3月 12 2012
TradeInterCeptor Ver2.8.2
先週末(3/9)にTradeinterCeptorがVer2.82にアップデートされました。詳細は左図もしくはTradeinterCeptorダウンロードページ(iTunes Store)でご確認頂きたく思いますが、今回私が目玉と思ったものがふたつあります。
* Advanced Pivot Point
先月このブログでPIVOTあれこれを連載させてもらいましたが、
PivotTrade_1:Pivotのイメージ
PivotTrade_2:WilderのPivot概念
PivotTrade_3:Wilder以外のPivot
TradeInterCeptor開発チームの方々も当該連載を見たのでしょうか。なんと従来のWilderピボット(TradeInterCeptorではClassicと表記)に加え
当該連載でも紹介した○Camarilla ○Demark ○Fibonacci ○Woodie の各計算方法をサポート。
加えて各計算方法に合致させるためにも基準値の算出を○(H+L+C)/3 ○(H+L+C+当日のO)/4 ○(H+L+当日のO)/3 ○(H+L+2*C)/4 から選択出来るという方式に変え名前も誇らしくAdvancedPivotPointとなりました。
* Candles History up to 10000
一言で言うととても簡単なのですが、ローソク足の本数履歴を10000本分まで保存するよう拡張されました。
これにより、例えば日足であれば1年を(5/7*365)=260日として約38年分、時間足であれば約1.6年分遡っての表示が可能となりました。
Twitterでもつぶやきましたが、このようにTradeInterCeptorはかゆいところに手の届くような改変を熱心に行ってくれますが、どれもこれも同社が開設しているフィードバックのみならず、個人が行っているTwitter/Blog等での個人的要望やつぶやきまでも吸い上げ、「どう?」と言う感じでリリースしてくれるんですね。まるで往年の例えばNIFTY-Serve FGAL等で「みんなで創るOnlineSoft」を彷彿とするかのような作り込みです。自分の要望が採用された日にはまるでオーダーメイド感覚じゃないですか。こんなに愛着を感じるソフトは他に考えられません。そしてそれこそが私が他をおいても熱心にTradeInterCeptorをお勧めする由縁でもあります。
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5月 4 2012
MetaTrader 4 build 420 for iPhone
5/2付けで iPhone用Metatrader4(MT4)がbuild420にアップデートされました。
今回のアップデート内容は
– クロスヘアカーソルの採用
– OHLCをチャート上に表示
– データウィンドウをチャート上に表示
– その他報告されたバグフィクス
詳しくはAppStoreへ
とのことではありますが、このMT4(及びMT5)に対しては毎回苦言を書いてきておりますが今回もまた、まだまだMT4を名乗るにふさわしくない、落胆せざるを得ないアップデートでお茶を濁しているようです。
マルチベンダと言うことだけがアピールポイントで、肝心なチャート機能においてはFX会社各社が独自に提供しているトレードアプリのチャート機能の方がどれほど使い易くまた見易いか、まったく調査も参考にもしていないお粗末さを今回も露呈してくれたようです。
左記は左が前回バージョン(build415)、右が今回バージョン(build420)を並べたものですが、上部ボタンの配置を見ればお解りの通り、クロスヘアカーソルボタンが追加されています。また、これまでは横位置でのみ表示されたカギ足/ローソク/ライン描くチャートへの切り替えボタン、及びインジケータ詳細画面への移動ボタンも追加され、代わりにタイムスケール変更は選択方法が変更になっています。
さて、今回変更の2点のクロスヘアカーソルとデータウィンドウ表示を同時にしてみました。(左)
データウィンドウにチャートが隠されなんのことやらさっぱり解りません。
データウィンドウを非表示にしてみたら(右)、まだこちらの方が実用上問題ないばかりかまだ見やすいですね。
また、この一連の操作ではクロスヘアカーソル表示ボタンの操作やデータウィンドウの表示/非表示はセッテイング画面に移動しての作業が強いられるわけですが、何も考えなくたって単に画面をタップすればクロスヘアカーソルが出てくる事がデフォルトなFX会社各社が提供しているトレードアプリ辺りの方が遙かに簡便かつ実用上優れていると思います。
例えば2月のiPhone版MT4リリース時にも書きましたがPC用MT4やWindowsMobile用MetaTrader(mtm)、またTradeInterCeptor for iPhoneで出来るようなトレンドラインを引いてみるとかフィボナッチを引いてみるとか…etc、定型チャート上で随時行ってみたい追加の分析が全くで きないなんて事は言語道断に近いあり得ないことではないでしょうか。
私は全てのチャートソフトの中でMT4ほど自由度や操作性に優れたものはないと思っています。ただしそれはPC版においての話で、iPhone版に関してはFX会社各社のトレードアプリにも劣る代物であり、MT4を名乗るどころかチャートアプリとしてすらリリースして欲しくないと言うのが偽らざる気持ちです。
今回もまた苦言だらけとなりましたが、これは罵倒ではなく叱咤激励と思って頂ければ幸いです。
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By najirane • iPhone, MT4 & mtm, TradeInterceptor • Tags: Crosshair, iPhone, mt4, mtm, TradeInterCeptor, WindowsMobile, クロスヘア