4月 8 2009
連載:押し目(戻り)なのか転換点なのか? その4
『為替鬼さん 完敗』
FXをやっていて多少なりとも他人のFXブログ等のチェックをしている人なら
必ず知っている「為替鬼」さん。
為替鬼さんの4月6日の戦績は見事なまでの「転換点と押し目の読み誤り」ですね。
8回中7回までも押し目買いの場面を転換点と見誤っています。
7回目のみ+になっていますが、実はこれだけが本当の転換点で
8回目は戻り売り場面を転換点と見たようです。
もっとも、氏の手法はSuperSignalなるオシレータによる
半システムトレード(建玉/決済は手動)なので、
チャートを読み誤ったと言うよりは、
SuperSignalが見事に間違えたと言うべきでしょうか。
ともあれ、スキャルの天才・為替鬼さんでさえ
押し目と転換点を読み誤る。それも見事に全部近く。そして完敗。
押し目と転換点の明確な判別はそれだけ難しいと言うことでしょうね。
4月 12 2009
連載:押し目(戻り)なのか転換点なのか? その5
『平均足の活用』
連載:押し目(戻り)なのか転換点なのか? その2 でも書きましたが
1分足のように短い時間足だけでなく、長い時間足も見ると
「あら?」っと思いとどまれます。(笑)
で、さらにその眺めの時間しも見方を少し変えると…。
例えば左は今週1週間のUSDJPYを
30分足で書いたものですが、
上下は少し違って見えますね。
実は、上は一般的なローソク足
下は平均足で書いた物です。
特に、4/7と4/9はその表現力の差が一目瞭然です。
さらに、左は4/7,4/9それぞれの、
0:00-24:00を抜き出して、
ローソク足と平均足で上下に比較したものですが
一般的なローソク足で見た場合
なんだか知らないけど下がっていった。
もしくは上がっていっただけに見えますが、
平均足で見るとはっきりくっきり、
4/7は戻り含みの下降トレンド
4/9は押目含みの上昇トレンドが
手に取るように解ります。
方向感がつかめず
翻弄されていたかに見えて
実はしっかりとしたトレンド進行中だったんですね。
トレンド進行中(=一時的な変化=押し目か戻り)なのか、転換点なのか、
この見分けに平均足はかなり有効と思えます。
もちろん単一の時間足チャートだけでなく
複数の時間足チャートから総合判断することは基本セオリーではありますが
それをまた平均足で見てみることで、
よりはっきりとした「流れ」がつかめるのではないでしょうか。
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By najirane • 分析・相場観・手法 • Tags: 平均足 レンジ 押し目 戻り 転換点