12月 15 2013
CFTC IMMポジション(12/10付集計-12/13公開分)
先週はIMMポジション集計日ともなる2日目の12/10(火)以降から中盤にかけて102円台前半まで押し込まれたもの、最終日12/13(金)には年初来高値となる103.91円を記録し104円超えも射程に収めました。今回の円売りポジション減少は多少の利益確定が発生~中盤の押し込みと言う流れと思われますが、反発上昇の週末のレートから来週は再度の円売り拡大も見込まれます。
12/10付IMM集計、対円では2週連続のロング減・6週ぶりのショート減の双方減となり、売り越し・売買計とも若干減少。 対ユーロは2週連続のロング増・反転のショート増の双方増となり、買い越し・売買計ともに増化。
なお、IMM全体においては、明らかに拡大途上にありますが、これが縮小に転ずる際には大きなレート変動を伴うと思われます。
CFTC IMMポジション(12/10付集計-12/13公表分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20131210.pdf
・P1 対円投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P2 対ユーロ投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P3 CFTC IMMポジションに管掌される8通貨の投機筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数
・P4 対円投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P5 対ユーロ投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
※CFTC IMMポジションとは米商品先物取引委員会(CFTC)に全米の各取引所から報告された、International Monetary Market 通貨先物取組を集計したもので、毎週火曜日のNYクローズ時点での集計が金曜日のNYクローズ後(日本時間では土曜日早朝)に公表されます。
データ参照先:CFTC Historical Compressed
※IMMポジションは市場全体の動きではなく、あくまでCFTCに報告された数字だけであり、投機筋/実需筋という分け方も便宜的なものです、また、あくまで過去指標として為替の価格変動を後追いするだけの物であり、将来の価格変動を予測出来る材料ではないと言うことは否めませんが、現状の貿易収支や政治経済情勢を勘案し、過去の動向などに照らし合わせることにより、相場のファンダメンタル=特に市場の方向性や過熱感、いわば潮目として認識したり、相場のダイナミズムを数字から可視化していくことで大局観・相場観を得る事には有効です。
CFTC IMMポジション(12/10付集計-12/13公表分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20131210.pdf
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12月 15 2013
先週(~2013/12/13)の動向と主要通貨4本値及び今週のPivot
先週(12/9~12/13)の動向及び過去4週(11/18~12/13)の主要通貨4本値&チャート、及び今週(12/16~)用各種ピボットデータ・フィボナッチゾーン等
先週のドル円は、前週の雇用統計に後押しされての反発でも抜けなかった103円を、週初早朝にあっさり抜けてのスタートとなり、週末には103.91円と年初来高値をも達成しました。
初日12/9(月)未明のオセアニア市場では寄り付きから103円台を付け東京開始前には103.21円まで上昇したが、国内GDPの芳しくない数字から一旦反落。午後から日経の上げ幅が拡大するに連れドル円も反発したものの、欧州~NYに至っても103.25円付近でもみ合い状態。明けて12/10(火)ゴトー日とは言えNY引け同水準で膠着していたドル円は東京終了直後に、GPIFが海外インフラファンドへの投資に踏み出すとの報道で一旦103.37円付近まで吹き上がったものの以降は材料を失い、米債利回りの低下とも相まって反落、NY時間に入るとついに103円を割れて102.56円付近まで下落。明けて12/11(水)NY終了後に、米超党派委員会による米財政協議にて2年間の予算で合意との報が伝わり、1月の政府機関閉鎖が回避される見込みとなったため、ドル円も反発を試したが103円を戻せず再下落、欧州を過ぎNY時間では102.17円と、あわや102円割れをも目前にしたが何とか堪える。明けて12/12(木)、じり高模様で何とか下値を切り上げてきたドル円は米30年債入札が低調に終わったことから反発が加速、日付の変わる直前に103円台に復帰し、なおも続伸を試す。明けて最終日12/13(金)は前日の流れを引き継ぎ、東京時間終了頃に年初来高値となる103.91円を付けた後は調整入りとなり、103.60円付近でもみ合いの後、米債金利低下から週末調整は下落が選択されたものの、103円の底堅さを確認した後は103.22円付近で1週間を終了。
資料PDFダウンロード → Pivot_2013_1213.pdf
■PDF資料(計3p)の内容
●P1:ドル円/ユーロ円/ユーロドル/ポンド円/ポンドドルの過去5日分日足及び過去4週分(週足)の4本値と値幅、及びそこから算出されるWilderピボット/Demarkピボット/Demarkレンジ/フィボナッチゾーン
●P2:IMMで扱われる主要対ドル8通貨とダウ先/日経/金/オイルの過去5日分日足及び過去5週分週足の4本値
●P3:IMM取り扱いの対ドル主要8通貨の先週1週間チャート(1H足&週間Hi-Lo&SuperBollinger+スパンモデルもどき)
■今週(12/16~)用 週間Fibonacci Zone
■今週(12/16~)用 TD Range Projection
先週(12/9~12/13)の動向及び過去4週(11/18~12/13)の主要通貨4本値&チャート、及び今週(12/16~)用各種ピボットデータ・フィボナッチゾーン等
資料PDFダウンロード → Pivot_2013_1213.pdf
こちらも併せてご覧ください。『なじらね流 Pivot_Trade (連載4回)』
~pivotの多様な考え方とその応用~
第1回:PIVOTという概念
第2回:WilderのPivotとその概念図
第3回:Wilder “以外の” Pivot
第4回:BollingerBandとの関係
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By najirane • 為替動向と予想 • Tags: 4本値, Demark, EUR, Fibonacci, JPY, N225, Pivot, USD, Wilder, フィボナッチゾーン, 日経