11月 3 2013
CFTC IMMポジション(10/15,22集計-11/1遅延公開分)
米国政府機関のshutdownによりCFTC(米商品先物取引委員会)に各取引所の集約データ公開更新が滞っておりましたが、週末の10/30に10/15日集計分、11/1に10/22集計分が矢継ぎ早に遅延公開されました。
今回お届けするのは、この遅延公開分までのものとなります。
なお、CFTCでは「CFTC Announces Schedule for Publication of Reports Delayed by the Government Shutdown」でのreleaseにおいて、今後の遅延データ公開予定をリリースしておりますが、とりあえず10/25に10/1集計分を公開した後、11/4までの週に残り分(10/8,15,22,29?)、11/8からは通常公開スケジュールに復帰する模様です。
10/22付IMM集計、対円では2週連続ロング減・反転のショート増となり、売り越しは7万枚台へと増化・売買計は2012/11/13以来約1年ぶりの10万枚割れ。 対ユーロは反転のロング増・2週連続のショート増の双方増となり、買い越し増・売買計は2012/8/21以来1年2ヶ月ぶりの20万枚越。
なお、IMM全体においては、10/8付けにて買い越し転、10/15で売り越し転の後、10/22で再び買い越し転換しました。
CFTC IMMポジション(10/15,22集計-11/1遅延公表分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20131022.pdf
・P1 対円投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P2 対ユーロ投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P3 CFTC IMMポジションに管掌される8通貨の投機筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数
・P4 対円投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P5 対ユーロ投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
※CFTC IMMポジションとは米商品先物取引委員会(CFTC)に全米の各取引所から報告された、International Monetary Market 通貨先物取組を集計したもので、毎週火曜日のNYクローズ時点での集計が金曜日のNYクローズ後(日本時間では土曜日早朝)に公表されます。
データ参照先:CFTC Historical Compressed
※IMMポジションは市場全体の動きではなく、あくまでCFTCに報告された数字だけであり、投機筋/実需筋という分け方も便宜的なものです、また、あくまで過去指標として為替の価格変動を後追いするだけの物であり、将来の価格変動を予測出来る材料ではないと言うことは否めませんが、現状の貿易収支や政治経済情勢を勘案し、過去の動向などに照らし合わせることにより、相場のファンダメンタル=特に市場の方向性や過熱感、いわば潮目として認識したり、相場のダイナミズムを数字から可視化していくことで大局観・相場観を得る事には有効です。
CFTC IMMポジション(10/15,22集計-11/1遅延公表分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20131022.pdf
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11月 3 2013
先週(~2013/11/1)の主要通貨4本値と今週のPivot
先週(10/28~11/1)及び過去4週(10/7~11/1)の主要通貨4本値と主要通貨チャート、及び今週(11/4~)用各種ピボットデータ・フィボナッチゾーン等
先週のドル円は、米債務問題が(材料出尽くしという意味で)一応の峠を越えたことから、shutdownの影響により公表が遅れていた9月雇用統計での下落(98.45円付近→97.35円付近)を取り戻すかのような上昇となり、終わってみれば前週高値を超えた水準での週引けとなりました。
初日10/28(月)は前週週末底値からの反発継続から若干の上窓を空けてのスタート、日経の上昇も後押しとなるが実需の月末フローも出始め上値はやや重い状態。明けて10/29(火)の東京市場では豪中銀から将来的な豪ドル下落観測発言が出されたことに連れ安し一時97.47円付近まで下押し、その後中国人民銀行から出されたリバースレポの好感に下支えされると米債利回り上昇等からドル買いの流れとなりストップロスを巻き込んで98円台を回復。明けて10/30(水)もこの流れは続くが、NY時間に予定されているADP雇用統計やFOMCのイベントを前に調整相場入りし小動きな展開へ。ADP雇用統計は数字こそ弱かったもののshutdownの影響と理解されスルー、続くFOMCでは金融政策維持の決定や景気改善見通しとの見解が示され、量的緩和の長期化観測が後退したことから、ダウは一時100ドル近く下落したものの、米債利回りは上昇、ドル円は一時98.67円付近まで上昇。明けて10/31(木)は利益確定売りや月末フローに加え、日銀金融政策決定会合で現状維持決定と消費増税前後の追加緩和観測に対しての慎重な姿勢が報じられたことから円買いが進行し、ドル円も崩れはしたが98円台で粘る。最終日11/1(金)は日経の下落とも相まってドル円は97.82円付近まで下押しされたが、ユーロの下落や米債利回り上昇、そしてISM製造業景況指数の好感から巻き返しとなり、終わってみれば98.70円付近での高値引けで1週間を終了。
資料PDFダウンロード → Pivot_2013_1101.pdf
■PDF資料(計3p)の内容
●P1:ドル円/ユーロ円/ユーロドル/ポンド円/ポンドドルの過去5日分日足及び過去4週分(週足)の4本値と値幅、及びそこから算出されるWilderピボット/Demarkピボット/Demarkレンジ/フィボナッチゾーン
●P2:IMMで扱われる主要対ドル8通貨とダウ先/日経/金/オイルの過去5日分日足及び過去5週分週足の4本値
●P3:IMM取り扱いの対ドル主要8通貨の先週1週間チャート(1H足&週間Hi-Lo&SuperBollinger+スパンモデルもどき)
■今週(11/4~)用 週間Fibonacci Zone
■今週(11/4~)用 TD Range Projection
先週(10/28~11/1)及び過去4週(10/7~11/1)の主要通貨4本値と主要通貨チャート、及び今週(11/4~)用各種ピボットデータ・フィボナッチゾーン等
資料PDFダウンロード → Pivot_2013_1101.pdf
こちらも併せてご覧ください。『なじらね流 Pivot_Trade (連載4回)』
~pivotの多様な考え方とその応用~
第1回:PIVOTという概念
第2回:WilderのPivotとその概念図
第3回:Wilder “以外の” Pivot
第4回:BollingerBandとの関係
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By najirane • 為替動向と予想 • Tags: 4本値, Demark, EUR, Fibonacci, JPY, N225, Pivot, USD, Wilder, フィボナッチゾーン, 日経