5月 9 2010
先週(05/03~05/07)の為替動向
■米国株式市場 = 下落(木曜暴落)
■原油先物市場 = 下落
■NY金先物市場 = 前半もみ合い後半上昇
■ドル円 = もみあい(木曜暴落)
■ユーロドル = 下落
■ユーロ円 = 下落(木曜暴落)
GW明けの先週は、年に何回もない
セリング・クライマックス(パニック売り)に
雇用統計までスルーされる結果となりました。
いつまでも終わりの見えないギリシャ問題は
5/5(水)夕刻頃から、民衆の暴動にまで発展し、
金融機関への襲撃や死傷者発生と、
手が付けられない状況が嫌気され、
リスク回避のための欧州通貨売りが加速。
明けて5/6(木)、イギリスの総選挙において
保守党優勢ながら過半数に満たない状況から
ユーロ安に続きポンド安が加速、
リスク回避の矛先が円と金に向かい始めた頃、
NY市場において原因不明の暴落が発生。
市場の悲観は最高潮に達しました。
しかしその後、原因不明ながら、
この暴落は何らかの事故であることが
報道され始めた頃から反発しましたが
市場はじり安状態で引けました。
過去に何回か書きましたが特に米国は、9.11のトラウマから、○○ショックのようなパニック的行動を起こしがちです。
市場がこれを一時的なパニックと見るかサブプライム問題のような修復不可能な連鎖複合的世界不況と見るかで復調と下落持続は判断が別れるでしょう。
今週以降もギリシャ問題が「琴線」です。
■各為替の週足デマーク指標値
(Demark Range Projection / Demark Pivot Points)
ドル円
予想高値 93.27 (DRP) / 93.27 (DPP)
予想安値 86.29 (DRP) / 86.29 (DPP)
ユーロ円
予想高値 121.44 (DRP) / 121.44 (DPP)
予想安値 112.20 (DRP) / 118.48 (DPP)
ユーロドル
予想高値 1.3050 (DRP) / 1.3050 (DPP)
予想安値 1.2230 (DRP) / 1.2230 (DPP)
ポンド円
予想高値 140.20 (DRP) / 140.20 (DPP)
予想安値 125.20 (DRP) / 125.20 (DPP)
ポンドドル
予想高値 1.5060 (DRP) / 1.5060 (DPP)
予想安値 1.4216 (DRP) / 1.4216 (DPP)
※デマーク指標にはDemark Range Projection と
Demark Pivot Points の2種ありますので両方を提示しています。
■資料ダウンロード:
『先週(05/03~05/07)の為替動向』:
2010_0504をダウンロード
◎先週の主要8相場チャート
◎先週限のドル円日足6ヶ月分
◎先週の4本値と今週のPivot
◎主要通貨のIMMポジション(試作版)
◎週間為替リポート保存版PDF が同梱されています。
5月 12 2010
今週のドル円状況
先週木曜日の大暴落の余韻なのか
根強いユーロ不安か、英国議会か
各国ドル供給オペへの疑心暗鬼なのか、
神経質な相場が続いていますね。
さてさて、左図は先週の大暴落を含む
ドル円-週間30分足ですが、
これだけナローレンジが続いてしまうと
・暴落後の早い復帰。・米国株高=ドル高? なんていう期待から
かなりの買い溜まってきているのではないでしょうか?
問題はそれらの刈り取りがいつ行われるかですが、
ECBとBOJ(日銀)は来週 5月18日に第1回目のドル供給オペ入札を行います。
結果次第ではドルが大量供給=金利低下=ドル安と言う流れになるので
ここかな?とも思えますが連中(投機筋)はそこまで待たないと思います。
となると、中国元切り上げ1回目と臆されている5月15日説が気になります。
それにぶつけてくるとしたら、今週の週末・・・とまでは誰もが考えるので
更に裏を読んで「木曜日」かな?「悲劇の木曜日再び!」とか。
投機筋の方々(輩とも言いますが)、何故かチャートの様式美に凝ってみたり
いわれのある日やタイトルをつけやすい事件にしたがるので
そこから読む何てのもアリでしょうか。
ともあれ、今現在「凪」なだけに、今週の週末も油断大敵ですね。
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By najirane • 為替動向と予想 • Tags: 暴落 木曜日 ドル円 投機筋 NR7