9月 21 2011
明朝FOMC後にドル円は上がるのか下がるのか?
FOMCを控え、輸出企業にとっては週末の本日は10時ちょい過ぎに急落急騰がありました。Twitterなどを見ているの「東京時間に下値攻めか?」「なんちゃって介入?」等と何でも投機の動きにしたがっている向きもありましたが、実際のところ輸出にとっては週末の今日、来週まで待っても良い半期の円転を、FOMC後では更にどうなるか解らないという焦りから保険的な意味で投げた。と言うのが正解だと思います。急騰の方は日銀レートチェックという事になっているようですが、こちらもドル転したい輸入が76.200円付近で防戦買いした部分も多少あるかと思います。
とまぁこれによって76.106円⇔76.624円と、約52銭の値幅を作りましたが、その後は76.270⇔76.375円ほどの約10銭の小動きに終始しているようですね。
という事でタイトルの話。まずは以下に2つのリンク先を参照してください。
共にZAI ONLINE内のZAI FX!というサイト内での寄稿記事なのですが、両者まるきり正反対のことを書いております。
「9月FOMCで何が決まっても円安転換か。金のバブルはついに破裂の重大局面へ。(吉田恒)」
2011年09月20日(火)東京時間 14:05
「9月FOMCで何が出ても円高・ドル安か。ただし、76~77円台では売る気にならない。(松田哲)」
2011年09月21日(水)東京時間 14:33
実は両名、真っ向から正反対のことを書くのはこれが初めてではなく、
「米ドル/円がそろそろトレンド転換する、と考えるのはなぜ危険なのか?」
(松田哲:ザイFX!>FXコラム>松田哲のFX一刀両断!
2010年07月14日(水)東京時間 13:53
「円買い逆流、90円回帰シナリオ」
(吉田恒:吉田恒のFXレポート)
2010-07-15(09:56)
と、去年の夏頃もまるきり正反対のことを書いていました。
正反対の見解が出ることは実は不思議でも何でもありません。また、どちらが正しい・どちらが間違っているという事もありません。これは丁度ピボットを計算したとき、PP(ピボットポイント)に対してR1,R2(レジスタンス)やS1,S2(サポート)と上値側・下値側両者の値がでるような物で、それぞれ経過条件によってはここまで行く。と読むのが正しい使い方でしょう。
どちらか、または特定の誰かの意見を鵜呑みにしたり、または排除したりすることは愚の骨頂です。買う人あり売る人ありの集合体が市場であり相場であるわけですからね。
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9月 23 2011
MetaTrader 5 build 507
MetaTrader 5 がアップデートされ build 507 となりました。
今回のアップデート内容は画像の通り、
・トレードダイアログの修正
・スペイン,イタリア,フランス,アラビア,中国語への対応
・その他報告のあった不具合の改修
という事で目立った機能追加などはないのですが、私はPC版MetaTraderもWindowsMobile版mtmも大好きなだけに、同じファミリーであるMT5も気になるわけですが…今回のアップデートでもやっぱり駄目な物は駄目ですね。チャート&トレードアプリとして全くお話になりません。
何がお話にならないかを、私が一押しのTradeInterCeptorと対比しながら書いていきたいと思いますが、左は多くの人のスタートアップ画面だろうと思われるQuotes(レートパネル)です。
MT5の場合、現在の気配値表示のみです。それで事が済むならそれでも良いですが、この現在値はどのくらいの水準にあるのか?はTradeInterceptorのように、日次の高値安値表示を一緒に出してくれなきゃ天井近いのか底近いのかも解らないわけです。現在気配値のみではそれこそ「値頃感売買」に陥ってしまいます。
さて、次は本来のチャート機能ですが、MT5のそれは相変わらずFX会社のトレードアプリの域を出ず、全くお話にならないですね。ユーザーは何故MetaTraderを使うのか?という事すら理解出来ていないと思います。
メインウィンドウに加えてサブウィンドウにいくつかのインジケータを追加出来る仕様ではありますが、インジケータの種類も少なければ、ウィンドウ配置(サイズ)も固定、ライン等の色も変えられない、そもそもトレンドラインやフィボナッチさえ引けないなんてお粗末さではチャートソフトを名乗れないですね。
それでも何とか無理矢理MT5の良いところを揚げるなら、画面ローテーション機能でしょうか。iPhoneを横にした場合横向き表示になるのは両者とも当たり前の機能ですが、MT5が横長になった分期間も長く表示してくれるのに対し、TaradeInterceptorでは縦表示で表示していた期間をそのまま横に伸張するだけなので芸がないと言えば芸がないです。
しかし唯一、MT5の方が勝るというのはここだけですね。まぁ逆に言えばほぼ全てのチャートアプリが横向きにしたら横長になった分期間も延びると言う仕様になっているのに、TradeInterceptorだけは何故か同期間を伸張という仕様になっていて、これが玉に瑕というか数少ない欠点のひとつだったりするわけですが。
冒頭にも書きましたが、私はPC版MetaTraderもWindowsMobile版mtmも大好きで、言ってみれば長男も次男もそれなり優秀なのに3男坊のこれは…何?という失望感というか、期待を裏切られている観があります。
醜いアヒルの子はいつか白鳥になれるのでしょうか?
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By najirane • iPhone, MT4 & mtm, TradeInterceptor • Tags: iPhone, MetaTrader, mt4, MT5, mtm, TradeInterCeptor, チャート