8月 9 2009
先週(8/3~8/7)の為替動向
■米国株式市場
週半ばまでもみ合い、金曜日急上昇。
■WTI原油先物市場
月曜日に一段高となるも全般にもみあい。
■ユーロドル
月曜部に一段高、その後もみ合い。
金曜日に急落.。
■ドル円
週半ばまでもみ合い、金曜日急上昇。
■ユーロ円
月曜部に一段高、その後もみ合い。
金曜日さらに上昇。
となりました。
注目点は金曜日の米国失業率が、
悪化やむなしと、思いきや
先月9.5%から9.4%とわずかながらも好転したため、
これがサプライズとなり、
各金融マーケットが敏感に反応、
避難通貨だった円が売られ、
円独歩安となったことでしょう。
先週の米国GDPの数値が予想よりも悪くなかったにも関わらずドル売りとなったのに対し、
今週は米国の景気回復期待からドル買いと、
正反対の反応が出たことも
相場の普段にない急騰、急落になったようです。
一連の米国経済指標の数値から
アメリカ経済は回復基調になると思われるので、
公式通り「米国株高⇒原油高⇒ユーロ高・ドル安」
と考えられますが
ここに来てドルが堅調な動きを示しているため、
クロス円での円安を念頭に置いた方が良いかもしれません。
■各為替の週足デマーク指標値
(Demark Range Projection / Demark Pivot Points)
ユーロ円
予想高値 141.505 / 140.620
予想安値 135.555 / 136.440
ドル円
予想高値 99.560 / 99.385
予想安値 95.770 / 95.945
ユーロドル
予想高値 1.43200 / 1.431550
予想安値 1.38700 / 1.402150
※デマーク指標の予想には
Demark Range Projection と
Demark Pivot Points の2種ありますので
両方を提示しています。
※なお、このコンテンツはチャート図を含めPDF文書としてダウンロード可能です。
週間為替リポート「2009_0807.pdf」をダウンロード
8月 14 2009
連載:押し目(戻り)なのか転換点なのか? その7
『フィボナッチってすごいのかも知れない』
上のチャート4枚(画像では2枚)は本日昼頃のポンド円1分足ですが、
段階的に下落するチャートにフィボナッチを当ててみましたらすごいことを発見。
①11:29の158.05を起点とした最初の下げは
157.91まで下落し、その後しばらくウダウダした後、
157.99 (158.05起点のフィボナッチ 61.8%戻し)で反転、下落へ。
②11:29の158.05を起点とした2回目の下げは
157.79まで下落し、戻りがかかるが、
157.92 (158.05起点のフィボナッチ 61.8%戻し)で反転、下落へ。
③11:29の158.05を起点とした3回目の下げは
157.54まで下落し、戻りがかかるが、
157.77 (158.05起点のフィボナッチ 61.8%戻し)で反転、下落へ。
④11:29の158.05を起点とした4回目の下げは
157.35まで下落し、戻りがかかるが、
157.65 (158.05起点のフィボナッチ 61.8%戻し)で反転、下落へ。
しかしこの下落は直近安値(157.35)を更新できなかったため
そのまた前の安値(157.54)付近で反転、上昇に移る。
指標発表後の大きな変動に対しての半値戻しとか61.8%戻しというなら
「ああ、そういう事は往々にしてあるだろうね」でしょうが
4度も同じ規則で段階的下落をして、また規則正しく戻っていくというこの事実は、
「フィボナッチ恐るべし」かもしれませんね。
思わずこんな本が欲しくなりました。
フィボナッチ逆張り売買法
パターンを認識し、押し目買いと戻り売りを極める
ベテラン度: ★★☆
ラリー・ペサベント, レスリー・ジョウフラス, 長尾慎太郎, 関本博英
パンローリング A5判 上製本 280頁 2008年11月発売
6,090円(税込)
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By najirane • 分析・相場観・手法 • Tags: ポンド円 フィボナッチ 61.8% 逆張り