先週の各主要相場は下記のような流れでした。
■米国株式市場 = 下落
■原油先物市場 = もみあい
■NY金先物市場 = 下落
■ドル円 = 下落(ドル安)
■ユーロドル = 上昇(ドル安)
■ユーロ円 = もみあい
先週は総じて急落急騰を繰り返す乱暴な相場でした。火を付けたのは火曜日の原油とユーロの暴落です。この火種となったのはシュタルクECB理事が、ドイツ紙FAZに「ECBの最近のユーロ安定化措置は単なる時間稼ぎだった」と語ったことにあります。
そして 5月18日のNY時間昼頃(日本時間深夜)、独当局が「空売りの一時的禁止措置」を発表。この「空売り禁止」にオーストリアは賛同、イギリスは支持、フランスは導入の意志無し。と、様々な反応を表明しましたが、種々の金融資産の流動性低下を危惧した
投資家は一斉に手放し、我も我もとそれに続きました。
しかし水曜日。状況は一変しました。ユーロスイスに絡みスイス中銀が介入しました。
これ以外にもユーロの行きすぎた下落に対し各国が協調介入するのではと言う憶測が飛び、主にドル売りからユーロ・ポンドは急反発。
明けて木曜日、米国の金利低下とオーストラリアを始めとした資源国通貨の下落から今度はダウ及びクロス円が急落。
先週もそれ以前からも、ただでさえ手探りに加え不安情報には敏感に反応するので注意。と言うことを書いてきましたが、先週はそれを如実に示すような週となりました。
さて、今週以降の相場ですが、台風の眼は変わらずギリシャ問題です。そして急浮上は米金融規制法案。
その本質と注意すべき点はメルマガ版の方に書きますが、これに起因する動静には要注意です。
■各為替の週足デマーク指標値
(Demark Range Projection / Demark Pivot Points)
ドル円
予想高値 91.48 (DRP) / 91.48 (DPP)
予想安値 87.50 (DRP) / 87.50 (DPP)
ユーロ円
予想高値 119.29 (DRP) / 119.29 (DPP)
予想安値 106.97 (DRP) / 104.28 (DPP)
ユーロドル
予想高値 1.2886 (DRP) / 1.2886 (DPP)
予想安値 1.2356 (DRP) / 1.2356 (DPP)
ポンド円
予想高値 132.50 (DRP) / 132.50 (DPP)
予想安値 124.40 (DRP) / 124.40 (DPP)
ポンドドル
予想高値 1.4506 (DRP) / 1.4506 (DPP)
予想安値 1.4190 (DRP) / 1.4190 (DPP)
■ 資料ダウンロード:『先週(05/17~05/21)の為替動向』
:
2010_0521.PDFをダウンロード
◎P1-週間為替リポート保存版PDF
◎P2-先週の主要8相場チャート
◎P3-先週限のドル円、ユーロドル日足6ヶ月分
◎P4-主要通貨のIMMポジション(試作版)
◎P5-先週の4本値と今週のPivot が同梱されています。
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5月 30 2010
先週(05/24~05/28)の為替動向
先週の各主要相場は下記のような流れでした。
■米国株式市場 = もみあい
■原油先物市場 = 上昇
■NY金先物市場 = 上昇(高値止まり)
■ドル円 = もみあい(若干円安)
■ユーロドル = もみあい
■ユーロ円 = もみあい
先週はユーロ懸念が残りつつも月末調整が優先し、火曜日に一斉下落を見せた他は突発急激な大変動も比較的少ない週でした。
クロス円は概ねダウに連動し、米国株高=原油高=リスク選好を誘い、逆にリスク回避先である円は売られる。という非常に解りやすい構図です。
ただ、注意しなければならないのは円と同じリスク回避先である金も、株や原油に連動して上昇している点です。
これはドイツ政府が発表の「空売り規制」がすべての金融取引を範囲とし、また、全世界へ拡大する可能性も懸念されたことから、
週初、流動性低下を恐れた投資家が一斉にポジションを解消、その後、様子を見ながら資金の再配分を行う際、リスクテイクとリスクオフが同時に行われ、株式や原油に再投資する一方、金にも配分を行っているような観測が出来ます。
今週は引き続きユーロ懸念に注意が必要ですが、半島情勢にも要注意です。
おそらく今回は中国の仲介により軟着陸という展開が予想されますが、そうなると為替相場での中国の発言力が高まることが予想され、中国の意向次第の相場。になる可能性もあります。
案外、金人気の一因はここにもあるかも知れません。
■各為替の週足デマーク指標値
(Demark Range Projection / Demark Pivot Points)
ドル円
予想高値 92.32 (DRP) / 92.32 (DPP)
予想安値 90.15 (DRP) / 90.15 (DPP)
ユーロ円
予想高値 117.00 (DRP) / 117.00 (DPP)
予想安値 105.14 (DRP) / 108.16 (DPP)
ユーロドル
予想高値 1.2419 (DRP) / 1.2413 (DPP)
予想安値 1.2001 (DRP) / 1.2006 (DPP)
ポンド円
予想高値 135.28 (DRP) / 135.28 (DPP)
予想安値 129.65 (DRP) / 129.65 (DPP)
ポンドドル
予想高値 1.4713 (DRP) / 1.4713 (DPP)
予想安値 1.4360 (DRP) / 1.4360 (DPP)
※デマーク指標にはDemark Range Projection と
Demark Pivot Points の2種ありますので両方を提示しています。
■資料ダウンロード(以下がひとつのファイルにとりまとめてあります。)
『先週(05/24~05/28)の為替動向』
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2010_0528.PDF をダウンロード
◎先週の主要8相場チャート
◎先週限のドル円/ユーロドル日足6ヶ月分
◎先週の4本値と今週のPivot
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By najirane • 為替動向と予想 • Tags: ギリシャ 中国 朝鮮 韓国 デマーク指標 Demark Range Projection Pivot Points ユーロドル ドル円 クロス円 原油 為替 株式 米国 指標 ダウ 円高 リスク回避 リスク選好