6月 22 2014
先週(~2014/6/20)の動向と主要通貨4本値及び今週のPivot
先週(6/16~6/20)の動向及び過去4週(5/26~6/20)の主要通貨4本値&チャート、及び次週(6/23~)用各種ピボットデータ・フィボナッチゾーン等
先週のドル円はその前週から続いた下降チャネル上端の102円で折り合いを付け、102円から始まり上下に30銭弱振れた後、102円で終わった・・・面白味に欠ける形となりました。
初日6/16(月)は序盤からの日経の軟調に連れてドル円も101.72円付近まで軟化、欧州時間に入るとダウ先の堅調に助けられ、101.94円付近まで持ち直すが、102円は重くNY時間では再び軟化基調。明けて6/17(火)緩和維持を支持したRBA議事録から豪ドル売りドル買いの流れに15000円台復帰の日経が後押しとなり、ドル円も102円台に復帰、しかし先は続かず伸び悩みとなり、102円を挟んだもみ合いが続いたが、NY時間に発表された米CPIが好感されドル買いの流れに乗ってドル円も102.18円付近まで上昇。明けて6/18(水)日経の上げ幅拡大からドル円も102.30円付近まで上値を伸ばすが、欧州中銀や米FOMCなどの動向待ちから積極的な取引は控えられじり安、NY時間に入ると貿易収支等の指標や米債利回り低下からFOMCを待たずにドル売りが先行、ドル円も102.05円付近まで軟化、FOMC及びイエレン議長の発言からQE後も低金利を維持との姿勢にドル売るが進み、102円を割れた後は101.89円付近まで下押ししNYを終了。明けて6/19(木)日経が前日比200円を超える堅調ぶりからドル円も101.96円付近まで反発したが102円は重く、東京終了付近から軟化したドル円は欧州時間から下げ幅を拡大し102.72円付近まで急落、NY時間には米債利回りの堅調やフィリー等の指標好感から反発に転じた観はあるが102円で抵抗される。最終日6/20(金)振るわない日経も重し役となりドル円は101.82円付近まで軟化、欧州時間からは米債利回りの上昇に連れ102円を回復、さらにNY時間に入ると米債利回り上昇が加速されドル円も102.13円付近まで上進、しかし午後からは新たな材料もなく週末調整となり、102円を僅かに超えたレベルで1週間を終了。
資料PDFダウンロード → Pivot_2014_00620.pdf
●P1:ドル円/ユーロ円/ユーロドル/ポンド円/ポンドドルの過去5日分日足及び過去4週分(週足)の4本値と値幅、及びそこから算出されるWilderピボット/Demarkピボット/Demarkレンジ/フィボナッチゾーン
●P2:IMMで扱われる主要対ドル8通貨とダウ先/日経/金/オイルの過去5日分日足及び過去5週分週足の4本値
●P3:IMM取り扱いの対ドル主要8通貨の先週1週間チャート(1H足&週間Hi-Lo&SuperBollinger+スパンモデルもどき)
■次週(6/23~)用 主要通貨の週間Fibonacci Zone
Fibonacci Zone USD/JPY | |||
R2 | 102.64 | ~ | 102.87 |
R1 | 102.34 | ~ | 102.41 |
S1 | 101.74 | ~ | 101.67 |
S2 | 101.44 | ~ | 101.21 |
Fibonacci Zone EUR/USD | |||
R2 | 1.3714 | ~ | 1.3764 |
R1 | 1.3649 | ~ | 1.3665 |
S1 | 1.3519 | ~ | 1.3504 |
S2 | 1.3454 | ~ | 1.3405 |
■次週(6/23~)用 主要通貨のTD Range Projection
TD Range Projection | ||||
USD/JPY | High: | 102.50 | Low: | 101.90 |
EUR/JPY | High: | 140.94 | Low: | 138.93 |
EUR/USD | High: | 1.3685 | Low: | 1.3555 |
GBP/JPY | High: | 174.56 | Low: | 173.20 |
GBP/USD | High: | 1.7107 | Low: | 1.6969 |
先週(6/16~6/20)の動向及び過去4週(5/26~6/20)の主要通貨4本値&チャート、及び次週(6/23~)用各種ピボットデータ・フィボナッチゾーン等
資料PDFダウンロード → Pivot_2014_00620.pdf
こちらも併せてご覧ください。『なじらね流 Pivot_Trade (連載4回)』
~pivotの多様な考え方とその応用~
第1回:PIVOTという概念
第2回:WilderのPivotとその概念図
第3回:Wilder “以外の” Pivot
第4回:BollingerBandとの関係
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6月 29 2014
CFTC IMMポジション(6/24付集計-6/27公開分)
6月最終週の先週のドル円は、チャート的には前半に102円付近からの脱却を試みましたが上抜けはならず中盤からは下攻めと方向転換、しかし下も年初来崩すことが出来ない101.30円付近で止められたと言った形になりましたが、今回のIMM集計は前半最後の上抜け試し直後のものとなります。
6/24付IMM集計、対円では再反転のロング増・2週連続のショート減から、売り越しは71223枚へ若干の増・売買計は91873枚と10万枚割れ。 対ユーロは2週連続のロング増・5週ぶり反転のショート減から、売り越しは57503枚まで後退・売買計は16万枚台で若干の増。IMM全体では前々週と前週にてショート方向は底打ちの模様で、売り越しは50052枚まで・売買計も僅かに縮小。
CFTC IMMポジション(6/24付集計-6/27公開分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20140624.pdf
■資料PDF内容
・P1 対円投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P2 対ユーロ投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P3 CFTC IMMポジションに管掌される8通貨の投機筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数
・P4 対円投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P5 対ユーロ投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
※CFTC IMMポジションとは米商品先物取引委員会(CFTC)に全米の各取引所から報告された、International Monetary Market 通貨先物取組を集計したもので、毎週火曜日のNYクローズ時点での集計が金曜日のNYクローズ後(日本時間では土曜日早朝)に公表されます。
データ参照先:CFTC Historical Compressed
※IMMポジションは市場全体の動きではなく、あくまでCFTCに報告された数字だけであり、投機筋/実需筋という分け方も便宜的なものです、また、あくまで過去指標として為替の価格変動を後追いするだけの物であり、将来の価格変動を予測出来る材料ではないと言うことは否めませんが、現状の貿易収支や政治経済情勢を勘案し、過去の動向などに照らし合わせることにより、相場のファンダメンタル=特に市場の方向性や過熱感、いわば潮目として認識したり、相場のダイナミズムを数字から可視化していくことで大局観・相場観を得る事には有効です。
CFTC IMMポジション(6/24付集計-6/27公開分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20140624.pdf
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By najirane • IMMポジション • Tags: CFTC, IMMポジション, 売り越し, 実需筋, 投機筋, 米証券先物取引委員会, 買い越し