
こちらも併せてご覧ください。『なじらね流 Pivot_Trade (連載4回)』
~pivotの多様な考え方とその応用~
第1回:PIVOTという概念
第2回:WilderのPivotとその概念図
第3回:Wilder “以外の” Pivot
第4回:BollingerBandとの関係
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By najirane • 為替動向と予想 • Tags: 4本値, Demark, EUR, Fibonacci, JPY, N225, Pivot, USD, Wilder, フィボナッチゾーン, 日経