6月 8 2014
先週(~2014/6/6)の動向と主要通貨4本値及び今週のPivot
先週(6/2~6/6)の動向及び過去4週(5/12~6/6)の主要通貨4本値&チャート、及び次週(6/9~)用各種ピボットデータ・フィボナッチゾーン等
先週のドル円は最終日に雇用統計を控え、売りしろ作りのための買い先行か、それとも純粋なリスクオンなのか、前半中盤を上昇一途とし、雇用統計発表前に一旦は押されたものの発表後には即反発、102円中盤と先々週終値から約1円水準を上げた週となりました。
初日6/2(月)は第一生命による米生保M&A報道が呼び水となったか、日経が前日比300円高となる堅調さを見せるとドル円もこれに追随102円台を回復、その後も上昇を続けたがISM製造業指数が予想割れとなると、一旦反落、しかしすぐに反発を開始し102円台中盤まで上昇を続ける。明けて6/3(火)日経は前日に同じく堅調、しかしRBAの政策発表後から人気が豪ドルに移ると、ドル円としては均衡を保つ形に移行、更に欧州時間はユーロ買いに押され若干軟化したものの、NY時間終わり頃には再び102円中盤に落ち着く。明けて6/4(水)序盤からドル円は堅調となり、早々に102.75円まで上昇したが豪GDPの発表後に豪ドルが急騰すると前日同様にブレーキ、またNY時間に入りADP発表後は予想割れから一時急落したものの、その後発表のISM非製造業の強い数字が跳ね返し再びドル円の好調に戻り、102.75円付近まで再度上昇。明けて6/5(木)序盤から日経が伸び悩むとドル円も追随して軟化、ECB理事会やドラギ総裁記者会見を控えて積極的な動きもなくじり安な展開。最終日6/6(金)深夜奴雇用統計を控え週末調整も手伝い前日のじり安展開継続、そのような中発表の雇用統計は前月比では数字落ちしたものの、NFP失業率共に予想越となり市場はリスクオン、週高値である102.79円越をしばらくは試したが及ばなかったため102.50円弱に落ち着いて1週間を終了。
資料PDFダウンロード → Pivot_2014_00606.pdf
●P1:ドル円/ユーロ円/ユーロドル/ポンド円/ポンドドルの過去5日分日足及び過去4週分(週足)の4本値と値幅、及びそこから算出されるWilderピボット/Demarkピボット/Demarkレンジ/フィボナッチゾーン
●P2:IMMで扱われる主要対ドル8通貨とダウ先/日経/金/オイルの過去5日分日足及び過去5週分週足の4本値
●P3:IMM取り扱いの対ドル主要8通貨の先週1週間チャート(1H足&週間Hi-Lo&SuperBollinger+スパンモデルもどき)
■次週(6/9~)用 主要通貨の週間Fibonacci Zone
Fibonacci Zone USD/JPY | |||
R2 | 103.40 | ~ | 103.79 |
R1 | 102.88 | ~ | 103.00 |
S1 | 101.84 | ~ | 101.71 |
S2 | 101.32 | ~ | 100.92 |
Fibonacci Zone EUR/USD | |||
R2 | 1.3781 | ~ | 1.3847 |
R1 | 1.3694 | ~ | 1.3715 |
S1 | 1.3521 | ~ | 1.3501 |
S2 | 1.3435 | ~ | 1.3369 |
■次週(6/9~)用 主要通貨のTD Range Projection
TD Range Projection | ||||
USD/JPY | High: | 103.18 | Low: | 102.14 |
EUR/JPY | High: | 139.15 | Low: | 138.63 |
EUR/USD | High: | 1.3747 | Low: | 1.3574 |
GBP/JPY | High: | 173.42 | Low: | 171.37 |
GBP/USD | High: | 1.6898 | Low: | 1.6752 |
先週(6/2~6/6)の動向及び過去4週(5/12~6/6)の主要通貨4本値&チャート、及び次週(6/9~)用各種ピボットデータ・フィボナッチゾーン等
資料PDFダウンロード → Pivot_2014_00606.pdf
こちらも併せてご覧ください。『なじらね流 Pivot_Trade (連載4回)』
~pivotの多様な考え方とその応用~
第1回:PIVOTという概念
第2回:WilderのPivotとその概念図
第3回:Wilder “以外の” Pivot
第4回:BollingerBandとの関係
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6月 14 2014
CFTC IMMポジション(6/10付集計-6/13公開分)
先週のドル円は前週末に102.60円処に付けたところからスタートしましたが、週初の週高値から週末の週安値まで1円幅を約50銭幅の綺麗なチャネルを描いての下降となり、週末こそ反発したものの102円弱と平均レートを若干下回った形での終了となりました。今回のIMM集計は前半のチャネル上端部に沿って緩やかに下降している最中のものとなります。
6/10付IMM集計、対円では3週連続のロング減・ショート増から、売り越しは82162枚へ・売買計も5週ぶりに10万枚台に増化。 対ユーロは5週連続のロング減・3週連続のショート増から、売り越しを57185枚まで拡大・売買計は15万枚台割れで若干減。IMM全体では3週連続のロング減・ショート増から、売り越しを85541枚まで拡大・売買計も僅かに増化。
CFTC IMMポジション(6/10付集計-6/13公開分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20140610.pdf
■資料PDF内容
・P1 対円投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P2 対ユーロ投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P3 CFTC IMMポジションに管掌される8通貨の投機筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数
・P4 対円投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P5 対ユーロ投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
※CFTC IMMポジションとは米商品先物取引委員会(CFTC)に全米の各取引所から報告された、International Monetary Market 通貨先物取組を集計したもので、毎週火曜日のNYクローズ時点での集計が金曜日のNYクローズ後(日本時間では土曜日早朝)に公表されます。
データ参照先:CFTC Historical Compressed
※IMMポジションは市場全体の動きではなく、あくまでCFTCに報告された数字だけであり、投機筋/実需筋という分け方も便宜的なものです、また、あくまで過去指標として為替の価格変動を後追いするだけの物であり、将来の価格変動を予測出来る材料ではないと言うことは否めませんが、現状の貿易収支や政治経済情勢を勘案し、過去の動向などに照らし合わせることにより、相場のファンダメンタル=特に市場の方向性や過熱感、いわば潮目として認識したり、相場のダイナミズムを数字から可視化していくことで大局観・相場観を得る事には有効です。
CFTC IMMポジション(6/10付集計-6/13公開分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20140610.pdf
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出演:奈那子, 西原宏一, バカラ村, 福寄儀寛
監修:パンローリング
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By najirane • IMMポジション • Tags: CFTC, IMMポジション, 売り越し, 実需筋, 投機筋, 米証券先物取引委員会, 買い越し