5月 11 2014
先週(~2014/5/9)の動向と主要通貨4本値及び今週のPivot
先週(5/5~5/9)の動向及び過去4週(4/14~5/9)の主要通貨4本値&チャート、及び次週(5/12~)用各種ピボットデータ・フィボナッチゾーン等
前週末に雇用統計を通過した先週のドル円は散発的な反発と連続した下落を交互に繰り返し、1週間を通して緩やかなじり安となりましたが、101.40円付近の底堅さを確認した週でもありました。
初日5/5(月)は日本市場が祝日休場の中、中国指標の予想割れなどから円買いが優勢となりドル円は101.86円ほどまで押されるも、以降このレベルで小動きとなり、NY時間からはISM非製造業の好感も後押しとなり102円台に復帰する小反発。明けて5/6(火)も東京が振替休日の祝日、香港市場の休日のため全般に動意薄かと思われた中、RBAが政策金利を据え置くと豪ドルが急落、ドル円もこれに連れ101円を割ると欧州時間からドルインデックスが昨年10/25以来の安値となり、NY時間にかけ連続的に売られ、101.50円付近でようやく下げ止まりとなる。明けて5/7(水)連休を明け再開となった東京市場は早朝こそ101.75円付近まで反発したが、300円を超す下げ幅となった日経がダメを出しドル円も再度反落、前日NY安値を割り込む101.44円付近まで下値を拡大したが欧州時間からは反発を開始、日付が変わる間際にプーチン大統領がウクライナからの軍撤退発言があり、ドル円は102円を目前としたが、そのタイミングでイエレン議長からQE継続容認発言が出され上昇分を帳消しに。明けて5/8(木)豪ドルの反発と中国指標の好感、日経の復帰と良い材料は揃ったもののドル円はその反対売買の材料となったのかじり安。前日NY終了間際には101.80円付近まで反発していたものを101.48円付近までなだらかに下落の1日。最終日5/9(金)は寄り付きこそ日経マイナススタートとなったものの早期に100円を超す上げ幅となり、ドル円もこれに連れて堅調、しかし週末調整のスピードダウンからか上昇は仕切れず、101.70円付近で1週間を終了。
資料PDFダウンロード → Pivot_2014_0509.pdf
●P1:ドル円/ユーロ円/ユーロドル/ポンド円/ポンドドルの過去5日分日足及び過去4週分(週足)の4本値と値幅、及びそこから算出されるWilderピボット/Demarkピボット/Demarkレンジ/フィボナッチゾーン
●P2:IMMで扱われる主要対ドル8通貨とダウ先/日経/金/オイルの過去5日分日足及び過去5週分週足の4本値
●P3:IMM取り扱いの対ドル主要8通貨の先週1週間チャート(1H足&週間Hi-Lo&SuperBollinger+スパンモデルもどき)
■次週(5/12~)用 主要通貨の週間Fibonacci Zone
Fibonacci Zone USD/JPY | |||
R2 | 102.65 | ~ | 102.96 |
R1 | 102.24 | ~ | 102.34 |
S1 | 101.42 | ~ | 101.32 |
S2 | 101.01 | ~ | 100.70 |
Fibonacci Zone EUR/USD | |||
R2 | 1.4078 | ~ | 1.4173 |
R1 | 1.3955 | ~ | 1.3984 |
S1 | 1.3708 | ~ | 1.3679 |
S2 | 1.3584 | ~ | 1.3490 |
■次週(4/28~)用 主要通貨のTD Range Projection
TD Range Projection | ||||
USD/JPY | High: | 102.03 | Low: | 101.21 |
EUR/JPY | High: | 141.65 | Low: | 139.89 |
EUR/USD | High: | 1.3874 | Low: | 1.3627 |
GBP/JPY | High: | 172.27 | Low: | 170.53 |
GBP/USD | High: | 1.6923 | Low: | 1.6758 |
先週(5/5~5/9)の動向及び過去4週(4/14~5/9)の主要通貨4本値&チャート、及び次週(5/12~)用各種ピボットデータ・フィボナッチゾーン等
資料PDFダウンロード → Pivot_2014_0509.pdf
こちらも併せてご覧ください。『なじらね流 Pivot_Trade (連載4回)』
~pivotの多様な考え方とその応用~
第1回:PIVOTという概念
第2回:WilderのPivotとその概念図
第3回:Wilder “以外の” Pivot
第4回:BollingerBandとの関係
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5月 17 2014
CFTC IMMポジション(5/13付集計-5/16公開分)
先週のドル円は前高後低の展開となるも101円中盤を固く守って終了する展開となりましたが、今回のIMM集計は前半の峠を少し越えた付近のものとなります。
5/13付IMM集計、対円では反転のロング減・反転のショート増から、売り越しは6万枚台中盤に若干の増化・売買計は再び10万枚台割れへ減。 対ユーロは反転のロング減・3週連続のショート増から、13週ぶりに売り越しへ転換・売買計は若干の減。IMM全体ではロング・ショート双方減から4/6以来5週を経て売り越しへ転換。
CFTC IMMポジション(5/13付集計-5/16公開分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20140513.pdf
■資料PDF内容
・P1 対円投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P2 対ユーロ投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P3 CFTC IMMポジションに管掌される8通貨の投機筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数
・P4 対円投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P5 対ユーロ投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
※CFTC IMMポジションとは米商品先物取引委員会(CFTC)に全米の各取引所から報告された、International Monetary Market 通貨先物取組を集計したもので、毎週火曜日のNYクローズ時点での集計が金曜日のNYクローズ後(日本時間では土曜日早朝)に公表されます。
データ参照先:CFTC Historical Compressed
※IMMポジションは市場全体の動きではなく、あくまでCFTCに報告された数字だけであり、投機筋/実需筋という分け方も便宜的なものです、また、あくまで過去指標として為替の価格変動を後追いするだけの物であり、将来の価格変動を予測出来る材料ではないと言うことは否めませんが、現状の貿易収支や政治経済情勢を勘案し、過去の動向などに照らし合わせることにより、相場のファンダメンタル=特に市場の方向性や過熱感、いわば潮目として認識したり、相場のダイナミズムを数字から可視化していくことで大局観・相場観を得る事には有効です。
CFTC IMMポジション(5/13付集計-5/16公開分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20140513.pdf
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By najirane • IMMポジション • Tags: CFTC, IMMポジション, 売り越し, 実需筋, 投機筋, 米証券先物取引委員会, 買い越し