7月 20 2014
先週(~2014/7/18)の動向と主要通貨4本値及び今週のPivot
先週(7/14~7/18)の動向及び過去4週(6/23~7/18)の主要通貨4本値&チャート、及び次週(7/21~)用各種ピボットデータ・フィボナッチゾーン等
先週のドル円は、年初来の下値攻防ベルト上端の101.30円処からスタートし、101.80円と102円に及ばない中途半端な上昇をした後、中盤からは反落、しかし101.10円処と年初来の下値攻防ベルト下端の101円を切れないこちらも中途半端な下値で反発され、結局101.30円で終わると、行って来いの1週間でした。
(左図は年初来の日足チャート)
初日7/14(月)序盤は日経がプラスで寄りついたものの円売りに傾かず徐行上昇、午後から日経の上げ幅が拡大するとようやく連れ高模様となり、欧州時間以降は欧州株の堅調からも上昇度合いを強め、NY時間からはダウの堅調に連れ最終的に101.60円処まで。明けて7/15(火)日銀金融政策決定会合を前にした様子見相場から101.50円台をもみ合い、結果は現状維持だが今後の経済成長見通しを引き下げたことが追加緩和期待につながり、ドル円は101.64円付近まで上昇、NY時間にイエレンFRB議長から労働市場の停滞感や緩和維持の必要性の弁が聞かれると長期金利低下と相まってドル売りに傾斜し101.42円付近まで軟化、しかし直後に雇用状態好転によっては早期利上げも辞さないと追加されると101.74円付近まで一転反発。明けて7/16(水)深夜のベージュブック公表に向け希望的観測による高値追いを模索しつつ材料不足でもみ合い、ベージュブックの中身も緩やかな上昇と個人消費の拡大は認められるものの悪くはない程度に留まり、更なる上値追いは終了。明けて7/17(木)オセアニア通貨の下落から始まったリスクオフがドル円にも波及し東京では午後からの日経なんかも相まって101.45円処まで軟化、NY時間に入って発表の週間失業保険やフィリーも好感されるないようだったが、ウクライナでマレーシア航空の旅客機が撃墜(?)との報道が伝わり、更にスラエル地上軍がガザ地区への地上侵攻を開始との報道が重なるとると一斉のリスクオフとなり、ドル円は101.10円付近まで急落。最終日7/11(金)は早朝こそリスクオフから始まったが午後近くからは反発しウクライナやイスラエル情勢の続報を待ちながら週末調整となり、結果、101.30円付近で1週間を終了。
資料PDFダウンロード → Pivot_2014_0718.pdf
●P1:ドル円/ユーロ円/ユーロドル/ポンド円/ポンドドルの過去5日分日足及び過去4週分(週足)の4本値と値幅、及びそこから算出されるWilderピボット/Demarkピボット/Demarkレンジ/フィボナッチゾーン
●P2:IMMで扱われる主要対ドル8通貨とダウ先/日経/金/オイルの過去5日分日足及び過去5週分週足の4本値
●P3:IMM取り扱いの対ドル主要8通貨の先週1週間チャート(1H足&週間Hi-Lo&SuperBollinger+スパンモデルもどき)
■次週(7/21~)用 主要通貨の週間Fibonacci Zone
Fibonacci Zone USD/JPY | |||
R2 | 102.12 | ~ | 102.39 |
R1 | 101.76 | ~ | 101.85 |
S1 | 101.05 | ~ | 100.97 |
S2 | 100.70 | ~ | 100.43 |
Fibonacci Zone EUR/USD | |||
R2 | 1.3701 | ~ | 1.3758 |
R1 | 1.3626 | ~ | 1.3644 |
S1 | 1.3477 | ~ | 1.3460 |
S2 | 1.3403 | ~ | 1.3346 |
■次週(7/14~)用 主要通貨のTD Range Projection
TD Range Projection | ||||
USD/JPY | High: | 101.93 | Low: | 101.22 |
EUR/JPY | High: | 139.68 | Low: | 138.32 |
EUR/USD | High: | 1.3582 | Low: | 1.3433 |
GBP/JPY | High: | 173.85 | Low: | 171.98 |
GBP/USD | High: | 1.7139 | Low: | 1.6983 |
先週(7/14~7/18)の動向及び過去4週(6/23~7/18)の主要通貨4本値&チャート、及び次週(7/21~)用各種ピボットデータ・フィボナッチゾーン等
資料PDFダウンロード → Pivot_2014_0718.pdf
こちらも併せてご覧ください。『なじらね流 Pivot_Trade (連載4回)』
~pivotの多様な考え方とその応用~
第1回:PIVOTという概念
第2回:WilderのPivotとその概念図
第3回:Wilder “以外の” Pivot
第4回:BollingerBandとの関係
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7月 27 2014
CFTC IMMポジション(7/22付集計-7/25公開分)
先週のドル円は、チャート的には101.00-101.30円の下値抵抗帯を一旦諦め上値を追ったものの週末に至っても102円に到達せず・・・と言った形ですが、今週のIMM集計は前半の下値抵抗域から離陸し、上昇準備の踊り場にある時のものとなります。
7/22付IMM集計、対円では反転のロング増・2週連続のショート減から、売り越しは53916枚へ・売買計は77874枚と共に減少。 対ユーロは反転のロング減・2週連続のショート増から、売り越しは88823枚へ・売買計は205107枚と2013/10/29以来の20万枚台へと共に増化。IMM全体では、売り越しは48116枚へ・売買計も671778枚と共に増加し、Wトップのような形状を描いて再びショート方向への反転模様となりました。
CFTC IMMポジション(7/22付集計-7/25公開分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20140722.pdf
■資料PDF内容
・P1 対円投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P2 対ユーロ投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P3 CFTC IMMポジションに管掌される8通貨の投機筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数
・P4 対円投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P5 対ユーロ投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
※CFTC IMMポジションとは米商品先物取引委員会(CFTC)に全米の各取引所から報告された、International Monetary Market 通貨先物取組を集計したもので、毎週火曜日のNYクローズ時点での集計が金曜日のNYクローズ後(日本時間では土曜日早朝)に公表されます。
データ参照先:CFTC Historical Compressed
※IMMポジションは市場全体の動きではなく、あくまでCFTCに報告された数字だけであり、投機筋/実需筋という分け方も便宜的なものです、また、あくまで過去指標として為替の価格変動を後追いするだけの物であり、将来の価格変動を予測出来る材料ではないと言うことは否めませんが、現状の貿易収支や政治経済情勢を勘案し、過去の動向などに照らし合わせることにより、相場のファンダメンタル=特に市場の方向性や過熱感、いわば潮目として認識したり、相場のダイナミズムを数字から可視化していくことで大局観・相場観を得る事には有効です。
CFTC IMMポジション(7/22付集計-7/25公開分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20140722.pdf
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By najirane • IMMポジション • Tags: CFTC, IMMポジション, 売り越し, 実需筋, 投機筋, 米証券先物取引委員会, 買い越し