6月 18 2009
ヒロセ通商 JFXを子会社化
すぐ下のエントリーで、
最近のJFXはキャンペーンの張り方がヒロセ通商
みたい。
なんてことを書きましたが、それもそのはずでした。
発表そのものは昨日の話ですが、既に5月29日にヒロセ通商より
「JFXの第3者割り当て増資を引き受け、子会社化した。」と発表がありました。
JFX株式会社の公式発表(PDF)
ヒロセ通商の公式発表(PDF)
さて、JFXはヒロセ通商の子会社になったと言うことで
今後の活躍や展開に期待が持てる…かもしれませんが
現状のJFXでは駄目ですね。
下でも書いた「ポンド円で瓦せんべい」に関してJFXから
「せんべいを多くの人にお届けするためにポンド円のスプレッドを3銭にしました!」
と言うDMをもらっているのですが、ここ数日間見ていても
最低で5銭、最大で9銭位のスプレッド状況です。
「3銭にした」と言うのなら、一瞬でも良いので3銭を表示するべきだと思いますが
それが実現できていないというのは「ノリだけじゃ客はついて行かないよ」ですね。
そしてまたユーザーはスプレッドよりも約定力重視であることに気が付いていないようです。
親会社ヒロセ通商
は、どんなときでも1銭たりとも滑りませんが
JFXはスプレッドは開くは滑るは(10銭位平気で滑ります)で、
同じ土壌に立つのはまだまだかな?という感じです。
キャンペーンだけでなく、システムの安定性も真似て頂きたい物ですね。
6月 20 2009
連載:その地合判断、正しいですか? (その3)
さて、久々に研究中のテーマに戻ります。
通貨の指標作成のためにはどうしても統計的手法が必要です。
私も実際のところ専門に研究したことはありませんが、
統計学の基本というか常識として「サンプル数が多い方が精度が高い」わけですが
サンプル数が多くなればそれら比較対象に対し「何らかの補正が必要か否か」
と言う命題も必要になってきます。
例えば、2004年のBISの数字で全通貨取引の86.3%を占めるUSドルと
6.7%のオージー(オーストラリアドル)を同列に取り扱うにはどうしたらよいのか?
と言うことですね。
仮に同じ枚数の買いが入った場合、USドルに対しては"屁"のような枚数でも
オージーにとってはとてつもない変動を呼ぶのではないでしょうか。
これが0.7%のインドルピーだったら、もう大変な状況になるでしょう。
しかし、FX(為替取引)は基本的にゼロサムのはず。
USドルが1万枚買われたと言うことは、
USドル以外の他の通貨が単独もしくは複合で1万枚売られた。と言うことになるはずです。
なんてところで各通貨を同じ土俵に揃える手法をを考えている今日この頃。
にほんブログ村
為替・FXランキング
By najirane • 分析・相場観・手法 • Tags: 指標 USドル ゼロサム FX 為替取引 BIS