3月 30 2014
先週(~2014/3/28)の動向と主要通貨4本値及び今週のPivot
先週(3/24~3/28)の動向及び過去4週(3/3~3/28)の主要通貨4本値&チャート、及び次週(3/31~)用各種ピボットデータ・フィボナッチゾーン等
先週のドル円は前週のFOMC声明及びイエレン議長発言以降の102円キープからスタートしたものの、1週間を通して102円台前半をもみ合い、月末年末フロー(円高傾向アノマリ)も無く、このまま終わるのかと思えば最終日金曜日に103円を伺う急上昇と、ある意味番狂わせな1週間となりました。
初日3/24(月)は地合いの堅調を日経の堅調が後押しする形となり、朝方の102.15円処から102.55円付近まで上昇、しかしFOMC後の高値を更新できなかったことなどから徐々に崩れ、NY時間からはダウの軟調も影響し、ほぼ振り出しに戻る展開へ。明けて3/25(火)午前中は日経の軟調に連れて押されはしたものの午後からの復調に連れ102.34円付近まで上昇、しかし欧州時間に入りバイトマン独連銀総裁からマイナス金利やQEを示唆する発言があったことからユーロ売りの流れとなりクロス円に連れてドル円も、また振り出しに戻る展開。明けて3/26(水)もECBメンバーから相次いで出た発言によりユーロ安となるが、ドル高と円高が均衡し、ドル円としては102円台をもみ合う展開、しかしNY時間午後に入りダウの軟調に米債利回り低下が追い打ちをかけ、ドル円も102円を割り101.86円付近まで押される。明けて3/27(木)午前中も前日のNYの流れを受け下値攻めの展開となるが、午前中に101.71円程まで押されたところから反発を開始、午後から日経がプラス圏に返り咲くとドル円もそれに連れて102円台を回復。最終日3/28(金)は序盤こそ102円切れ目前まで押されたものの、本田内閣参与から日銀の追加緩和を示唆する発言から日経がプラス圏へ上昇し、ドル円も102.20円付近まで浮上、その後週末の米国指標が無難に推移したことからダウの上昇が利回りの上昇につながり、ドル円上昇が加速、日付が変わった頃には102.97円と103円を目前としたが、週末月末調整から102.80円付近に落ち着いて1週間を終了。
資料PDFダウンロード → Pivot_2014_0328.pdf
●P1:ドル円/ユーロ円/ユーロドル/ポンド円/ポンドドルの過去5日分日足及び過去4週分(週足)の4本値と値幅、及びそこから算出されるWilderピボット/Demarkピボット/Demarkレンジ/フィボナッチゾーン
●P2:IMMで扱われる主要対ドル8通貨とダウ先/日経/金/オイルの過去5日分日足及び過去5週分週足の4本値
●P3:IMM取り扱いの対ドル主要8通貨の先週1週間チャート(1H足&週間Hi-Lo&SuperBollinger+スパンモデルもどき)
■次週(3/31~)用 主要通貨の週間Fibonacci Zone
Fibonacci Zone USD/JPY | |||
R2 | 103.77 | ~ | 104.25 |
R1 | 103.14 | ~ | 103.29 |
S1 | 101.88 | ~ | 101.73 |
S2 | 101.25 | ~ | 100.77 |
Fibonacci Zone EUR/USD | |||
R2 | 1.3947 | ~ | 1.4012 |
R1 | 1.3862 | ~ | 1.3882 |
S1 | 1.3692 | ~ | 1.3672 |
S2 | 1.3607 | ~ | 1.3542 |
■次週(3/31~)用 主要通貨のTD Range Projection
TD Range Projection | ||||
USD/JPY | High: | 103.53 | Low: | 102.27 |
EUR/JPY | High: | 142.29 | Low: | 137.84 |
EUR/USD | High: | 1.3813 | Low: | 1.3643 |
GBP/JPY | High: | 172.67 | Low: | 169.70 |
GBP/USD | High: | 1.6736 | Low: | 1.6551 |
先週(3/24~3/28)の動向及び過去4週(3/3~3/28)の主要通貨4本値&チャート、及び次週(3/31~)用各種ピボットデータ・フィボナッチゾーン等
資料PDFダウンロード → Pivot_2014_0328.pdf
こちらも併せてご覧ください。『なじらね流 Pivot_Trade (連載4回)』
~pivotの多様な考え方とその応用~
第1回:PIVOTという概念
第2回:WilderのPivotとその概念図
第3回:Wilder “以外の” Pivot
第4回:BollingerBandとの関係
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4月 5 2014
CFTC IMMポジション(4/1付集計-4/4公開分)
先週のドル円は初日にイエレン議長からの冷や水浴びせもありましたが週を通じて堅調と動きとなり、木曜日には104円乗せを果たしましたが、最終日の雇用統計の嫌感からか米債利回りやダウの下落に連れての三つ巴落ち、1週間をかけほぼ行って来いの形となりました。今回のIMM集計はISMなどの後押しによる上昇途上のものとなります。
4/1付IMM集計、対円では反転のロング増・2週連続のショート増の双方増から、売り越しは8万枚代後半・売買計も13万枚台にジャンプアップ。 対ユーロは2週連続のロング減・2週連続のショート増から、買い越し・売買計とも若干の減。
なお、IMM全体においてはロング方向へシフトにブレーキが掛かり、前週のほぼイーブンからショート側に少し戻った形となりました。
CFTC IMMポジション(4/1付集計-4/4公開分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20140401.pdf
■資料PDF内容
・P1 対円投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P2 対ユーロ投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P3 CFTC IMMポジションに管掌される8通貨の投機筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数
・P4 対円投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P5 対ユーロ投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
※CFTC IMMポジションとは米商品先物取引委員会(CFTC)に全米の各取引所から報告された、International Monetary Market 通貨先物取組を集計したもので、毎週火曜日のNYクローズ時点での集計が金曜日のNYクローズ後(日本時間では土曜日早朝)に公表されます。
データ参照先:CFTC Historical Compressed
※IMMポジションは市場全体の動きではなく、あくまでCFTCに報告された数字だけであり、投機筋/実需筋という分け方も便宜的なものです、また、あくまで過去指標として為替の価格変動を後追いするだけの物であり、将来の価格変動を予測出来る材料ではないと言うことは否めませんが、現状の貿易収支や政治経済情勢を勘案し、過去の動向などに照らし合わせることにより、相場のファンダメンタル=特に市場の方向性や過熱感、いわば潮目として認識したり、相場のダイナミズムを数字から可視化していくことで大局観・相場観を得る事には有効です。
CFTC IMMポジション(4/1付集計-4/4公開分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20140401.pdf
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By najirane • IMMポジション • Tags: CFTC, IMMポジション, 売り越し, 実需筋, 投機筋, 米証券先物取引委員会, 買い越し