4月 16 2011
先週(4/11~4/15)の為替動向
■米国株式市場 = もみ合い
■原油先物市場 = もみ合い
■NY金先物市場 = もみ合い
■ドル円 = 下落(円高)
■ユーロドル = もみ合い
■ユーロ円 = 下落(円高)
3月16日の史上最安値更新以降反発し続けたドル円は4週間ぶりに陰線となり、調整週となった観があります。200日線下での引けとなりましたが更に調整が進むのか再度反発か、微妙な動きですね。
【4/11:月】東京スタートは84.90円台。
未決のまま週末NYクローズを迎えた米予算協議も市場終了後には期限間際で決着した安堵感からドル円も85.10円台に反発上昇。しかし上値は重く、余震発生と原発状況に連動して84.50円台までじり安。
【4/12:火】東京オープン前に震度5弱の地震が発生。
更に福島原発事故の国際評価基準がレベル7と改められ、リスク回避の円買いが一気に高まり83.40円台まで急落。しかし200MAが意識されたか、83.90円前後まで反発。欧州時間には徐々に買い戻され84.40円前後まで反発。しかしNY時間にレベル7が再燃し83.50円台まで急落。
【4/13:水】下値は200MAが意識され83.50円付近で粘り、上値は84.20円付近にキャップされ方向感ないレンジ。
【4/14:木】仲値直後に200MA下抜け狙いと思われる売り仕掛けから瞬間的に83.20円台に突っ込まれるが更なる下押しはなく、83.60円台まで反発。欧州時間以降、ギリシャの債務再編懸念が沸き起こりユーロ円下落に連れ安し、下り階段模様。NY時間、米失業保険新規請求件数が予想割れすると瞬間的に82.95円まで突っ込むが底値は堅く反発。米債利回り上昇に助けられ、83.50円付近まで上昇。
【4/15:金】ゴトウ日仲値で83.70円台まで上昇するが、午後から欧州時間にかけクロス円含め売り優勢となり、ロンパチ直後には、82.95円の前日安値に面合わせ。しかしNY時間ともなると週末調整色が強まり、G20での米金融緩和是正方針策定憶測等も手伝い83.40円前後まで買い戻されるも、NYクローズに向けユーロ円下落再燃や米債利回りの低下などから辛うじて83円台を維持して一週間を終了。
【先週のポイント】
・4週間ぶりとなる円安の調整と、200MAラインの攻防
・地震・原発に起因する日本売り(株安円安)
・米国金融緩和の終了方法とその後の憶測
【今週のポイント】
・今週もFRB関係者他要人発言相次ぐ予定
・米国第1四半期決算発表本格化
・住宅指標・雇用指標・景気動向指数
・翌週以降の大型指標やFOMCを控えた調整週?
【週足デマーク指標/フィボナッチゾーン】
TD Range Projection
USD/JPY High: 84.14 Low : 81.94
EUR/JPY High:122.86 Low :116.60
EUR/USD High:1.4475 Low :1.4320
GBP/JPY High:137.61 Low :133.33
GBP/USD High:1.6373 Low :1.6175
Fibonacci Zone USD/JPY
R2 85.94~86.78 R1 84.84~85.10
S1 82.65~82.39 S2 81.55~80.71
Fibonacci Zone EUR/USD
R2 1.4593~1.4652 R1 1.4516~1.4534
S1 1.4361~1.4342 S2 1.4283~1.4224
■資料ダウンロード(以下がひとつのファイルにとりまとめてあります。)
『先週(04/11~04/15)の為替動向』
→ 2011_0415.pdf をダウンロード
◎先週の主要8相場チャート
◎先週限のドル円/ユーロドル日足1年分
◎先週の4本値と今週のPivot
◎週間為替リポート保存版PDF
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4月 21 2011
Sell in May and Go Away
相場の世界ではタイトルに書いた「Sell in May and Go Away」と言う言葉があります。
これは例年6月になると相場が重くなるので、5月のうちに売り抜いてしまい、どこか遠くへ遊びに行こう。といった感じの意味になります。
日本でも4月下旬から5月初旬はゴールデンウィークになりますが、米国では年間通じて最も過ごしやすいそれこそ「どこか遠くへ」遊びに行きたくなるような気候になります。
しかし、現実に目を戻してみると忘れもしない昨年5月6日。(日本時間では5/7に日付が変わった頃)GWをやや上昇気味に推移してきたドル円は、GW開けにそれまで続いた94円台を維持できず、「やっぱりGW相場だったな」等と思っていたら、日付が変わった頃突然の下落を始め、それは急落となり、暴落となり、ドル円は88.15円まで一気に7円近く値を落としました。
「Sell in May…」等と悠長につぶやけないほどの急落。
そこでこの時期だからこそ、「Sell in May」をデータ検証してみようって言うのが、左記の日足4本値とチャートです。
くだらない説明抜きで、とにかく見て頂ければ一目瞭然ですのでここから先は皆さんも考えてみてください。
ひとつだけ「特異日」と言う観点で数えてみましたら、過去12年間で5/7は何と4回も期間値幅変動3位以内に入っています。
他には…4/17と5/1が3回。
総じて見ると、4/17,18辺り、4/30,5/1辺り、5/6,7辺り、5/13/14辺りが変動幅が大きいですね。
さて、これを書いている現在(4/21 21:00頃)ドル円は2番底を目指して(とはやし立てられてますが)82円前後での攻防を続けております。
明日からイースター休暇となりますが、「Sell in May」は今日なのか、それとも特異日であるGW最終日付近なのか、また、今年は水星逆行→順行とも重なり明日までは何が起こっても不思議ではない相場が続くとか…。
相場の世界は不思議なアノマリ/こじつけ盛りだくさんですね。
データシートダウンロード
⇒ Sell in May.pdf
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By najirane • FXに関する雑感, 分析・相場観・手法 • Tags: Sell in May, アノマリー