3月 29 2015
CFTC IMMポジション(3/24付集計-3/27公開分)
先々週のFOMC以来、利上げ先送りの幻滅感を追い打ちするような発言や状況が続き、3/24の米CPIに若干の好感、3/25の耐久消費財に若干の嫌感を示しつつも、先週のドル円は一貫して精彩を欠いた緩やかな下降となりましたが、今回の集計は若干の好感を誘ったCPI発表直後のものとなります。
3/24付IMM集計、対円では反転のロング減・反転のショート減の双方減から、売り越しは45905枚と約0.2万枚の減・売買計は124217枚へと約1.3万枚の減。
対ユーロは2週連続のロング減・3週連続のショート増から、売り越しは2012/06/05の214418枚を上抜きIMM集計開始以来最多となる220963枚へと約2.7万枚の増・売買計はIMM集計開始以来の32万枚台となる321259枚へと約1.5万枚の増と共に最多枚数記録を更新。
IMM全体では売り越しは371270枚と約3.1万枚の増・売買計は813804枚と約5.3万枚の減となり、全体の傾向としては先週を頂点にロング/ショート共縮小模様となっています。
CFTC IMMポジション(3/24付集計-3/27公開分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20150324.pdf
・P1 対円投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P2 対ユーロ投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P3 CFTC IMMポジションに管掌される8通貨の投機筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数
・P4 対円投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P5 対ユーロ投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
※CFTC IMMポジションとは米商品先物取引委員会(CFTC)に全米の各取引所から報告された、International Monetary Market 通貨先物取組を集計したもので、毎週火曜日のNYクローズ時点での集計が金曜日のNYクローズ後(日本時間では土曜日早朝)に公表されます。
データ参照先:CFTC Historical Compressed
※IMMポジションは市場全体の動きではなく、あくまでCFTCに報告された数字だけであり、投機筋/実需筋という分け方も便宜的なものです、また、あくまで過去指標として為替の価格変動を後追いするだけの物であり、将来の価格変動を予測出来る材料ではないと言うことは否めませんが、現状の貿易収支や政治経済情勢を勘案し、過去の動向などに照らし合わせることにより、相場のファンダメンタル=特に市場の方向性や過熱感、いわば潮目として認識したり、相場のダイナミズムを数字から可視化していくことで大局観・相場観を得る事には有効です。
CFTC IMMポジション(3/24付集計-3/27公開分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20150324.pdf
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3月 29 2015
先週(~2015/3/27)の動向と主要通貨4本値及び今週のPivot
先週(3/23~3/27)の動向及び過去4週(3/2~3/27)の主要通貨4本値&チャート、及び次週(3/30~)用各種ピボットデータ・フィボナッチゾーン等
先々週のFOMCやそれ以降の各種発言により早期利上げ期待が完全に遠のき、先週のドル円は精彩を欠いた一貫した下降チャネルを描く結果となりましたが、先週このBlogで月足を用いて3月10日の122.027円は2007年6月の124.133円や2007年7月の123.659円には及ばないものの、2007年1月の122.192円や2007年2月の122.054円は充分に狙えるターゲットであり、直近(と言っても8年前ですが)にほぼ並んだ・・・だけでは終わらせたくないのでは?と言ったことを書きましたが、左の週足で見る限り、見事なWトップ形状生成中・・・。しかし今週は週前半は月末フロー(円転による円買い)が出やすく週後半は雇用統計を始めとして月初の需要指標目白押しの週でもあり、このような形にのチャートを見せ月末フローで更に心配させ、雇用統計で・・・などと考えるのは、これまた先週に同じくHF勢などの策略にはまる事となるのか裏の裏を見抜いたことになるのかが直近の関心事と言うことになりますね。
資料PDFダウンロード → Pivot_2015_0327.pdf
■PDF資料(計3p)の内容
●P1:ドル円/ユーロ円/ユーロドル/ポンド円/ポンドドルの過去5日分日足及び過去4週分(週足)の4本値と値幅、及びそこから算出されるWilderピボット/Demarkピボット/Demarkレンジ/フィボナッチゾーン
●P2:IMMで扱われる主要対ドル8通貨とダウ先/日経/金/オイルの過去5日分日足及び過去5週分週足の4本値
●P3:IMM取り扱いの対ドル主要8通貨の先週1週間チャート(1H足&週間Hi-Lo&SuperBollinger+スパンモデルもどき)
■次週(3/30~)用 主要通貨の週間Fibonacci Zone
■次週(3/30~)用 主要通貨の週間TD Range Projection
先週(3/23~3/27)の動向及び過去4週(3/2~3/27)の主要通貨4本値&チャート、及び次週(3/30~)用各種ピボットデータ・フィボナッチゾーン等
資料PDFダウンロード → Pivot_2015_0327.pdf
こちらも併せてご覧ください。『なじらね流 Pivot_Trade (連載4回)』
~pivotの多様な考え方とその応用~
第1回:PIVOTという概念
第2回:WilderのPivotとその概念図
第3回:Wilder “以外の” Pivot
第4回:BollingerBandとの関係
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By najirane • 為替動向と予想 • Tags: 4本値, Demark, EUR, Fibonacci, JPY, N225, Pivot, TD Range Projection, USD, Wilder, フィボナッチゾーン, 日経