8月 14 2009
連載:押し目(戻り)なのか転換点なのか? その7
『フィボナッチってすごいのかも知れない』
上のチャート4枚(画像では2枚)は本日昼頃のポンド円1分足ですが、
段階的に下落するチャートにフィボナッチを当ててみましたらすごいことを発見。
①11:29の158.05を起点とした最初の下げは
157.91まで下落し、その後しばらくウダウダした後、
157.99 (158.05起点のフィボナッチ 61.8%戻し)で反転、下落へ。
②11:29の158.05を起点とした2回目の下げは
157.79まで下落し、戻りがかかるが、
157.92 (158.05起点のフィボナッチ 61.8%戻し)で反転、下落へ。
③11:29の158.05を起点とした3回目の下げは
157.54まで下落し、戻りがかかるが、
157.77 (158.05起点のフィボナッチ 61.8%戻し)で反転、下落へ。
④11:29の158.05を起点とした4回目の下げは
157.35まで下落し、戻りがかかるが、
157.65 (158.05起点のフィボナッチ 61.8%戻し)で反転、下落へ。
しかしこの下落は直近安値(157.35)を更新できなかったため
そのまた前の安値(157.54)付近で反転、上昇に移る。
指標発表後の大きな変動に対しての半値戻しとか61.8%戻しというなら
「ああ、そういう事は往々にしてあるだろうね」でしょうが
4度も同じ規則で段階的下落をして、また規則正しく戻っていくというこの事実は、
「フィボナッチ恐るべし」かもしれませんね。
思わずこんな本が欲しくなりました。
フィボナッチ逆張り売買法
パターンを認識し、押し目買いと戻り売りを極める
ベテラン度: ★★☆
ラリー・ペサベント, レスリー・ジョウフラス, 長尾慎太郎, 関本博英
パンローリング A5判 上製本 280頁 2008年11月発売
6,090円(税込)
8月 16 2009
先週(8/10~8/14)の為替動向
先週の米国株式、原油、為替相場は
下記のような流れでした。
■米国株式市場
水曜日に一段高、金曜日に行って来いで下落。
■WTI原油先物市場
高値をキープしながらも金曜日に下落。
■ユーロドル
水曜日にダウ上昇を追うようにユーロ高、ドル安。
金曜日にダウを追うように原油と共に下落.。
■ドル円
ドル安、円高のトレンドを形成。
■ユーロ円
ダウにつられ一時的に上昇するも
ユーロ安、円高を形成。
結果として円独歩高。となりました。
先週の注目点はFOMCと米国失業率ですね。
水曜日にFOMCで政策金利の据え置きが発表され、
景気が底を打ったという認識から
ダウ⇒原油⇒ユーロと、
公式通りに上昇したかと思えば、
木曜日・金曜日の小売売上高・消費者信頼感の
数字が発表されると一転して反転。
簡単に言うと「行って来い」になりました。
他の材料が乏しい中での
「解りやすい」指標であるため
市場も即座に反応したようです。
今週は先週末の原油の急落、および
円独歩高を是正する動き。
つまりドルの買い戻しと共に、
円安、ユーロ安を想定するのがよいかも知れません。
■各為替の週足デマーク指標値
(Demark Range Projection / Demark Pivot Points)
ユーロ円
予想高値 136.740 / 136.675
予想安値 132.070 / 132.135
ドル円
予想高値 96.345 / 95.185
予想安値 92.905 / 94.125
ユーロドル
予想高値 1.45100 / 1.43870
予想安値 1.41400 / 1.41420
※デマーク指標の予想には
Demark Range Projection と
Demark Pivot Points の2種ありますので
両方を提示しています。
※なお、このコンテンツはチャート図を含めPDF文書としてダウンロード可能です。
週間為替リポート「2009_0814.pdf」をダウンロード
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By najirane • 為替動向と予想