1月 31 2015
CFTC IMMポジション(1/27付集計-1/30公開分)
1月最終週となった先週はユーロ圏を取り巻く種々の不安材料を抱えたままスタートしましたが、ギリシャの離脱回避観測やFOMCの利上げには依然慎重と想定通りの無風通過、週末には米雇用関連指標等の堅調などから次第に明るくなってきたとは言えまだまだ手放し出来ないような1週間となりました。
1/27付IMM集計、対円ではロングが前週から僅か1枚増・4週連続のショート減から、売り越しは64658枚へと約1.3万枚の減・売買計は117710枚へと約1.3万枚の減。 対ユーロは反転のロング増・6週連続のショート増から、売り越しは184745枚へと約0.4万枚の増・売買計は285723枚へと約0.09万枚の微増。なお、注目の対スイスではロングが前週比615枚増・ショートが前週比1821枚の減で、売り越しは前週比2436枚の減となる7373枚に縮小しました。IMM全体では売り越しは378681枚と約1.3万枚の減・売買計は741493枚と約1.5万枚の増となり、全体の傾向としてはロングは頭打ちながらショートは切り上がりと縮小フラッグ様な形となっています。
CFTC IMMポジション(1/27付集計-1/30公開分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20150127.pdf
・P1 対円投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P2 対ユーロ投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P3 CFTC IMMポジションに管掌される8通貨の投機筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数
・P4 対円投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P5 対ユーロ投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
※CFTC IMMポジションとは米商品先物取引委員会(CFTC)に全米の各取引所から報告された、International Monetary Market 通貨先物取組を集計したもので、毎週火曜日のNYクローズ時点での集計が金曜日のNYクローズ後(日本時間では土曜日早朝)に公表されます。
データ参照先:CFTC Historical Compressed
※IMMポジションは市場全体の動きではなく、あくまでCFTCに報告された数字だけであり、投機筋/実需筋という分け方も便宜的なものです、また、あくまで過去指標として為替の価格変動を後追いするだけの物であり、将来の価格変動を予測出来る材料ではないと言うことは否めませんが、現状の貿易収支や政治経済情勢を勘案し、過去の動向などに照らし合わせることにより、相場のファンダメンタル=特に市場の方向性や過熱感、いわば潮目として認識したり、相場のダイナミズムを数字から可視化していくことで大局観・相場観を得る事には有効です。
CFTC IMMポジション(1/27付集計-1/30公開分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20150127.pdf
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2月 1 2015
先週(~2015/1/30)の動向と主要通貨4本値及び今週のPivot
先週(1/26~1/30)の動向及び過去4週(1/5~1/30)の主要通貨4本値&チャート、及び次週(2/2~)用各種ピボットデータ・フィボナッチゾーン等
先週も変わらずスイスショックの後遺症やギリシャ絡みのユーロ不安に終始する展開となりましたが、ドル円として見ると日米株の危なげない動きやFOMCの想定通りの無風通過、また後半の雇用関係指標の好感などからドル高円高が均衡し綺麗なレンジとなった週となりました。
初日1/26(月)ギリシャ総選挙での反緊縮派躍進を受けユーロ売りとリスク回避の円買いから早朝117.25円付近まで下押しされるも寄り付きから好調な日経に連れ高し117.82円付近まで反発、欧州時間に入ると行き過ぎたリスク回避の巻き戻しからユーロ買い円売りの流れとなりドル円も反発上昇から118円を回復したが、118.50円を前に足踏み。明けて1/27(火)早朝から前日NYの流れを踏襲しドル円は上値を追い118.65円付近まで再上昇したが仲値公示後は利益確定の売りや甘利経済再生相の円安円高は双方とも不適切との発言が円買いを誘い118.24円付近で下押し、欧州時間に入ると再度ユーロが売られる展開となり久々にリスク回避のスイス買いが再燃、円も買われる側に回りドル円は118円割れ、NY時間に入ると指標悪化やダウの軟調などの連れ安し117.33円付近まで下押し。明けて1/28(水)豪指標の強い結果と日経の堅調からドル円も買われる展開となり118円を回復するとそのまま118.26円付近まで上進、FOMCが近づくと市場は次第と軟調な流れとなったがFOMCの結果が想定通りとは言え長期金利低下やダウの軟調などからドル円は117.30円付近まで軟化。明けて1/29(木)日経の下げ幅縮小と仲値需要からドル円は117.60円付近まで反発模様、午後には一時118円を回復したが戻り売り優勢の中117.60円付近まで逆戻り、欧州時間以降SNBの介入の噂からユーロ買いの流れとなりドル円も円売りから118円を突破後はストップを巻き込んで118.20円付近まで急進、NY時間に公表の雇用指標が好感されるとドル円は更に118.50円付近まで上進。最終日1/30(金)日経が寄り付き後に上げ幅を縮小するとドル円も連れ安となり118円を割り込む、欧州時間に入ると資源国通貨が崩れ始めドル円もあおりを受け117.65円付近まで軟化、NY時間に米GDPが予想割れとなるとドル円は一層軟化し117.30円付近まで推されるが、このところのサポートラインでもあるこのレベルでは底堅く、117.50円付近で1週間を終了。
資料PDFダウンロード → Pivot_2015_0130.pdf
●P1:ドル円/ユーロ円/ユーロドル/ポンド円/ポンドドルの過去5日分日足及び過去4週分(週足)の4本値と値幅、及びそこから算出されるWilderピボット/Demarkピボット/Demarkレンジ/フィボナッチゾーン
●P2:IMMで扱われる主要対ドル8通貨とダウ先/日経/金/オイルの過去5日分日足及び過去5週分週足の4本値
●P3:IMM取り扱いの対ドル主要8通貨の先週1週間チャート(1H足&週間Hi-Lo&SuperBollinger+スパンモデルもどき)
■次週(2/2~)用 主要通貨の週間Fibonacci Zone
■次週(1/26~)用 主要通貨の週間TD Range Projection
先週(1/26~1/30)の動向及び過去4週(1/5~1/30)の主要通貨4本値&チャート、及び次週(2/2~)用各種ピボットデータ・フィボナッチゾーン等
資料PDFダウンロード → Pivot_2015_0130.pdf
こちらも併せてご覧ください。『なじらね流 Pivot_Trade (連載4回)』
~pivotの多様な考え方とその応用~
第1回:PIVOTという概念
第2回:WilderのPivotとその概念図
第3回:Wilder “以外の” Pivot
第4回:BollingerBandとの関係
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By najirane • 為替動向と予想 • Tags: 4本値, Demark, EUR, Fibonacci, JPY, N225, Pivot, USD, Wilder, フィボナッチゾーン, 日経