12月 7 2013
CFTC IMMポジション(12/3付集計-12/6公開分)
先週は週初日12/2(月)に103円超え、IMMポジション集計日ともなる2日目の12/3(火)には103.37円と、本年5月以来の高値を記録しましたが、それを頂点に12/6(金)未明までかけて101.63円まで押し込まれ、何とか戻したとは言え週全体では大きくN字を描き、週終値では102.88円と103円に届かないレベルとなりました。
12/3付IMM集計、対円では反転のロング減・5週連続のショート増となり、売り越しは歴代でも11位となる2007年1月16日以来6年10ヶ月ぶりの13万枚台・売買計も更に増化。 対ユーロは共に反転のロング増・ショート減となり、先週17週ぶりの売り越し転から再度買い越し転・売買計は増。
なお、IMM全体においては、拡大途上なのかロング傾向に反転なのか状況監視が必要な状況です。
CFTC IMMポジション(12/3付集計-12/6公表分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20131203.pdf
・P1 対円投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P2 対ユーロ投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P3 CFTC IMMポジションに管掌される8通貨の投機筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数
・P4 対円投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P5 対ユーロ投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
※CFTC IMMポジションとは米商品先物取引委員会(CFTC)に全米の各取引所から報告された、International Monetary Market 通貨先物取組を集計したもので、毎週火曜日のNYクローズ時点での集計が金曜日のNYクローズ後(日本時間では土曜日早朝)に公表されます。
データ参照先:CFTC Historical Compressed
※IMMポジションは市場全体の動きではなく、あくまでCFTCに報告された数字だけであり、投機筋/実需筋という分け方も便宜的なものです、また、あくまで過去指標として為替の価格変動を後追いするだけの物であり、将来の価格変動を予測出来る材料ではないと言うことは否めませんが、現状の貿易収支や政治経済情勢を勘案し、過去の動向などに照らし合わせることにより、相場のファンダメンタル=特に市場の方向性や過熱感、いわば潮目として認識したり、相場のダイナミズムを数字から可視化していくことで大局観・相場観を得る事には有効です。
CFTC IMMポジション(12/3付集計-12/6公表分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20131203.pdf
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12月 8 2013
先週(~2013/12/6)の動向と主要通貨4本値及び今週のPivot
先週(12/2~12/6)の動向及び過去4週(11/11~12/6)の主要通貨4本値&チャート、及び今週(12/9~)用各種ピボットデータ・フィボナッチゾーン等
初日12/2(月)未明に102.58円付近まで高値を伸ばしたものの、日経や上海株の不振から円買いが先行、昼前には102.21円付近まで押されたが黒田日銀総裁から「必要なら調整行う」旨の発言が為されると追加緩和策策定中ととらえられ、日経も前日比プラスに転じ米債の利回り上昇も後押しとなり、欧州,NYと上進を続け日付の変わる頃、5月以来となる103円台に到達。明けて12/3(火)仲値にかけ利益確定やそれに乗じた押し目作りから一時102.82円付近まで押し込まれるが、午後以降は反発、欧州へバトンタッチの頃、前日高値を上回る103.37円を記録。しかしそれ以降高値警戒感や米債利回りの低下から反落を開始しNYを終わる頃には101.96円と102円割れまで押し込まれる。明けて12/4(水)自立反発も芳しくない中、午後にGPIF理事長が年金積立金運用の早期見直しに言及したことで日経が持ち直し、ドル円も下げ止まりを見せるが上値も重く102.50円付近を浮沈、欧州時間以降はADP雇用統計,ISM,ベージュブック等への警戒感から下値圧力がかかり始めたが、終わってみればISMの悪さがADP,ベージュブックの好感を上回り、再度102円を切ってNYを終了。明けて12/5(木)は行き過ぎた警戒感も一巡したものの方向感のない動きとなったが、NY時間に発表された雇用統計がNFP,失業率共に改善されたことからドル買い再燃、日付の変わる頃まで買われ続けたものの103円を目前に足踏み状態となり、102.86円付近で1週間を終了。
資料PDFダウンロード → Pivot_2013_1206.pdf
●P1:ドル円/ユーロ円/ユーロドル/ポンド円/ポンドドルの過去5日分日足及び過去4週分(週足)の4本値と値幅、及びそこから算出されるWilderピボット/Demarkピボット/Demarkレンジ/フィボナッチゾーン
●P2:IMMで扱われる主要対ドル8通貨とダウ先/日経/金/オイルの過去5日分日足及び過去5週分週足の4本値
●P3:IMM取り扱いの対ドル主要8通貨の先週1週間チャート(1H足&週間Hi-Lo&SuperBollinger+スパンモデルもどき)
■今週(12/9~)用 週間Fibonacci Zone
■今週(12/9~)用 TD Range Projection
先週(12/2~12/6)の動向及び過去4週(11/11~12/6)の主要通貨4本値&チャート、及び今週(12/9~)用各種ピボットデータ・フィボナッチゾーン等
資料PDFダウンロード → Pivot_2013_1206.pdf
こちらも併せてご覧ください。『なじらね流 Pivot_Trade (連載4回)』
~pivotの多様な考え方とその応用~
第1回:PIVOTという概念
第2回:WilderのPivotとその概念図
第3回:Wilder “以外の” Pivot
第4回:BollingerBandとの関係
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By najirane • 為替動向と予想 • Tags: 4本値, Demark, EUR, Fibonacci, JPY, N225, Pivot, USD, Wilder, フィボナッチゾーン, 日経