7月 13 2009
先週(7/6~7/10)の為替動向
先週の為替動向から
今週の動きを予測してみたいと思います。
なお、左記画像を含む当文書は
以下のPDFとしても取り出せます。
■米国株式市場
月曜日上昇後中盤に下落、その後も下落基調。
■WTI原油先物市場
全般に下落基調
水曜日に 60$(/1Barrel)を割り込む。
■ユーロドル
全般にもみあい。
■ドル円
WTIが 60$(/1Barrel)を割り込むと同時に
急激に円高進行。
■ユーロ円
ドル円同様、WTIが 60$(/1Barrel)を
割り込むと同時に急激に円高進行。
特徴的な動きとしては、ドル円に久々の動きがあったことでしょうか。
そしてもう一つ特徴的な動きとしては
米国株が下落し、WTI原油先物が 60$(/1Barrel)を
割り込むと同時にユーロが下落する...と思えば、
ユーロ円とドル円で下落が見られ、
ユーロドルではもみ合っているので、けしてユーロ安とは言えない。
と言う状況だったことでしょうか。
つまり為替の力関係を簡単に言うと「円独歩高」だったことになります。
米国株安⇒原油安⇒ユーロ安 が今までの公式でしたが
ドルではなく円高に振れ、円独歩高になると言うのは、
新しい市場間連動性として注目すべきかもしれません。
しかしこういった場合、往々にして独歩高を是正する動きに変わります。
つまり、来週は行き過ぎた独歩高を解消するような動きが想定されます。
ドル円ならば1ドル=94円、ユーロ円は1ユーロ=132円くらいに
戻るかもしれませんね。
7月 16 2009
連載:その地合判断、正しいですか? (その4)
さて、下で「今週はユーロ円なら132円位に戻るかも」なんてことを書きましたが、
その根拠はデマーク指標だったりします。
EUR/JPYの先週終値は128.88円でしたが、4本値で書くと
始値:134.05 高値:134.08 安値:126.97 終値:128.88 となり、
さらにその前週の4本値は
始値:133.94 高値:136.91 安値:133.35 終値:134.07 となりまして、
ここからデマーク指標を計算してみると、
S1:124.37、R1:131.48となります。
加えて、今週に目白押しな決算発表や各種経済指標は好感される内容が多いだろう。
と言うことは、予想値よりもさらにユーロ高に振れる可能性が高い。と判断したわけです。
実際これを書いている時間帯ではEUR/JPYは132.50円を超えてますので
予想道理高値に振れたことになりますね。
今日のこれからの動きによっては、
もう一つのデマーク指標の使い方の実証が出来ると思いますので
ちょっと注意深く見ていきたいと思います。
ちなみに今日ここまでの私の成績は
家に帰ってきてから(19時頃から)現在までで、+58pipでした。
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By najirane • 分析・相場観・手法 • Tags: デマーク指標, ファンダメタリックテクニカル, ファンダメンタル, 相場感