4月 17 2010
先週(04/12~04/16)の為替動向
■米国株式市場 = 上昇(金曜日下落)。
■原油先物市場 = もみあい。
■NY金先物市場 = もみ合い(金曜日下落)。
■ドル円 = もみ合い(金曜日下落:円高)。
■ユーロドル = もみ合い(やや下落基調)。
■ユーロ円 = もみあい(金曜日下落:円高)。
先週来のクロス円下落傾向を引きずり
金曜日には更に一段安。となりました。
全般に言えばもみ合いなのですが、ユーロ問題でのギリシャの対応、中国元の切り上げ問題に加え、金曜日に米国ゴールドマンサックスが米国証券取引委員会から訴追され株・金・原油が共に一斉に下落。
これにより円高が際立った形になります。
しかし、2010年1Qでの米国決算状況は概ね好感される物であり、景気回復観も同様。
しかし、米国特有のパニックシンドロームから来る過剰反応が週末に集中した。と言う感が強いです。
いつぞやも書きましたが、
9.11以降、特に米国は高所恐怖症になっています。
安全かも知れないけど、墜ちるかも知れない恐怖(墜ちるかも?ではなく、墜ちていく自分の想像)から パニック行動を起こしてしまいがちです。
来週もギリシャ・中国・民主党発言という不安材料と景気回復観のもみ合いの中で時に大きく振れる事があるかも知れませんが現状は株高ドル高と言う方向性でよいかと思います。
※なお、今週から「先週の4本値とピボット」
の内容をバージョンアップし、4本値は5営業日分+4週分。
ピボットはデマーク指標、ワイルダーピボット、フィボナッチゾーンを算出するようにしました。
■各為替の週足デマーク指標値
(Demark Range Projection / Demark Pivot Points)
ドル円
予想高値 92.93 (DRP) / 92.93 (DPP)
予想安値 91.10 (DRP) / 91.10 (DPP)
ユーロ円
予想高値 126.14 (DRP) / 126.14 (DPP)
予想安値 121.16 (DRP) / 125.04 (DPP)
ユーロドル
予想高値 1.3594 (DRP) / 1.3594 (DPP)
予想安値 1.3373 (DRP) / 1.3373 (DPP)
ポンド円
予想高値 143.28 (DRP) / 143.28 (DPP)
予想安値 139.52 (DRP) / 139.52 (DPP)
ポンドドル
予想高値 1.5441 (DRP) / 1.5441 (DPP)
予想安値 1.5252 (DRP) / 1.5252 (DPP)
※デマーク指標にはDemark Range Projection と
Demark Pivot Points の2種ありますので両方を提示しています。
■資料ダウンロード
◎先週の主要8相場チャート2010_0416_cをダウンロード
◎先週の4本値と今週のPivot:Pivot_2010_0416をダウンロード
◎週間為替リポート保存版PDF:2010_0416をダウンロード
4月 18 2010
ゴールドマン・サックス訴追の影響?
昨日今日あたりの各所のブログやTwitterなど見ると
ドル円の来週の流れ予想として
「GSショックを引き継ぎ90円台へ下落」予想が
8割方~ほとんどですね。
中には訴追されただけなのに、「GSの破綻によって米経済もドルも底なしの大暴落」とまで書いている人もいましたが、まだ破綻もしていなければ詐欺の判決も受けておりません。(^^;
さて、冒頭上げたチャートは昨年4月中旬から昨金曜日までのほぼ1年分の日足です。
これを見ると現在の92.16円付近というのは結構重要な攻防戦である事が解ります。
昨年7月初旬、9月末、10月末、年末年始、2月末、3月末、そして今。
でも、その筋の連中ならば、速いテンポで91円中盤を示現させてショートをため込ませ、その後"何か"を理由に一気にショートカバーを取る。って考えないかな?と私は考えています。
注目が多ければ多いほど、利用しない手はないですからね。
たとえば、92円を切るか切らないかくらいで一旦92.20円位まで反発、
その後じり下げ状態であれよあれよと92円を切り、91.80円程まで、
その頃には市場も「我も我もと」売りが殺到し、91.50円目前、
ショートカバースタート!たまりにたまったストップロスを巻き込み
一気に92.50円くらいまで反発。・・・すれば、
チャートに示されているように、
昨年春から11月末の最安値までの下落と左右対称のV字ライン上に戻ります。
さて、週明けは皆さんの期待通り、窓を開けての大暴落でしょうか?
それとも、「と、思わせて一気にストップ狩り」でしょうか。
楽しみです。
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By najirane • 為替動向と予想 • Tags: ゴールドマン・サックス GS 告訴 訴追 米国証券取引委員会 ドル円