4月 24 2011
先週(4/18~4/22)の為替動向
■米国株式市場 = 週初下落・以後上昇
■原油先物市場 = 週初下落・以後上昇
■NY金先物市場 = 週初下落・以後上昇
■ドル円 = 下落(ドル安円高)
■ユーロドル = もみ合い(ドル安基調)
■ユーロ円 = もみ合い(円高)
イースター休暇前、加えてFOMC前の先週は前週に続き、調整の継続と言った模様で、相場の流れも基調はドル安。一方、下落一途のドル円とは対照的にユーロドルは年初来はおろかここ1年間での最高値を更新。
【4/18:月】週明けは83.10円台でスタート。
仲値後にギリシャの債務再編懸念や日本株の軟調からクロス円下落に連れ安し、82円割れ。欧州時間以降、IMF筋の話として「ギリシャ債務再編要請」のニュースが伝わるとリスク回避から軒並み総下落。NY時間にS&Pが米国債ネガティブに引き下げたことからドル全面安が加速するとドル円も82.10円台に下落。
【4/19:火】朝方には82.60円台までは復調。しかし材料に乏しく82.30-50円台のレンジで一進一退。NY時間に発表の米住宅着工件数が予想超えで82.76円まで反発するも上値は重く82.30円台まで反落。
【4/20:水】ゴトウ日仲値に向けたドル買いに支えられ正午過ぎには83円台に復帰。しかし買い戻し一巡後は早々に83円を割り込み82.90円前後で欧州勢待ち。ギリシャ債務再編の蒸し返しや米債利回りが急落から82.20円台まで突っ込まれるが、早々に82.50円台に反発。
【4/21:木】豪ドルやスイスフランが対ドルで変動相場制史上の最高値を更新するとドル売りが優勢。ドル円もこの流れに沿って82円割れまで続落。欧州時間以降はポンド急騰のあおりを受けさらに続落。81.60円台まで一段安。その後はイースター休暇や翌週のFOMC睨みの模様眺めとなり方向感なく推移。
【4/22:金】東京は81.80円台で推移。早朝に82円超えにトライするも届くことなく足止め。アジア市場以降、イースター休暇市場が増えてくると全くの凪相場となり81.90円処で1週間を終わる。
【先週のポイント】
・米国債格付けが安定的→ネガティブに
・ギリシャ債務再編にIMFも関与
・長引く原発処理問題
【今週のポイント】
・豪ドルやスイスフランの更なる上伸の可能性と影響
・米国金融緩和の終了方法とその後の憶測
・4/26:米2年国債入札
・4/27:FOMC政策金利発表~バーナンキ議長会見
・4/27:米5年国債入札
・4/28:米3月期GDP速報/米7年国債入札
・4/29:バーナンキFRB議長講演
【週足デマーク指標/フィボナッチゾーン】
TD Range Projection
USD/JPY High: 82.57 / Low : 80.93
EUR/JPY High:127.35 / Low :118.47
EUR/USD High:1.4851 / Low :1.4359
GBP/JPY High:135.57 / Low :132.62
GBP/USD High:1.6771 / Low :1.6339
Fibonacci Zone USD/JPY
R2 83.89 ~ 84.52 / R1 83.07 ~ 83.27
S1 81.43 ~ 81.24 / S2 80.61 ~ 79.99
Fibonacci Zone EUR/USD
R2 1.4948 ~ 1.5136 R1 1.4702 ~ 1.4760
S1 1.4210 ~ 1.4152 S2 1.3964 ~ 1.3776
■資料ダウンロード(以下がひとつのファイルにとりまとめてあります。)
『先週(04/18~04/22)の為替動向』
→ 2011_0422をダウンロード
◎先週の主要8相場チャート
◎先週限のドル円/ユーロドル日足1年分
◎先週の4本値と今週のPivot
◎週間為替リポート保存版PDF
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5月 1 2011
先週(4/25~4/29)の為替動向
週初はイースター、週中盤には初となる会見とセットのFOMC、そして週末は英国王室ロイヤルウェディングと緩急入り乱れた先週の各主要相場は下記のような流れでした。
■米国株式市場 = 上昇
■原油先物市場 = 上昇
■NY金先物市場 = 上昇
■ドル円 = 下落(ドル安)
■ユーロドル = 上昇(ユーロ高ドル安)
■ユーロ円 = 上昇(ユーロ高)
【4/25:月】イースターマンデーは81.80円台でスタート。ゴトウ日の仲値需要から82.40円台まで上昇するがアジア株の軟調推移から失速、じり安展開へ。82.10円台で欧州時間帯に入るとドル売りが進みスイスフランが対ドルで史上最高値を更新するとドル円も連れ安し、82円を前後する水準でNY時間へ。米債利回り低下などから、81.60円台でNYクローズ。
【4/26:火】序盤、トリシェECB総裁のユーロ高懸念とも受け取れる発言が材料視されユーロが急落。円買いドル買いが錯綜し、81.50-90円台の乱高下。欧州時間に入る頃には81.70円辺りの膠着へ収束。NY時間、複数企業の堅調な1Q決算内容が好感され、ダウ上進に連れドル円も82円目前まで急騰。しかし、2年債入札好調や低金利政策長期化観測から米債利回りが低下、81.50円割れまで下落。
【4/27:水】早朝に一時81.20円を割る下値攻め。しかし追随されることなく反発し81.40円台に収束。正午前、S&Pが日本国債の格付け見通しを安定的→ネガティブに引き下げたとの報道から円売りに火が付き、欧州時間からNY序盤までにかけ82.76円まで反発上昇するが、FOMC開始を前に失速。初の会見とセットとなるFOMCでは金融緩和継続や以前弱腰な姿勢が確認されるとドル売り進行。ドル円も82.00円辺りまでジリ安しNYクローズ。
【4/28:木】GW前の実質ゴトウ日の需要期待からか早朝に82.20円台に反発するも、FOMC弱気が再燃し正午近くには81.60円台まで売られその後もじり安。欧州時間以降は81.80円台まで反発基調となったがNY時間に発表のGDPや失業保険が予想割れとなりと81.40円台まで反落。その後は81.50円付近で膠着。
【4/29:金】東京はGW入りし小動きに終始。欧州時間も英国がロイヤルウェディング休場となるがスイス中銀総裁のインフレ警戒発言が発端となりドルスイスは戦後最安値圏へ急落。クロス円総下落。挙式の佳境に合わせるようにドル円は81.10円まで失速。NY時間となり81.50円付近まで反発するも、シカゴ・ミシガンの連続府圧から下落は止まらず、81円割れ目前まで攻め込まれて1週間を終了。
【今週のポイント】
・FOMCの余波=QE2早期終了どころかQE2+1/2?
・今週はGW週ながら米国重要指標祭り週間
月:ISM製造業、 水:ADP/ISM非製造業
木:失業保険新規申請件数/FED・FRB要人発言多数
金:全米4月雇用統計
【週足デマーク指標/フィボナッチゾーン】
TD Range Projection
USD/JPY High: 81.99 / Low : 80.25
EUR/JPY High:121.63 / Low :117.49
EUR/USD High:1.5038 / Low :1.4650
GBP/JPY High:137.83 / Low :134.88
GBP/USD High:1.6884 / Low :1.6570
Fibonacci Zone USD/JPY
R2 83.42 ~ 84.09 / R1 82.55 ~ 82.75
S1 80.80 ~ 80.60 / S2 79.93 ~ 79.26
Fibonacci Zone EUR/USD
R2 1.5115 ~ 1.5263 / R1 1.4921 ~ 1.4967
S1 1.4533 ~ 1.4487 / S2 1.4339 ~ 1.4191
■資料ダウンロード(以下がひとつのファイルにとりまとめてあります。)
『先週(04/25~04/29)の為替動向』
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◎先週の主要8相場チャート
◎先週限のドル円/ユーロドル日足1年分
◎先週の4本値と今週のPivot
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By najirane • 為替動向と予想 • Tags: デマーク指標 Demark Range Projection Fibonacci Zone ユーロドル ドル円 クロス円 原油 為替 株式 米国 指標 ダウ 介入 日銀 金融緩和 FRB ECB QE2 QE3 FOMC バーナンキ 出口戦略 ギリシャ イタリア スペイン 緊縮財政 雇用統計