3月 2 2014
先週(~2014/2/28)の動向と主要通貨4本値及び今週のPivot
先週(2/24~2/28)の動向及び過去4週(2/3~2/28)の主要通貨4本値&チャート、及び次週(3/3~)用各種ピボットデータ・フィボナッチゾーン等
2月最終週の先週のドル円はG20を無難に通過してのスタートとなったものの、予定された各国中銀の資料公開等の動向やウクライナの政情不安を気にしての動きとなり上値も重く、ドル円としては102円を切っての終了となりました。
初日2/24(月)はG20を無難に通過し日経の好スタートと共にドル円も102.67円処まで上昇したが後場からは急落、一時102.15円と102円を目前にしたが、欧州時間からはクロス円にNY時間からは資源国通貨に連れ高し102.50円処まで回復。明けて2/25(火)は前日のダウ上昇の余韻からドル円も若干の堅調を見せたが上値は重く、欧州時間に入ると上海株や日経の下落に連れ軟化、NY時間には指標の悪化や米債利回り下落に連れ、一時101.99円の瞬間割れ。明けて2/26(水)は後場から日経がプラスとなるとドル円も追随し102.40円処へ、欧州時間はこのレベルでもみ合いを続けたが、NY時間にウクライナへの軍事侵攻とも取れるプーチンの発言が飛び出し乱高下、ドル円はクロス円安に連れ一時102円割れを目前としたが、直後に有事のドル買いへと転じ102.60円処まで反発。明けて2/27(木)は日経の軟化に連れて102.36円処を浮沈した後、欧州時間にクリミアで武装勢力が政府庁舎等を占拠の報道にクロス円が急落、ドル円もあおりを受け一時101.71円まで急落したが、NY時間に発表の指標やイエレンFRB議長発言に変化がなかったため102円台を回復。最終日2/28(金)は月末フローからドル売り円買いの流れに加え上海株の軟化も手伝い東京終了間際は101.55円処まで軟化、欧州時間からは欧州指標や米国指標の堅調に支えられ102円台を回復したが、その後ウクライナ情勢懸念等から週末調整は102円を割れてのレベルに落ち着き、1週間を終了。
資料PDFダウンロード → Pivot_2014_0228.pdf
●P1:ドル円/ユーロ円/ユーロドル/ポンド円/ポンドドルの過去5日分日足及び過去4週分(週足)の4本値と値幅、及びそこから算出されるWilderピボット/Demarkピボット/Demarkレンジ/フィボナッチゾーン
●P2:IMMで扱われる主要対ドル8通貨とダウ先/日経/金/オイルの過去5日分日足及び過去5週分週足の4本値
●P3:IMM取り扱いの対ドル主要8通貨の先週1週間チャート(1H足&週間Hi-Lo&SuperBollinger+スパンモデルもどき)
■次週(3/3~)用 週間Fibonacci Zone
Fibonacci Zone USD/JPY | |||
R2 | 103.12 | ~ | 103.55 |
R1 | 102.56 | ~ | 102.69 |
S1 | 101.44 | ~ | 101.31 |
S2 | 100.88 | ~ | 100.45 |
Fibonacci Zone EUR/USD | |||
R2 | 1.3938 | ~ | 1.4007 |
R1 | 1.3847 | ~ | 1.3868 |
S1 | 1.3666 | ~ | 1.3645 |
S2 | 1.3576 | ~ | 1.3506 |
■次週(3/3~)用 TD Range Projection
TD Range Projection | ||||
USD/JPY | High: | 102.22 | Low: | 101.10 |
EUR/JPY | High: | 139.86 | Low: | 135.81 |
EUR/USD | High: | 1.3904 | Low: | 1.3723 |
GBP/JPY | High: | 170.80 | Low: | 168.66 |
GBP/USD | High: | 1.6849 | Low: | 1.6664 |
先週(2/24~2/28)の動向及び過去4週(2/3~2/28)の主要通貨4本値&チャート、及び次週(3/3~)用各種ピボットデータ・フィボナッチゾーン等
資料PDFダウンロード → Pivot_2014_0228.pdf
こちらも併せてご覧ください。『なじらね流 Pivot_Trade (連載4回)』
~pivotの多様な考え方とその応用~
第1回:PIVOTという概念
第2回:WilderのPivotとその概念図
第3回:Wilder “以外の” Pivot
第4回:BollingerBandとの関係
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3月 9 2014
CFTC IMMポジション(3/4付集計-3/7公開分)
先週のドル円はスタートこそ大きくした窓を空け101円すれすれからのスタートとなりましたが1週間をかけ順調に駆け上がり、104円を試した後103円前半に落ち着いての終了となりました。今回のIMM集計は序盤の駆け上がり躍進時点のものとなります。
3/4付IMM集計、対円では反転のロング増・3週連続のショート増と双方増となり、売り越しは4週ぶりに減少・売買計は3週連続増。 対ユーロは4週連続のロング増・反転のショート増と双方増となり、買い越し継続・売買計も4週連続増。
なお、IMM全体においては依然緩やかにロング方向へシフトかつ拡大しているような情況となりました。
CFTC IMMポジション(3/4付集計-3/7公開分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20140304.pdf
■資料PDF内容
・P1 対円投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P2 対ユーロ投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P3 CFTC IMMポジションに管掌される8通貨の投機筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数
・P4 対円投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P5 対ユーロ投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
※CFTC IMMポジションとは米商品先物取引委員会(CFTC)に全米の各取引所から報告された、International Monetary Market 通貨先物取組を集計したもので、毎週火曜日のNYクローズ時点での集計が金曜日のNYクローズ後(日本時間では土曜日早朝)に公表されます。
データ参照先:CFTC Historical Compressed
※IMMポジションは市場全体の動きではなく、あくまでCFTCに報告された数字だけであり、投機筋/実需筋という分け方も便宜的なものです、また、あくまで過去指標として為替の価格変動を後追いするだけの物であり、将来の価格変動を予測出来る材料ではないと言うことは否めませんが、現状の貿易収支や政治経済情勢を勘案し、過去の動向などに照らし合わせることにより、相場のファンダメンタル=特に市場の方向性や過熱感、いわば潮目として認識したり、相場のダイナミズムを数字から可視化していくことで大局観・相場観を得る事には有効です。
CFTC IMMポジション(3/4付集計-3/7公開分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20140304.pdf
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By najirane • IMMポジション • Tags: CFTC, IMMポジション, 売り越し, 実需筋, 投機筋, 米証券先物取引委員会, 買い越し